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【前編】端正な顔立ち、確かな演技力&歌唱力が武器の2.5次元俳優・佐々木喜英さんにインタビュー

DEPACO編集部
エディター 高梨
2023/04/05

メイクを味方につけて2.5次元舞台で活躍されている、今注目の美容男子にインタビュー。それぞれの、仕事や美容への向き合い方、美容ルーティンに迫ります。

今回のゲストはミュージカル『テニスの王子様』の白石蔵ノ介役をはじめ、ミュージカル「黒執事」、超歌劇『幕末Rock』、舞台『刀剣乱舞』などの舞台に出演するほか、アーティストとしてもご活躍されている、2.5次元俳優の佐々木喜英さんです。佐々木さんの役作りへの思いや日常生活でのこだわりについてお話を伺いました。

01
俳優を目指そうと思われたきっかけ、なかでも2.5次元ステージに挑戦しようと思われた理由を教えてください。

中学3年生の頃、友達に誘われて受けた養成所のオーディションに合格したのがきっかけです。それまでは野球部でしたが退部して、1年間養成所に通いました。芝居だけでなくヴォーカルやダンスのレッスンなど幅広く教えていただいているうちに、もう少し芝居の勉強をしたいと思うようになって、クラーク記念国際高等学校に進学したんです。その高校には舞台公演に出演できるコースがあって、そこでさまざまなことを学びました。卒業後は桐朋学園芸術短期大学に入学して、さらに芝居の勉強をしていました。
卒業後、ミュージカル『テニスの王子様』のオーディションに合格してから2.5次元ステージに立つようになりました。高校の頃から何度もオーディションは受けていましたし、昔からアニメの『テニスの王子様』が好きだったので、どうしても出演したい舞台でした

02
長い間、芝居について学ばれてきたんですね。俳優になられた今、その学びはご自身の強みになっていますか?

学生の時は舞台監督や大道具などスタッフワークをしながら演じることもあって、裏方のことを学べたのはすごく良かったと思っていますし、長く芝居を学んできたことは一つの武器になったと思います。でも実際に舞台に立って感じたのは、レッスンよりも実践が大事だなということ。本番だけでなく、稽古の仕方や本番までのプロセスなど、演じる以外にも現場でしか学べないことがたくさんありました

ミュージカル『薄桜鬼』 風間千景役
ミュージカル『薄桜鬼』 風間千景役

03
2.5次元ステージに出演し続ける理由とその原動力を教えてください。

子どもの頃からアニメなどの2次元の世界観が大好きなんです。『テニスの王子様』のミュージカルを卒業した後、2.5次元以外の舞台にも挑戦してみたのですが、様々な舞台に立つことで、改めて2.5次元の舞台の魅力を感じました。芝居、歌、ダンス、殺陣などの要素だけでなく、キャラクターのメイクや衣装やウィッグなどのビジュアル面、武器や小道具などの細かい部分にまで原作へのリスペクトが詰まっていて、僕自身エンタメ要素がたくさんあるものに心を動かされるので、やはり2.5次元ステージは大好きですね。それに、今しかできないことに全力を注ぎたいという気持ちもあります。

04
役を演じるうえで、楽しいことは何ですか?

役作りでいろんなことを考えられるのは楽しいことでもありますが、多くの要素があるということは大変なことでもあり、やることも増えます。
2.5次元舞台は、ヘアメイクさんがメイクをしてくださることが多いんです。特に最初のビジュアル撮影の時はメイクをしていただくのが普通ですが、知り合いのヘアメイクさんには「ヒデくんメイクできるし、自分でやる?」と言われることも多くて(笑)、ほぼ全ての舞台でメイクを自分でしています。メイク道具は最初の撮影の時にヘアメイクさんがそろえてくださっているので、そこから自分が気になったメイクアイテムの使い方を聞いてアレンジしていきます。なのでメイク方法や道具は舞台によって毎回違いますね。キャラクターイメージにどれだけ寄せられるかがとても大切なので、役作り以外でも、メイクやウィッグなどひとつひとつのことを極めていくことを意識しています

役を演じるうえで、楽しいことは何ですか?

05
どんなことを心掛けて演じていますか?

原作の世界観や演じるキャラクターのイメージを絶対に崩したくないと思っています。それは高校時代にミュージカル『テニスの王子様』を観劇しに行って、本当にアニメのキャラクターがそこにいるような世界観に、すごく感動した経験があるからです。それと同じ感動を2.5次元の舞台を観に来てくださっているファンの方に味わってほしいという思いが強いので、原作をより研究することに力を入れて役作りをしています
あともそうですね。アニメの声優さんに寄せる方もいれば、俳優さんに役が寄っていくことでその役が成り立つ方もいます。僕はアニメの声に寄せたいほうで、キャラクターの声をスマホに録音してよく研究するようにしています。でも演出家さんによっては原作に寄せない演出をされる方もいらっしゃるので、そんな時はアニメのキャラクターを一旦忘れて、自分なりの声で演じることもあります。

06
演じるのが特に楽しかった役はありますか?

