【前編】魅力的な美声と笑顔でファンを魅了!2.5次元俳優・神永圭佑さんにインタビュー
01
俳優を目指そうと思われたきっかけを教えてください。
中学生の頃、やりたいことはやり尽くしていて、これといった夢を持っていませんでした。そんな時、母親の友人から「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」を勧められて、中学3年の時に応募しましたが、その時は落ちてしまったんです。でも、もともと目立つことが好きでしたし、僕自身が芸能人になって新しいことをしたいと思うようになって、翌年に自分で応募して、ファイナリストになったのがきっかけです。
02
「2.5次元俳優」はミュージカルが中心ですが、舞台でご自身が一番意識されていることはありますか?
その舞台のポジションによって意識は変わります。ただ僕の性格的には、自分が犠牲になって誰かを立てるよりも、自分が看板になって引っ張っていくほうが性に合っているんです。だから座長をやっている時のほうがラクというか、自分が背負って、背中で引っ張っていくほうがしっくりきます。もちろん先輩が多い作品の時は、めちゃめちゃ甘えますけどね(笑)。
03
演技・ダンス・歌と求められるスキルも多様ですが、何が一番得意ですか?
今は全部好きですが、最初の頃はダンスと歌が苦手というか嫌いでした(笑)。学生時代に友達と行かなかった場所の一つがカラオケ。それぐらい歌が苦手でした。
ミュージカルをやっている立場で「歌が苦手」というのはお客さまに対して失礼なんですが、さまざまな歌の先生にお会いして練習していくうちに、苦手だと感じることはなくなりました。でも上には上がたくさんいますので、まだまだだなと思います。
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歌が苦手と思われていたとのことですが、とても魅力的で素敵な声をお持ちですよね。
ファンクラブのみなさんに僕の好きなところを聞くと、「声が好き」と言ってくださる方が多いです。それはもう親に感謝ですよね。
昔お世話になったボイストレーナーの方にも「声でファンを魅了しなさい」と言われたことがありました。心地良いと感じる声のトーンや話すスピードを研究して、意識していたこともありましたが、今はそれが自然にできるようになってきた感じです。
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声優のお仕事もされていますよね。声優と俳優ではどんな違いを感じられますか?
まだ芸歴2年目ぐらいの時に著名な声優さんたちと共演した舞台があって、その時に観劇に来ていたキャスティングの方から、声優の仕事をオファーしていただきました。『あんさんぶるスターズ!』というアニメで声優をやらせていただいたんですが、声優さんの中でも僕のような声の方はいないと言われました。
声優の仕事は、舞台とは芝居の仕方が全然違います。まだ必死に食らいついてる感じで、楽しいというところまで辿り着いていません。舞台上で普通に心地良く感じるセリフの言い回しでも、アフレコだと棒読みに聞こえてしまうんです。抑揚のつけ方や声の力の入れ方がそもそも違うんですよね。声優の仕事って奥深くて、自分と何が違うんだろうって、共演している声優さんをじっと見ては、勉強しています。
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舞台前や舞台中に気合を入れる時のルーティンや過ごし方を教えてください。
6時間ぐらい寝ると舞台に上がった時のコンディションが良いので、睡眠時間は5~7時間にしてます。朝、劇場に入る前に、コンビニにあるコーヒーマシンのカフェラテを飲むのもルーティンです。
あと本番中は人を避けて、誰とも喋りません。先輩俳優さんからも「本番が始まってからの神永には話しかけられない」と言われるほど、話しかけにくい雰囲気をあえて出してます。
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ストイックなルーティンですね。そのルーティンをされている理由は?
5年ぐらい前に名古屋のイベントに行った時に、妹と同じ年頃の中学生のファンが来てくれました。その時にお客さま全員がリピーターではなく、忙しいなか時間を作って来てくれた方やお小遣いをためて来てくれた方がいるということを、改めて肌で感じました。だからファンのみなさんに「今日は出来が悪かった」と言うような公演にしたくない、という思いから始めました。当日の調子次第で100%とは言い切れない日もあるかもしれませんが、集中せずにミスをすることはしたくないんです。毎回集中しても良い結果が出せなかったら、それは自分の力不足ですが、波がない役者になりたいんです。このルーティンをするようになって、波も少なくなりましたし、悪い時がないと言っていただけることも多くなりました。3時間の舞台は長いかもしれません。でも24時間の中の3時間です。その時間ぐらい集中できないようでは、と自分に厳しく設定しているところもありますね。
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食べ物でルーティンにされていることはありますか?
