肌の調子はむしろ良かったんですけど出産後3カ月経った時に前髪がほぼ抜けてしまい、元に戻るのに3カ月ぐらいかかりました。二人目の時はそうなるのが分かっていたのであまり驚きませんでしたが、最初はびっくりしました。
あと育児に追われて自分の顔をちゃんと鏡で見ていなかったので、改めて見たら顔の変な所から産毛が生えていたりしてショックでしたね。でも子どもを育てることに必死になっているんだから、自分のことを見ていなくてもしょうがないと思うようにしていました。
それでもやっぱり美容室に行きたいと思うようになった時には夫に相談して、子どもを見てもらって解決していました。一人で子どもをみるのは不安だと言われるかと思ったんですけど意外とそうでもなくて、改めて自分で抱え込むよりも夫に伝えることが大事なんだと実感じました。
体は全身が痛かったし、乳腺炎にもなりかけました。乳腺炎というものを知らなかったということもあって、妊娠中にちゃんと調べておけばよかったと後悔しました。

体形は元には戻らないですね。女優さんたちがキレイに戻されているのを見ると少し考えましたが、無理は辞めておこうと思っていました。でもやっと最近、週1ぐらいでジムに行けるようになりました。
二人目が生まれてから自分の食事に関心を持たなくなったというか、持つ余裕がなくなってしまいました。なので子どもたちの残りものを食べたり、何かしながら簡単に済ませることが多くて…食べた気がしなくて、いつどれぐらい食べたか分からなくなっています。
家ではとにかく動いているので、気遣ってはいませんが勝手に体形を維持できている感じです。でも甘いものはやめられないので、毎食後に甘いものを食べています。あんこが好きで和菓子は家に常備していますし、アイスもたくさんあるんです。
一人で食事をする時は我慢したくないと思っているので、ラーメンを食べることもあります。何かを制限するよりは食べたい気持ちに従うほうが、意外と食べすぎずに済むタイプみたいです。

日焼けをしないように日焼け止めと保湿ですね。
一度気に入ったアイテムを見つけると長く使うことが多いので、あまり新しいものを探さないんです。だからテクスチャーと香りが好みのものを使うようにしています。
子どもたちのことで手一杯だと化粧水すらつけることを忘れてしまうこともあるので、せめてスキンケアをするのが楽しみになるようなアイテムであることが選ぶ基準になっています。

髪って年齢が出るというじゃないですか。髪がキレイな人は後ろ姿も若見えするので、髪に使うものは気にしています。

爽やかな柑橘系にフローラルの華やかさがプラスされた香りでとても気に入っています。しっとりとした洗い上がりで、使いだして1年くらいになります。

これはヘアメイクさんに勧められたスタイリング剤です。室内で過ごす時間が長い時はしっとりツヤ感がほしいのでセラムを使います。長時間の外出の時は毛先の保湿重視のバームをつけるようにしていて、その日の予定によって使い分けています。

ネイルは自分のテンションが上がるアイテムのひとつです。番組によってはネイルをしていないほうがよい時もあるので、その場合でもすぐに落とせるマニキュアを使っています。
いろいろなマニキュアを使っていますが〈アディクション〉は塗りやすくて割と早く乾くので、使う機会は多いです。離乳食の時期には控えていたんですけど二人目も2歳になったので、気持ち的にもつけやすくなりました。肌になじみやすい色味や透明感があるものが多いですね。
子どもと一緒に遊ぶ時は汚れが目立たない黒い服を着るので、ネイルではいろんな色味を楽しんでます。

アイメイクが大事だと思っているので、時間がなくても目元のメイクだけはしています。
パッケージが気に入って買うことも多いです。〈グッチ〉のパレットはまさに可愛くてパケ買いしました。
マスカラは発売当時から20年近く使い続けています。しっかりついて、カールのキープ力と落ちづらいところが好きで、このマスカラ一筋です。

一番リラックスできるのはお風呂の時間です。自分のご褒美タイムとして子どもたちを寝かしつけてから一人でゆっくり入る時間を取るようにしています。
とは言っても子どもが泣いている声が聞こえる気がすることもあるので長くて15分ぐらいですが、音楽を流したり、入浴剤を入れて過ごすバスタイムは私にとって大事な時間です。

子育ては初めてのことなので、できなくて当たり前でいいんじゃないかと思うんです。一人の人間を育てるって本当に大変なことなので自分を責めずに、貴重な経験をしているとプラスに考えてほしいです。
私の場合は世間話感覚で子育ての悩みは友達だけでなく、年齢も関係なくいろいろな方に相談してアドバイスをいただいて、知恵をたくさん集めている感じです。きっと同じような悩みの方もいらっしゃると思うので、このインタビュー記事も自分とは環境が違うと思わずにヒントにしてくれたらうれしいです。
子育てには結局正解がないというじゃないですか。だから私も正解を求めようと思わずに、引き出しはたくさんあるほうがいいと思うようにしています。いいなと思うことはアンテナが反応して、自然に覚えているものですからね。情報はたくさんもらっても縛られず、家庭のルールを家族で話し合って決めてみてください。

今は子育ての優先順位が高いので、出産前の趣味だった登山はストップしています。夫とも登山やゴルフをしたいねと話しているので、少しずつ趣味の時間を持てるようになりたいですね。
子どもたちにも私たち夫婦が生き生きして楽しくしている姿を見せたいし、それぞれに好きなことをしながら一緒に楽しむ仲間のような家族でありたいと思っています。

前編ではフリーアナウンサーになろうと思ったきっかけや、仕事と子育ての両立で心がけていることを伺いました。

＜川田裕美さんプロフィール＞
2006年読売テレビ入社。アナウンサーとして活躍し、『情報ライブ ミヤネ屋』に出演し注目を集める。2015年にフリーに転身。自身のYouTubeチャンネルでは、妊娠・出産・子育てについて発信し、子育て世代から共感を呼んだ。『あんことわたし 日日大あん吉日』『東京あんこ巡り』『ゆるめる準備 場にいい流れをつくる45のヒント』などの著書をはじめ、バラエティー番組、ラジオパーソナリティーと活動の幅を広げている。

編集／㈱メディアム 成田 恵子、執筆／北村 文、撮影／三浦 藤一、スタイリスト／イケガミ ジュンコ、ヘアメイク／井生 香菜子

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