一番を選ぶのは難しいですが、やはりこの2.5次元の世界に入るきっかけになった『テニスの王子様』で演じた白石蔵ノ介は印象に残っています。すべてが初めてでしたし、いろんなことを勉強できた役だったと感じます。

役を演じるうえで、楽しいことは何ですか?

07
演じるのが難しかった役はありましたか?

ここ7~8年ぐらいは2.5次元ステージが中心ですが、2022年に出演した舞台「文豪ストレイドッグス」は、まだアニメ化していない作品の舞台化だったんです。アニメキャラクター、声優さん、動いている絵がまだなく、原作の小説だけに描かれているキャラクターを演じることになりました。これまで出演してきた2.5次元ステージは、アニメ原作やゲーム原作などのお手本がありましたが、その作品にはヒントとなる部分がとても少なかったので、一からイメージを膨らませていきました。役のイメージを膨らませては、壊して別のイメージも試してみるという作業を何度も繰り返しながら役作りをしました
こういった役作りは久しぶりだったので、改めて「小説作品の舞台化はこんなに難しかったんだ」と感じました(笑)。もちろん面白いと感じることもありましたが、とにかく大変でした。

08
舞台俳優としてどんなことを心掛けていますか?

俳優仲間から「すごく自分を見ているよね」と言われることがあります。周りを見ていないってことではないと思うんですけど(笑)。自分に与えられたシーンが、どうやったらもっといいシーンになるかという責任感があるので、同じシーンに出ている役者のことはすごく見ています。でも自分が出ていないシーンは見ていないというより、口出ししないタイプです。自分の絡みの芝居については相手とたくさん相談はしますけど、任されたシーン以外はそれぞれ俳優さんたちも自分なりにプランがあると思うんです。だから後輩たちに積極的にアドバイスをしに行くことが逆効果になってしまうケースもあるんじゃないかと思ったりもします。もちろん、後輩たちから相談しにきてくれた場合は、とことん話を聞いて、少しでも力になってあげられたらいいなと思いますね。

舞台俳優としてどんなことを心掛けていますか?

09
アーティストとしても活躍されていますが、歌やピアノ演奏を通して表現されるなかで、どんなことにやりがいを感じられていますか?

今フリーランスで活動しているので、音楽スタッフとのやりとり、選曲、歌う曲の許可、構成などを自分で準備しなければならないことが山積みで、とても大変です。でもライブは「役」ではなく、あくまで"自分"。なのでMCなどもセリフではなく自分の言葉を伝えられますし、2.5次元ステージでは味わえないファンのみなさんとの距離の近さを感じられます。準備は大変ですが、楽しみながらやっています。
最近作詞にも力を入れているんです。2022年の自分の誕生日に「Happy Birthday」という曲を作って、ファンの方に向けての想いを歌詞にしたんですが、曲を聴いたたくさんのファンの方が感動の涙を流してくださったのをステージ上から見て、僕も泣きそうになりました。ほかにも、ケガをして2年ほど休養していた時期に、つらかった心の叫びを歌詞に込めた「灯」という曲があるのですが、その曲も歌っているだけで泣けてくる曲だなと思います。こうやって自分の"想い"を歌で伝えることは、より魂のこもった歌になりますし、すごく楽しいです

10
舞台でケガをされて休養されていた期間、どんなことを考えられていましたか?

2回手術をして、リハビリも長くかかり、療養期間で2年かかりました。全身麻酔をして術後に目が覚めた日の夜は眠れないぐらいの激痛でしたが、徐々に良くなっていくだろうと思っていました。ところが想像以上に治るのに時間がかかって、リハビリしながらも"舞台に立てるようになるんだろうか"と不安に感じることもあって、引退の2文字が頭に浮かんだこともありましたね。

舞台でケガをされて休養されていた期間、どんなことを考えられていましたか?

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それでもまた俳優を続けようと思われたのはなぜですか?

その頃、事務所を辞めてフリーになったので、SNSを始めたんです。そうしたらダイレクトにファンのみなさんから反応やメッセージをいただけるようになりました。「復帰待ってますね」などの言葉をたくさんいただいて、こんなに自分のことを待っていてくれる人がいるんだということが励みになりました

12
長い休養期間はどのように過ごされていましたか?

最初は歩けなかったので、せっかくの機会と考えて、今後の活動に生かせることを学び直し、蓄える準備期間にしようと考えるようにしましたね。それで、久々に楽器を演奏したいなと思ってピアノを弾き始めました。小学生の頃に習っていましたが当時はぜんぜん真剣にやっていなかったので、改めてコードの勉強もして、なんとか弾き語りができるようになりました。自宅で演奏して歌えるような環境を整えて、YouTubeで簡単な動画を投稿していましたね。そんなに動き回れなかったので、歌の練習だったり、アニメを観て声優さんの声を研究したりして過ごしていました

13
無事に復帰されて良かったですね。現在はもうケガの心配はありませんか?

