シンプルな色でも、華やかな色でも、どんな色であれマスクは顔の大部分を占めます。なので、どうしてもマスクが主役になりがち。マスクのカラーに合わせてアイメイクも色とりどりにしてしまうと、なんだかしつこいと感じることもあるかもしれません。

パキッとした色は1色だけ使い、あとは肌なじみのいいブラウンやベージュにほんのり色を感じるニュアンスカラーにとどめておくのが素敵。そして大部分を占めるマスクに負けないアイメイク作りを簡単に楽しむには「質感」にこだわるのがいいでしょう。

昨年から大粒のラメアイテムがトレンドになっていますが、モードな色にアクセントでキラキラと輝くラメをプラスすれば、派手さ控えめな華やかアイメイクが楽しめます。〈ゲラン〉「オンブル ジェ」の「011」は、まさにそんな今使いたい、旬のモードカラー×ラメシャドウパレット！

グレイッシュな色がそろっているので、なんだか扱いづらそう…と感じますが、実は普段使いしやすい万能パレット。

左上のシックなブラックはアイラインとして使えば柔らかく目元が引き締まります。右上のブルーとグレー、シルバーが合わさった色は透け感があり目元に透明感をプラス(※)。下段2色は肌なじみの良いカラーなのでお仕事でもプライベートシーンでも活躍してくれます。

※メイクアップ効果によるもの。

私が愛用しているグレージュ×ブラックのマスクを着用するときは、右下の色をメインに使用し、右上の大粒のラメをまぶた中央になじませ、立体感を演出します。ブラックでアイラインを引けば、マスクの色と質感のバランスが取れたモードなメイクが楽しめます！

アイシャドウは質感で華やかさを出し、マスクカラーと喧嘩しないよう派手さを抑えますが、目元はしっかり引き締めたいもの。アイライナーはくっきりと線が残るリキッドアイライナーを使うのが◎。まつげの生え際を狙って、隙間を少しずつ埋めます。

切れ長で大人っぽい目元に仕上げたい方は目尻長めに。若々しさを残したいなら、まぶた中央はやや太く描き、丸みを強調させて。

カラーアイライナーと合わせるのは難しそう…と感じる方は、「ニュアンスカラー」のアイライナーを使うのがおすすめ。

今一番こなれ感を出せるのは「グレージュ」。〈エトヴォス〉のグレージュアイライナーはほんのり赤みを感じて今っぽさを存分に楽しめます！

なめらかでコシのあるブラシが特徴的で、ややマットな質感で上品な仕上がり。ラインがかすれにくく、簡単に繊細なラインを描くことができます。

グレージュをしっかり感じることができるので、仕事の時でも使いやすいのがポイント。ベーシックなブラウンメイクに、ちょっとトレンドを加えてメイクを楽しむのも良いですよね。このアイライナーはぬるま湯でオフすることができるのも嬉しい！

マスクカラーとアイメイクの統一感を出すためには、ワントーンでまとめるのがおすすめです。肌なじみの良い色だけでまとめると、なんだかつまらない印象になりがちですが、先ほどのアイライナーのようにピンクなどニュアンスで色を散りばめることで今っぽいこなれたワントーンメイクが楽しめます。

マスカラもぜひ、ブラックやブラウンとは一味違うニュアンスカラーマスカラを使い、トゥーマッチにならない統一感のあるメイクを楽しんでみましょう。〈オサジ〉の「ニュアンス ボリューム マスカラ」は普段使いしやすいカラーが揃っています。

「01」は赤みも黄みも含んだ、グレイッシュなブラウン。イエローベース、ブルーベース問わず使いやすいのがポイントです。ゴールドのラメも含まれており、まつげになじませるとツヤとハリを演出。ひと塗りでボリューム感が出て(※)、ダマになりにくく繊細なまつげに仕上がりますよ。

※メイクアップ効果によるもの。


同じ色のマスクでもアイメイクの雰囲気が変わると顔の印象もガラリと変えることができます。マスクのカラーに合わせてアイメイクの質感や色のバランスを日々変える、メイクに新しい楽しみ方が加わったと思って、いろいろ挑戦してみてくださいね！