

【前編】澤穂希(元なでしこジャパン キャプテン)ママ美容インタビュー<Switching Story ~“母”の顔と“私”の顔~>

目次
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01ライフイベントとキャリアの決断に関連はありましたか?
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02変化したライフスタイルに慣れるまでに、何かとまどったことがあったら教えてください。
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03妊娠されてから仕事に対する意識や取り組み方に変化はありましたか?
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04子育てと仕事を両立されてきた中で、悩まれたり、難しいと感じられたりしたことはどんなことですか?
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05お子さんとコミュニケーションが取れるようになってからの子育てはいかがですか?
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06子育ての悩みはどのように解決されてきましたか?
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07お子さんの子育てに対して心がけていることがあったら教えてください。
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08仕事と家庭の自分を「スイッチ」するための習慣や方法はありますか?
01
ご結婚後に現役引退を発表されましたが、ライフイベントとキャリアの決断に関連はありましたか?
現役を引退しようと思ったのは結婚とは全く関係なく、本当に心も体もトップレベルで戦える状態を保つことが難しいと感じるようになったからです。夫は「現役を続けたければ続ければいい」と、私に判断を委ねてくれていたのですが。
夫と知り合ってからは長く、お付き合いしていた時期は短かったのですが、結婚の話はとんとん拍子に決まりました。
私の好きな数字が8。そして2015年の8月8日がたまたま大安だったのでその日に結婚したんです。当時私は神戸のチームに在籍していたので、12月の引退後に仙台へ引っ越して結婚生活をスタートしました。
02
変化したライフスタイルに慣れるまでに、何かとまどったことがあったら教えてください。
新しい環境には知り合いもいませんし、最初は不安もありました。でも現役の頃は東京や神戸に住んだり、アメリカなどの海外に行っていたこともあったので、環境に慣れる適応力は結構あると思っていました。
やはりすぐに知り合いもできて、あっという間に仙台の生活に慣れたので、大変だと感じることはほとんどありませんでした。ただ寒さに弱いほうなので、仙台の寒さはどうかなと思っていましたが、年々寒さにも慣れてきた感じです。
体を動かすことで言うと、現役中はフィジカルトレーニングで指定された時間内に走って、それができなかったら連帯責任でもう一周走るみたいな、結構しんどいトレーニングも多かったので、もう走らなくていい状況は気持ち的にとてもラクになりましたね。今はタイムを気にせず、好きな時間に走りたい距離を、音楽を聴きながら走っています。
03
妊娠されてから仕事に対する意識や取り組み方に変化はありましたか?
いつも通りに過ごしていましたがやはり自分だけの体ではなくなるので、無理のないように自分のペースを守るように心がけていました。あとは妊娠中に食べないほうがいいものを調べて、摂らないようには意識していました。
仕事のジャンルとしては運動するような内容は体に負担もかかりますし、何があるか分からないので、控えるようにしたぐらいです。
04
子育てと仕事を両立されてきた中で、悩まれたり、難しいと感じられたりしたことはどんなことですか?
初めての出産でしたし、ちょっと早めに産まれたので体が小さめで、最初はおっぱいを吸わせるのも苦戦して、自分の吸わせ方が悪いのかなと思うこともありました。でも搾乳したお乳を哺乳瓶で飲むようになって飲む力もついてきて、体重が増えていく中で授乳も自然にできるようになっていきました。
夫は沐浴やおむつ替えを手伝ってくれましたが仕事が忙しかったので、できるだけ寝てほしいという想いのほうが強くて、なるべく負担をかけたくないと思い、ちょっと手伝ってもらうぐらいにしていました。
基本的にワンオペ状態ではあったんですが、母に相談したり、助産師さんにサポートしてもらって、そんなにストレスを感じることはありませんでした。
出産した病院のサポート体制がとても良くて、産後ケアをしっかりしてもらったんです。ママの時間も大切にしながらケアしてくれたので、夫とランチに行っている間は子どもを預かってくれたりして、本当に気分転換になって助かりましたね。
会社勤めの方のように預け先を考えたりするようなこともなかったので、6~7カ月ぐらいまでは子育てに専念して、ある程度大きくなってからは子どもを連れて仕事場に行っていました。
現場ではシッターさんや母に見てもらって、途中で授乳する時間を作っていただけたので、常に子どもと一緒にいることができました。
赤ちゃんは言葉で伝えられない分、泣いて訴えるしかないので、こちらの思い通りにはいきません。とくにイヤイヤ期などの自我が芽生える時期は、自分の中にこれほど「怒」の感情があったのかと驚くほど、イライラすることがありました。ただ、基本的にはあまり手のかからない子だったので、育てやすかったと感じています。
