今年の春はどんなメイクが気分？ピンクやイエローの心踊るカラーに、ラメやパール、ふんわりマットに、みずみずしいつや感など、春の新作コスメは質感のバリエーションがとにかく豊富です。そんな新作コスメを使って、人気ヘア＆メイクアップアーティストの北原果さんが4つのルックを提案。個性が際立つ、新鮮な色使いや質感のまとい方は必見です。メイクアップから春モードにスイッチしませんか。
アップデートしたつややかリップで魅了
質感で自在に操る印象
大人に似合う“洗練ピンク”のまとい方
色の掛け合わせで引き立つ私らしさ
2023年春はつや感リップが大豊作。1ルック目は、なじみが良くおしゃれさが引き立つ注目カラー・イエローをセレクト。イエローで甘さを調整した、ふっくらかつハンサムなリップを主役に。「つやリップは可愛くなりすぎてしまう」という人こそ取り入れてみて。
プルオーバー 税込37,400円、下に着たプルオーバー 税込23,100円／ともにズッカ(お問い合わせ：エイ・ネット 03-5624-2626)
スカーフ 税込19,800円／マリヤ、スカート 税込31,900円 ※4月入荷予定／プレインピープル(お問い合わせ：ともにプレインピープル大丸東京 03-5221-7448)
その他スタイリスト私物
“イエローみ”をしっかりと楽しむために、1.を塗ってから、2.をたっぷりと重ねて、ぽってりとしたつやリップに仕上げる。目元は3.左下のスモーキーブラウンを二重幅に薄くのせ、やや広めに右上のメープルブラウンを重ねる。目頭には左上のラメ入りのホワイトをのせて華やかさをプラス。下まぶたは右下のグリーングレーで、まつ毛のすきまを埋めて目元を際立たせる。さらに、右上のメープルブラウンを涙袋にふんわりと入れる。最後にビューラーを使わずに、4.をまつ毛の密度を上げるイメージで上下にたっぷりと塗布して完成。ネイルは5.を一度塗りで、透け感を楽しむ。
ベースカラーとして仕込むことで、上に重ねるリップのなじみをアップ。カラーはヘルシーな雰囲気を演出するマスタード。
クリアな発色と柔らかなつや感を両立させたリキッドリップカラー。
芽吹きの季節のぬくもりと柔らかさを感じさせるアイシャドウパレット。
根元から毛先までインパクトのあるセパレート＆ボリューミーなまつ毛に。
パステル×ダスティーなニュアンスカラーが個性的なモード感を演出。
光を味方に多彩なニュアンスで遊ぶのも、今年らしさ溢れる春メイクの楽しみ方。ラメや偏光カラーを大胆に取り入れたフレッシュな印象のつや感をメインにしながら、リップとチークで血色感をプラスして女性らしさも両立。口元はセミマット質感のリップでメリハリを。異なる質感と光のミックスで、新しい表情に。
ジャケット 税込50,600円／セオリーリュクス(お問い合わせ先：リンク・セオリー・ジャパン 03-6865-0206)
オールインワン 税込36,300円／ズッカ(お問い合わせ先：エイ・ネット 03-5624-2626)
その他スタイリスト私物
1.を指に取り、顔の中央から頬骨の上あたりまでぽんぽんと肌にのせる。あえて横長に広めに入れることでバランスが取りやすく、主役級のチークに。目元は、2.の右上のチャコールグレーを二重幅に。右下のチャコールブラウンを、目尻にポイントを置くイメージで目の際に重ねる。次に、左下のホワイトシルバーを鼻の横から黒目の上あたりまで、アイホールの外側にのせる。1.を指にとり、黒目の上あたりに重ね、3.を下まぶたの目頭にオン。リップは4.を指にとり、トントンとカジュアルに塗る。ネイルは5.を2度塗りして、しっかりと発色させる。
まぶたや頬、唇にマルチに使えて、光の当たり方によって表情を変えるパールが特徴。
ソフトでフェミニンな印象に仕上げるアイシャドウパレット。
さりげない存在感を放つ、クリアにつやめくクリームアイシャドウ。
パウダリーな質感で、可愛らしさとモダンさを兼ね備えたタイムレスなピンクベージュ。
繊細なパールが角度で表情が変わる、シアーホワイトのネイルポリッシュ。
春の王道カラー「ピンク」は、キュートなだけじゃありません。今季のピンクは、アイにもチークにもリップにも大胆に取り入れて、大人の女性に似合うワントーンメイクに。ピンクのアイシャドウを眉となじませたり、チークをシェーディングのようにシャープに入れたり、一つひとつの小ワザが鍵。
