ひとつ目は、リキッドタイプのマルチコスメ。グリッターが透明感を感じさせる魅力的なアイテムです。

ふわふわとした小ぶりのチップタイプ。広範囲に使用したい場合は直接肌に、少量使いたい場合は手の甲にとってから指でポイント置きするなど、量の調整も簡単にできます。

今回、私が選んだのは肌馴染みの良いピンクベージュカラー。一見すると密集したグリッターが華やかな印象ですが、肌の上にのせると繊細な光の粒のように上品に輝きます！ベースのカラーがクリアな発色なので、見た目はニュアンスが宿る程度。仕込みカラーとして使いやすいカラーです。

また、リキッド状で水のようにみずみずしく伸びますが、数秒ほどで肌に密着すると表面はさらっと仕上がります。

実際にメイクしてみました。左側は、アイシャドウとして使用し、頬の上にハイライターとして重ねています。そして右側は、リップを塗った上から重ねて使用してみました。

アイシャドウは単色使用していますが、ベースカラーが肌を染めるように密着し、その上で繊細なグリッターが際立つ様子は、まるで数色をレイヤー使いしたような奥行きのある仕上がり。上品なグリッターは、やはり頬の上のハイライトとして使用しても悪目立ちせず、目もとに透明感のある光を集めてくれます。

同様にリップに使用しても密着が早いので重ねやすく、光の効果でさりげなくぷっくりとしたリップに仕上げてくれます。

ふたつ目は、こちらのクリームタイプのマルチコスメ。ナチュラルなツヤ感と発色が目を引くアイテムです。

先端がかなり細めのチューブ式になっています。少しずつ押し出すことができるので、使う際は手もとに一度置いてから、指でのせていきます。

軽いクリーミーな質感で伸びも良く、肌に溶け込むような使用感です。広げるほどに透け感のある発色になり、自然なツヤ感が立体的に見せてくれます。

今回、わたしが選んだのは落ち着いたブラウンベージュカラー。少し赤みのあるカラーなので、じゅわっとした血色感メイクに最適です。こちらも数秒ほどで肌にふわっと密着してくれます。

実際に使用してメイクしてみました。左側はチークとして使用。右側はリップとして使用してみました。ぽんぽんと指で軽く叩くようにのせると、肌に溶け込むような仕上がりに。クリームを上から重ねるほど発色もよりしっかり出ますが、何回重ねてもベタつきにくく、ふんわりとした肌感に落ち着きます。

リップも本来の唇の赤さを生かしつつ、みずみずしさのあるツヤ感がヘルシーな印象に！柔らかなクリームなのでリップにも使いやすく、薄いうるおい膜で保護してくれる感覚。

最後は、固形のスティックタイプのマルチコスメ。洗練されたツヤ感と発色でチーク、ハイライター、アイシャドウとマルチに使えます。

出し戻し可能な繰り出し式タイプになっています。塗布面積に応じて直接肌にのせることも、指で適量とってのせることも可能です。

水分は少なめで、軽いタッチでなめらかに伸びるベルベット質感。重ねるとしっかり色を感じることができ、指で広げると自然なグラデーションに。肌の内側からにじみ出るような透け感のある発色とナチュラルなツヤ感は絶妙です!

今回、わたしが選んだのはローズっぽさを感じるブロンズカラー。ヘルシーで大人っぽいメイクに仕上げたい方におすすめのカラーです。

実際に使用してメイクしてみました。上の画像はチークとして使用。左下はアイシャドウ、右下はリップとして使用してみました。

さらさらとしたドライな質感に絶妙な艶感、そして、自分の持っている色素のように色づく発色で洗練された印象に。アイシャドウ、チーク、リップとこれ1本で仕上げることでトーンが統一され、ヌーディな色っぽさが引き立つメイクが完成します！

「アイシャドウはアイメイクに、チークはチークメイクに」という固定観念に縛られた私にとって、マルチコスメは自分の視野を広げてくれるアイテム。今回ご紹介したさまざまな形状のマルチコスメは、どれもコンパクトで持ち運びしやすく、また密着性が高いのでマスクメイクにも向いているものが多い印象でした！メイク崩れが気になる時期にも活躍すること間違いなし！ポーチにひとつは忍ばせておきたいですね。