05
お子さんとコミュニケーションが取れるようになってからの子育てはいかがですか?
小学生ぐらいからは口が達者で生意気だなと感じることもあって、子どもとは普通に喧嘩することもあります。でもすごく優しくて気も遣える子なので、今では我が家の頼もしい戦力になっていて、めちゃくちゃ助けられています。
06
子育ての悩みはどのように解決されてきましたか?
私は悩み事があると一人で抱え込まず、すぐ人に相談するようにしています。真面目な人ほど「完璧にこなさなければ」と思いがちですし、私自身も最初はわからないことばかりで、育児書通りにしようと必死な時期もありました。
でも人は完璧ではないので自分が全部やる必要はないと思っています。自分の足りないところや、わからないところをサポートし合うのがチーム。それは家族も一緒で、私が仕事をしている時に夫や母が子どもを見てくれたり、本当に周囲の人の助けを借りています。
また、夫が仕事に専念できるのは私が家をちゃんと守っているからで、お互いに持ちつ持たれつの関係ですよね。
弱いところを見せるのは決して恥ずかしいことではないと思っているので、困ったことは誰かに助けを求めることが私の一番の解決策です。自分の考えがすべて正しいとは思わないので、いろいろな人の意見を聞いて、ちゃんと取り入れるようにしています。
07
お子さんの子育てに対して心がけていることがあったら教えてください。
子どもには挨拶がしっかりできる子になってほしいです。同時に、自分の意見をきちんと伝えられるようになってくれたらと考えています。
周囲に流されず、違うと思うことは「違う」と言える強さを持ってほしいですが、ただ主張するだけでなく、人の意見に耳を傾ける大切さも伝えています。
最近は親子というより友達のような感覚で、私のちょっとしたミスを指摘されて言い合いになることもあります。ゲームをする時も私は相手が子どもだからといって手を抜きません。子どもは負けてふてくされることもありますが、世の中、一番になれることばかりではないので、家庭での勝負を通じて、負ける経験をさせている感じです。
最近は走っても順位をつけない学校もあると聞いています。でも私はこれまで勝負の世界で生きてきたので、勝ち負けや順位はあっていいと思っているんです。
勝ち負けがつくからこそ負けた要因だったり、次頑張ろうとか努力することの大切さなどをたくさん学べることがあるので、子どもと勝負をするような時は本気でやってます。
08
仕事と家庭の自分を「スイッチ」するための習慣や方法はありますか?
仕事に出かける時、荷物を持って玄関を一歩出た瞬間に「仕事モード」へとスイッチが入ります。逆に、帰宅して玄関を入れば「家庭モード」に戻る。
家で仕事をすることもありますが、子どもが学校へ行っている間に済ませてしまうので、そんなに意識して切り替えることはしていません。
とはいえ、家の中でずっと妻やママとしての役割を求められると、ちょっと一人になりたい時もあります。そんな時は自分の部屋へ移動するのですが、結局そこに家族が集まってきてしまい、一人になれないなんてことも。
でも、それは家族に必要とされている証拠ですし、それもまた大切な家族の時間なのだと思うようにしています。だからこそ家を出たら「仕事モード」に切り替えますし、仕事でしばらく離れた後に帰宅した時は、会えて嬉しいなと心から思えます。
後編ではスキンケアや体調管理、最近興味を持たれていることについて伺いました。
後編記事はこちら >><澤穂希さんプロフィール>
15歳で日本代表デビューを果たし、長年トッププレーヤーとして日本女子サッカー界を牽引。2011年FIFA女子ワールドカップでは主将としてなでしこジャパンを初優勝に導き、自身も大会MVPと得点王を獲得。同年、FIFAバロンドール授賞式にてアジア人史上初となる「女子年間最優秀選手賞」を受賞し、国民栄誉賞を授与される。オリンピック4大会、ワールドカップ6大会連続出場という金字塔を打ち立て、代表通算205試合83得点は歴代1位の記録となる。2015年8月に結婚、同12月に現役を引退。現在は一児の母として子育てしながら、スポーツの普及活動やメディア出演など多方面で活動中。2023年には「スポーツ栄養プランナー」、「子育て心理アドバイザー」、「食生活アドバイザー®3級」を取得している。
編集/㈱メディアム 成田 恵子、執筆/北村 文、撮影/三浦 藤一、スタイリスト/坂下 シホ
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EDITOR

DEPACO編集部
エディター 高梨
旅行誌の出版社で編集職を10年以上経験。出産を機にキャリアを見つめ直し、今後は大好きな美容の情報発信をしたいという想いでDEPACO編集部へ。美容はスキンケアやベースメイクでの“土台作り”が好き。趣味は旅と料理。
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出産すると体調や体形もこれまでの自分とは全く違うものに。今までとは異なる美容の悩みを抱える女性も多いはず。また、女性としての生き方と母としての人生の両立を難しいと感じる人や、今後のキャリアについて悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
後編記事はこちら >>そんな人たちの美や人生のヒントになるように、仕事と家庭、2つの顔を持ち、母になったことでさらに美しく輝いている女性にフォーカスし、連載します。
第14回は元なでしこジャパンのキャプテンとして活躍された、澤穂希さんです。