使いやすさで選んだナチュラル&オーガニックコスメ【2024年上半期マイベスコス】
日本化粧品検定協会コスメコンシェルジュ
鳴海千穂
2024/06/20
01
【ボディーケア】蓋を片手で開閉できる!〈ロクシタン〉の名品シアハンドクリーム
蓋と本体が一体化しているため、開閉時に蓋を落としてしまうこともありません。
ハンドクリームは手肌の乾燥が気になると、1日に何度も使いたくなるアイテムです。だからこそ、蓋の開けやすさ・閉めやすさはとても嬉しい心配り。
また、よりリサイクルしやすいサステナブルなパッケージに変更されたことも、今回のリニューアルポイントです。蓋と本体が同じ素材になり、色は白で統一されています。一目見て「シア ハンドクリーム」とわかる従来品の青い蓋・シルバーの本体が名残惜しいですが、新しいデザインも洗練されていて素敵です。
これまで大切な人へのギフトとして選ぶことが多かった〈ロクシタン〉のハンドクリームですが、今回のリニューアルで自分用にも積極的に選びたくなりました。
※シア脂(保湿成分)
02
【スキンケア】保湿・角質ケアを1本で!多機能な〈メルヴィータ〉の導入美容液
美容液全体としては、水分・油分を素早く肌になじみやすい比率に設計。容器の外から見える黄色の層が油分、透明な層が水分です。
限定の100mLサイズに加え、2024年2月、まだ使ったことがない方も試しやすい50mLが発売されました。
拭き取りケアは週1~2回を目安に行うのがおすすめ。コットンにたっぷり5~10プッシュ分を含ませ、洗顔後の肌を優しく拭き取ります。
塗布のみと拭き取り、両方の使い方ができる多機能さに加え、スプレー式容器によってスムーズにオイルウォーターを手・コットンに取れることも、使い勝手のよさを感じられるポイントです。
水分のみずみずしさと、油分のべたつきにくい適度なしっとり感が絶妙で、夏場も心地よく肌に塗布できます。フローラルやグリーン系の自然で爽やかな香りも、暑い時期のスキンケアにぴったりです。
私は導入オイルとして〈メルヴィータ〉の「ビオオイル アルガンオイル」を使用していますが、スキンケアをさっぱりとさせたい夏場は「ネクターデルミエール アクティベーターオイルウォーター」にシフトしようと思っています。
※1 グレープフルーツ果実エキス(整肌成分)
※2 グルコノラクトン(整肌成分)
03
【メイクアップ】トレンドメイクが手軽にできるアイシャドウ&マルチバーム
2024年上半期に発売された新作メイクアップコスメから、トレンドと手軽さの両方を押さえたアイテムを2つご紹介します。
淡色で立体感のある優しい目元に!〈エムアイエムシー〉の2色アイシャドウパレット
〈エムアイエムシー〉の「ビオモイスチュアシャドー」はオリーブスクワラン(※1)を用いることで、まぶたに密着しやすいしっとりソフトな粉質に仕上げています。
新色「35 ヴィジョナリー」は、白い光のニュアンスをプラスしたピンクとオレンジの組み合わせ。ここ最近のトレンドとなっている淡い色だけのアイシャドウパレットで、今っぽいアイメイクができます。
イエローベースの方がよく似合いそうな2色ですが、ピンクはやや青みを帯びており、オレンジは黄みに寄り過ぎない色味のため、ブルーベースの私も使いやすいです。
色の主張が控えめなのに目元に立体感を出せて、優しい雰囲気に見せられる仕上がりに。
「ビオモイスチュアシャドー」の新色は重ね塗りをしても濃くなりすぎないため、抜け感メイクをしたい方には特におすすめです。
※1 スクワラン(保湿成分)
※2 メイクアップ効果によるもの。
目元、頬、唇、眉に使える!ワントーンメイクがしやすい〈THREE〉のマルチバーム
定番色8色のうち私が愛用しているのは、少しピンクがかった温かみのあるベージュ「04 UNLIMITED TIME」。なじみやすいパーツが多く、2024年も続きそうなトレンド“ワントーンメイク”も簡単に仕上げやすいカラーです。光に当たるとゴールドパールがキラッと輝きます。
「グラムトーンカラーカスタード」という名の通り、指に取ったときはカスタードのようにクリーミーでバームらしいテクスチャー。ところが肌に伸ばすとパウダリーに変化し、ぴたっと密着。塗布したあとよれにくいところも、使うパーツを選びにくいポイントとなっているように思います。
ウォータープルーフのため、汗をかく夏場も使いやすいですよ。
各パーツに同じアイテムを使うことがこれまでになかったため、私にとってこのワントーンメイクは挑戦でした。同時に、塗布する量や塗り方、使うブラシの種類によっても仕上がりに変化を出せそうだなと、いい発見になりました。
ナチュラル&オーガニックコスメが好きな方はもちろん、普段使いしやすいアイテムが欲しい方は、今回ご紹介した2024年上半期のマイベストコスメを、コスメ選びの参考にしていただけたらうれしいです。
EDITOR
日本化粧品検定協会コスメコンシェルジュ
鳴海千穂
ロングセラーの名品から新作まで、幅広く目を向ける機会となった2024年上半期のマイベストコスメの選定。下半期も日常に寄り添うコスメと出合えるよう、定番品・新作問わずさまざまなアイテムを試していきたいです。
主婦の傍らコスメライターとして美容記事を執筆。自然豊かな地域で生まれ育った影響から、ナチュラル&オーガニックコスメが好き。アロマテラピー検定1級合格。コスメ選びではマイルドな使い心地にこだわる。
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