公演中に生ものは食べません。とあるカンパニーが地方公演でご飯を食べに行ったら、生もので食中毒を起こして、休演になってしまったそうなんです。その話を聞いてから食べなくなりました。本当は生魚や寿司が好きですが、公演中は我慢しています。
あとは油ものを摂るようにしています。といってもポテトチップスなんですけど(笑)。『ドラえもん』のジャイアン役を演じている木村昴さんと共演した時に、ポテトチップスがいいって聞いたんです。声優さんがそういうならと、食べるようになりました(笑)。ポテトチップスとコーラとアイスを1個ずつ食べます。とくにアイスは喉をアイシングするような感覚で、食事の後に食べるようにしています。
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舞台メイクはご自身でされているのでしょうか?神永さんがメイクでこだわられているポイントがあったら教えてください。
「2.5次元ステージ」の時は、ベースメイクは自分でやって、目元や眉毛はメイクさんにお願いしています。そうではない舞台の時は、全部自分でメイクすることもあって、すっぴんで出ることも多いです(笑)。ちょっと汚い役とか、お金がない人の役を演じる時に、キレイにメイクしていたら違和感があると思ってしまうので、あえてすっぴんで出ることもあります。逆にきれいめな役の時はアイラインなんかも引いて、バチバチにメイクします(笑)。
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メイクは誰に教わったのでしょうか?
舞台デビュー作の『テニスの王子様』では、全部自分でメイクをしていました。最初にメイク講座を開いてくれましたが、本当にちょっとしたポイントだけを教えられただけで、「やっていくうちに上手になってください」みたいな感じでした(笑)。SNS用に撮った写真が盛れていたら「これだな!」って感じです。共演者も10、20代の男子なので、美容について話すことは全然なかったですね。むしろ入念にメイクしている人を男子校のノリでイジったりしてました(笑)。今でもメイクは試行錯誤してます。
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普段メイクすることはありますか?
全くしていません。化粧水も塗らないこともあるぐらい、何もしていません(笑)。ファンデーションを塗る必要があった時に洗顔料を使うぐらい。もちろん顔は洗いますが、水で洗うだけです。これまでもニキビができたこともないですし、祖母も「水が一番いいんだ」なんて言う人なので(笑)。でも最近、年下のヘアメイクさんに「神永さんはもう若くないんですから、ちゃんと化粧水は塗ってください」なんて叱られてしまって。それから2日に1回ぐらい、思い出した時に化粧水を使うようになりました(笑)。
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スキンケア以外ではどんなことを心掛けていますか?