今年36歳になるんですけど、年齢のせいもあると思いますが、2.5次元舞台デビュー当初のようなたくさん動き回る役というよりも、真ん中でどっしりと構えているような役が最近は多くて(笑)。強いキャラクターって殺陣もその場からあまり動かないんですよね。もちろん必要な動きはしますが、以前ほど動き回る機会がなくなったので、なんの問題もなくパフォーマンスができています(笑)

●佐々木さん愛用アイテム

  1. 写真左:〈エレクトロン〉デンキバリブラシ(R) 税込168,300円

    舞台『刀剣乱舞』のヘアメイクさんが使っていたのですが、使用感が気に入って即購入しました。乾燥しているとピリピリを感じるので、化粧水をつけた後に使っています。5~10分ぐらい使うんですが、朝眠い時とかにやるとスッキリする感じがします。



  2. 写真右:〈HYPERICE〉ハイパーボルト 税込61,050円

    ※DEPACOおよび大丸・松坂屋各店ではお取り扱いがございません。あらかじめ、ご了承くださいませ。

    『テニスの王子様』からお世話になっている舞台トレーナーさんに勧められて使い始めました。2.5次元の衣装って厚手なものが多いんですけど、衣装の上から当てても振動が伝わるぐらいパワーが強いです。手放せないアイテムの一つで、俳優仲間も持っている人が多いと思います。

    ●佐々木さん愛用アイテム


  3. 〈SOPHIA〉ME リクィッドファンデーション(ハイビジョン対応)(30mL) 税込6,600円

    ※DEPACOおよび大丸・松坂屋各店ではお取り扱いがございません。あらかじめ、ご了承くださいませ。

    現場ごとにメイクさんが違うので、メイクアイテムもそれぞれ違うアイテムを使うんですが、これだけは同じものを使っています。かなり昔に出演していた東宝ミュージカルの現場で教えてもらったんですけど、2.5次元の現場でも毎回使っていたら、メイクさんたちから「どこのファンデーション?」と聞かれるようになって。今ではたくさんの2.5次元舞台で使われているようです(笑)。カバー力があるのにつけ心地が軽くて、伸びもいいので指で塗って使用しています。



  4. 〈クリーン〉アルティメイト オードパルファム(30mL) 税込6,050円

    ※DEPACOではお取り扱いがございません。大丸・松坂屋の店舗でお買い求めください。

    演じるキャラクターのイメージに近い香水がある時、公演期間中はその香水を使いますが、プライベートではこの香水をよく愛用しています。2018年に『陰陽師』の舞台で共演した矢田悠祐くんからすごくいい香りがして(笑)、これを教えてもらいました。清潔感もありながら、ちょっと大人っぽくて、気に入っています。

    ●佐々木さん愛用アイテム

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抽選で佐々木さんのサイン入りチェキをプレゼント!

抽選で佐々木さんのサイン入りチェキをプレゼント!

後編では、佐々木さんの日常生活で気をつけていることや女性のタイプについても伺いました。
さらに、抽選でサイン入りチェキが当たるプレゼントキャンペーンも実施中!気になる方は、後編記事を最後までチェックしてみてくださいね。

<佐々木喜英さんプロフィール>
桐朋学園芸術短期大学演劇専攻を卒業後、ミュージカル『テニスの王子様』(白石蔵ノ介役)を機に2.5次元ステージの俳優に。「黒執事」(ドルイット子爵役)シリーズ、超歌劇『幕末Rock』(沖田総司役)、『刀剣乱舞』(宗三左文字役)など、多くの人気作品に出演。2010年からはアーティストとして活躍の場を広げ、YouTubeチャンネルではピアノの弾き語りなどを披露している。

■最新公演
ミュージカル『薄桜鬼 真改』山南敬助 篇 2023年春 東京・大阪にて上演!
東京 4/8(土)~16(日)シアター1010/大阪 4/22(土)~23(日)サンケイホールブリーゼ
■出演
山南敬助 役:輝馬/雪村千鶴 役:青木志穏/風間千景 役:佐々木喜英/ほか

ローソンチケットにて好評発売中

※DEPACOでのチケット販売はしておりません。また、ミュージカル公演に関するお問い合わせにはお答えできません。

©アイディアファクトリー・デザインファクトリー/ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会
©アイディアファクトリー・デザインファクトリー/ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会

編集/㈱メディアム 成田 恵子、執筆/北村 文、撮影/Suat Koylu、スタイリング/MASAYA

EDITOR

DEPACO編集部

エディター 高梨

ケガの経験を乗り越え、ステージや音楽を通してファンに想いを届ける佐々木さん。休養中も舞台に繋がる自己研鑽を続けたという努力家な一面に、現在の活躍ぶりの秘訣を感じました。後半で語っていたただいた美容へのこだわりについても必見です!
肌悩み
  • シミ・たるみ
好きなメイク
  • 素肌風ベースにリップしっかりめ
コスメの悩み
  • メイクの引き算が難しい

旅行誌の出版社で編集職を10年以上経験。出産を機にキャリアを見つめ直し、今後は大好きな美容の情報発信をしたいという想いでDEPACO編集部へ。美容はスキンケアやベースメイクでの“土台作り”が好き。趣味は旅と料理。

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