平和の概念とニューヨークは矛盾しているように思えるかもしれませんが、この街に詳しい人なら、静かなひとときを味わえる機会に満ちていることを知っているはず。ニューヨーク公共図書館の有名なローズ・リーディング・ルームから、クロイスターズ美術館の由緒ある石壁、ブルックリン植物園、ダウンタウンに張り巡らされた無数の閑静な通りまで、このコンクリートジャングルには、忙しい日々の中でも安らぎを感じられる場所がたくさんあります。

そんなイメージから生まれたのが、2006年に発売したオリジナルの「セント・オブ・ピース」。これはブランド草創期に誕生したフレグランスの一つで、今でも世界中でベストセラー。時代の流れと共に、平和のコンセプトは環境保全の代名詞にもなってきました。「セント・オブ・ピース・ナチュラル」は時代の流れを反映した香り。2022年、創業者ローリス・ラメは、「消費者はナチュラルなフレグランスを求めているだけでなく、必要としている」とコメントしています。調香を指揮したミシェル・アルメラックはこう表現しています。「トップノートは弾けるような爽やかでフルーティなレモン、プチグレン、ブラックカラントから始まります。ミドルノートではローズとラズベリーでモダンなカリスマ性を演出。さらにシダーウッドやアンブロキサンのウッディノートが広がり、ムスクが個性を際立てます。」