職業柄、喉も大事にしなければいけないので、部屋を乾燥させないように気をつけています。加湿器は普通のものを使っていますが、地方公演の時はバスタブにお湯を張ったり、自分のそばにお湯を置いたりするようにしています。
デビューしたばかりの頃に声が出なくなってしまったことがありましたが、それ以降は喉を潰したことがないのが自慢ですね。多分声帯は強いほうだと思うんですけど、声の出し方なのか、喉は潰れません。舞台の発声ではお腹から出せとよく言われていますが、僕はそれを全く意識していません。声を空気だとすると1回喉に当てて、そこからバーンと出すイメージで声を出している感覚なんです。
お酒を飲んで喋ることが一番喉を潰してしまうと言われていて、昨日までは普通に声が出ていたのに、お酒の影響で急に声がガサガサになってしまったという方も見てきました。僕はお酒が弱いということもありますが、そうならないように気をつけています。
●神永圭佑さん愛用アイテム
- ヘアバンド
※DEPACOおよび大丸・松坂屋各店ではお取り扱いがございません。予め、ご了承くださいませ。
ファンの方にいただいたものなんですけど、8本ぐらい持っています。ヘアバンドをして髪が肌につかないようにすることが、僕が肌荒れしない理由の一つじゃないかと、勝手に思っています。
- 〈イプサ〉ザ・タイムR アクア〈医薬部外品〉(200mL) 税込4,400円
ファンの方にいただいたのがきっかけで使い始めました。女性のメイクさんに「コレいいの?」って聞いたら、めっちゃいいものだと言われたのもあって、もう4年ぐらい愛用しています。中身が見えるボトルのデザインもおしゃれだし、ベタつきにくいところが気に入ってます。
- 〈パラドゥ〉パウダリィファンデーションex SPF35・PA+++(6.5g) 税込1,320円
※DEPACOおよび大丸・松坂屋各店ではお取り扱いがございません。予め、ご了承くださいませ。
仲の良いヘアメイクさんに教えてもらったアイテムです。できれば人に知られたくないから、このファンデの話はあまりしないで、と言われたほど、隠れた名品だそうです(笑)。軽いつけ心地なのに、毛穴もカバーして目立ちにくくしてくれます。
- 〈メイベリン〉フィットミー リキッド ファンデーション R SPF22(100g) 税込1,859円
※DEPACOおよび大丸・松坂屋各店ではお取り扱いがございません。予め、ご了承くださいませ。
舞台のメイクはこういうリキッドタイプが多いです。肌なじみが良くて、塗っている感が出づらいんですよね。マスクにも付きにくく、化粧くずれもしにくいです。
- 〈プリマヴィスタ〉スキンプロテクトベース<皮脂くずれ防止>トーンアップSPF20・PA++(25mL) 税込3,080円
※DEPACOおよび大丸・松坂屋各店ではお取り扱いがございません。予め、ご了承くださいませ。
これもヘアメイクさんに教えてもらいました。顔色が悪いと感じる時も肌に透明感(※)が出ますし、ベタベタしづらく軽いつけ心地が気に入っています。
※メイクアップ効果によるもの。
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神永圭佑さんのサイン入りチェキをプレゼント!
後編では、神永圭佑さんのオフの日の過ごし方や女性のタイプについても伺いました。
さらに、サイン入りチェキが当たるプレゼントキャンペーンも実施中!気になる方は、後編記事を最後までチェックしてみてくださいね。
<神永圭佑さんプロフィール>
第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリスト。ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』(フジテレビ)でデビュー。その後、ミュージカル『テニスの王子様2ndシーズン』(幸村精市役)、『Dance with Devils』(鉤貫レム役)など多数の作品で主演を務め、『あんさんぶるスターズ!』では、ゲーム・アニメ・舞台で神崎颯馬役を演じる。2.5次元ステージを中心に舞台や朗読劇など、幅広く活躍中。
編集/㈱メディアム 成田 恵子、執筆/北村 文、撮影/鈴川 洋平
EDITOR
DEPACO編集部
エディター 高梨
旅行誌の出版社で編集職を10年以上経験。出産を機にキャリアを見つめ直し、今後は大好きな美容の情報発信をしたいという想いでDEPACO編集部へ。美容はスキンケアやベースメイクでの“土台作り”が好き。趣味は旅と料理。
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- ※この記事は、当記事の公開時点のものです。
- ※価格は全て税込です。
- ※写真と実物では、色、素材感が多少異なる場合がございます。
- ※取り扱いの商品には数に限りがございます。
- ※入荷が遅延する場合や急遽販売が中止になる場合がございます。
メイクを味方につけて舞台やテレビで活躍されている、今注目の美容男子にインタビュー。それぞれの、仕事や美容への向き合い方、美容ルーティンに迫ります。
今回のゲストはミュージカル『テニスの王子様』の幸村精市役で舞台デビュー後、ミュージカル『Dance with Devils』シリーズで主演を務め、アニメ『あんさんぶるスターズ!』では神崎颯馬役として声優にも挑戦されている、2.5次元俳優の神永圭佑さんです。神永さんの舞台に対するこだわりやプライベートの過ごし方についてお話を伺いました。