ストライプジャケット 税込52,800円／プレインピープル(お問い合わせ：プレインピープル大丸東京 03-5221-7448)
ベスト 税込50,600円、パンツ 税込26,400円／ともにセオリーリュクス(お問い合わせ先：リンク・セオリー・ジャパン 03-6865-0206)
その他スタイリスト私物
目元は1.の左下のピンクブラウンを二重幅よりも上〜眉下まで広めにのせ、左上のパールピンクを重ねる。右下のピンクを眉下にふんわりと入れる。下まぶた全体に左上のパールピンクをのせる。さらに眉も2.でピンクに色付けて、目元との一体感を演出。チークは3.をアイシャドウと繋げるイメージで、こめかみの辺りから頬に向かって縦にシャープに入れる。クールかつ、顔の余白が埋まって小顔な印象に。唇は4.を直接塗って、しっかりと発色させる。ネイルは5.を2度塗りして、光沢感のあるピンクに。
柔らかく鮮やかなピンクを中心に、異なるニュアンスのピンクトーンで奥行きを宿した目元に。
ミルキー×スモーキーなピンクで洗練された表情に仕立てるアイブロウマスカラ。
繊細なパールで自然なつや感と内側から湧き上がるような血色感を宿すチーク。
素の唇の色を生かしたシースルー発色。可愛らしさと華やかさを兼ね備えたピオニーピンク。
なめらかな光沢感のまろやかピンクのネイルポリッシュ。
春夏カラーの定番になりつつあるイエローは、アイやチークといったメイクの中心に据えるとぐっと今っぽい仕上がりに。秋冬のイメージのあるダークトーンのリップも、この春注目のアイテム。リップと連動させるように深みのあるレッドのアイラインを差し込めば、個性が引き立つレディーなカラーメイクに。
プルオーバー 税込39,600円／プレインピープル(お問い合わせ：プレインピープル大丸東京 03-5221-7448)
その他スタイリスト私物
1.のコントロールカラーをチークとして、頬骨の高い位置から目尻方向に向かって広げ入れる。目元は2.の右上のイエローをアイホール広めにオン。さらに、左下のゴールドを目尻にプラス。下まぶたは右上のイエローを全体にのせる。最後に3.で上下を囲うようにアイラインを引いて。4.のリップを直塗りで、輪郭を取ってから内側を埋める。仕上げに指で輪郭をふんわりとぼかす。ネイルは5.を1度塗りで柔らかく発色させる。
肌印象を自在にカスタマイズ。スキンケア成分で肌をケアしながらトーンを整える。
水面の輝きのようなブルーと春の光から生まれたようなイエローに、奥行きのあるニュアンスを与えるブラウンとグレーがセット。
ラインもグラデーションも自在。絶妙な赤みのペンシルタイプアイライナー。
クリーミーな感触のマットリップ。意志の強さを引き出す表現力のあるレッドブラウン。
太陽の色と温かみを潜ませた、モード感溢れるネイルカラー。
ヘア＆メイクアップアーティスト
北原果 (KONOMI KITAHARA)
KiKi inc.所属。NAYA氏、イガリシノブ氏に師事し、独立。絶妙な色使いとキャッチーなメイクが得意。その人の魅力を引き出すメイクで、女優やモデルから絶大な支持を得る人気ヘア＆メイクアップアーティスト
2023年の春はグロスなどつややかなリップが豊作ですが、これまでと質感が全くと言っていいほど違います。ラメやパール、発色が、なんとも絶妙なんです。やはり新作を取り入れてメイクをすることが今っぽさの秘訣です。また、春といえば「つや」や「パステル」というイメージもありますが、この春はマットもダークなカラーもアリ。色や質感の組み合わせを自由に楽しめば、「自分は自分」「私らしさ」というムードを表現しやすいと思います。ぜひ新作コスメに触れながら、春のメイクを楽しんでください。
PHOTOS：YUYA SHIMAHARA
HAIR＆MAKEUP：KONOMI KITAHARA（KiKi inc.）
STYLING：MASUMI YAKUZAWA（TRON）
MODEL：LISEI、NANAHO EZAKI（ともにTOMORROW TOKYO）
TEXT：NATSUMI YONEYAMA
Produced by WWDJAPAN
