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心地よい大人美容 VOL.01 ベースメイク編 ~スペシャリスト3名によるビューティーエッセイ~

心地よい大人美容 VOL.01 ベースメイク編 ~スペシャリスト3名によるビューティーエッセイ~

DEPACO編集部
編集長 望月
2023/06/15
年齢を重ねるにつれ、これまで通りのスキンケアやメイクに、違和感や物足りなさを感じたことはありませんか。DEPACO編集長の望月も今まさに”迷子状態”!そんな悩める同世代女子に参考にしていただくべく、ビューティー業界で活躍する3名のスペシャリストに「40代になって始めたこと・やめたこと」をテーマにエッセイを書いていただきます。1回目は「ベースメイク」についてお届けします。

01
素肌を活かすことの、たのしさ。AYANAさん|ビューティーライター

30代までのベースメイクは2択だった。するか、しないかの2択。「する」ならば、下地、ファンデーション、適宜のコンシーラーやハイライト、そしてパウダーを使って仕上げる。ファンデーションだけ塗るとのっぺりするので、もちろんポイントメイクも隈なく施していく。一方「しない」なら、日焼け止めを塗っておしまい。基本的にはフルメイクをしていたし、そこに疑問を感じたことはなかった。メイクをすることが好きだったから。

しかし40代になり、実はファンデーションがなくともベースメイクは完結するのでは?というフェーズに入った。UVは必須として、部分的にコンシーラーを施してパウダーで仕上げるとか、BBやCCを駆使して顔印象を変えてみるなどの方法をおぼえ、2択だったベースメイクに無限の可能性が広がった。

これは40代に直面した肌質の変化──すなわち、30代まではある程度のハリと肉付きがあったのに、明らかに肌が薄くなり、ふわふわとした質感になったこと──とも親和性の高い出来事だった。顔全体に隈なくファンデーションを塗ると、40代の素肌はメイクに負けてしまうことがある。部分的なコンシーラー使いや、BB・CCの使用が、程よい抜け感を作ってくれることもある。ファンデーションを使うときも、場所によって塗る量を調節するようになった。たとえば、フェイスライン付近にはほとんど塗らないで済ませるほうが、素肌が活きる。今日はどんなアイテムで、どんな風にベースメイクしようか?そう考えるのが楽しくなったのは、確実に40代になってからだと思う。


AYANAさんの愛用コスメ 肌に溶け込む初体験テクスチャー。スキンケアのような軽さ、心地よさ、保湿感。さりげないトーンアップ(※1)を叶えながら色ムラをならし(※1)、ファンデーションほどかしこまっていない、ライトな「きちんと作った肌」を約束してくれる。下地としてもしっかりと働いてくれるため、ファンデを重ねてもいいし、部分的にコンシーラーなどで仕上げてもOK。どんな肌の印象(※1)を作るにしても、まずはこれ、という手放せない一品。

※1 メイクアップ効果によるもの。
AYANA(あやな)|ビューティーライター
AYANA(あやな)|ビューティーライター

コラム、エッセイ、インタビュー、ブランドカタログなど広く執筆。化粧品メーカー企画開発職の経験を活かし、ブランディングや商品開発にも関わる。2021年、エッセイ集『「美しい」のものさし』(双葉社)を上梓。

02
お粉の全顔塗りをやめたら、メイクが楽しくなった。大塚真里さん|エディター

人生にお粉は欠かせないものだと思って生きてきました。撮影現場でお粉なしで仕上げたモデルのつるんとしたツヤ肌を見ても、ヘア&メイクさんたちに「パウダーは本当にちょっとで。必要なところにだけ部分使い」と教わっても。それはそれ、私は私、と、ファンデーションの後はパウダーをパフで顔全体にぶわーっと塗り、一旦さらっとさせてから、チークやハイライトで立体感をつけていく。塗った液体をパウダーで閉じ込めることで"これでもうくずれないぞ"と安心していたんです。

そうやって作った顔には、仕上がってしばらくの間、ライブ感がありません。でもいいんです。1~2時間もすれば、皮脂や汗が出てきていい感じになじむから。日中メイク直しの時間はないし、最初からなじんでいたら、1日経つころにはくずれてメイクがいなくなっているのでは……と恐れていました。

しかし。コロナ禍に入ってすぐのころ、慣れないオンライン会議で自分の顔の知らなかった事実に直面。メイクをして何時間経ってもなじんでこない。なじむどころか、午後になると目元の小ジワが目立ち始める事態。もはや30代のように皮脂は出てきておらず、肌の水分量も低下しているから、フェイスパウダーに肌が負けていたというわけです。日中、鏡で自分の顔をまじまじ見ることなんてほぼないから、もしかしたらコロナ禍前からそうだったのかもしれません。

ヘア&メイクさんの言葉を思い出し、思い切ってベースメイクの手順を変えてみました。仕上げのパウダーは、さらっとさせたいフェイスラインと小鼻の脇、眉のエリアだけにして、目周りはアイシャドウをつけるので粉は我慢。頬や額などの面と、鼻筋、あごはパウダーレスにしたら、つるんとしたフレッシュ感が出て、いい感じ。それに思った以上にくずれないんですね。"粉で止めない"顔の軽やかな心地よさと生き生き感を知って、改めてメイクが楽しくなりました。

昨年秋、いいファンデーションとの出合いがあって、ますますパウダーレスのベースメイクが快適になりました。〈RMK〉の「リクイドファンデーション フローレスカバレッジ」。さらっと軽やかになじみ、まるで何も塗っていないかのように肌と一体化。仕上がった後は手で触れても何もついてこないぐらい密着しているので、もはやお粉ゼロでもいいぐらいです。その密着感と、みずみずしく繊細なツヤ肌仕上げという美しい矛盾の両立。

年を重ねると肌が変化するけれど、ありがたいことにプロダクトも進化している。その力を借りて、やり方も少しずつ見直していけば、いくつになっても自分の顔を慈しみ、メイクを楽しむことは可能なんだなと、アラフィフになってそんなことを考える今日このごろです。


大塚さんの愛用コスメ カバーするのに素肌のよう、密着するのに粉っぽさゼロ、うるおってツヤが出るのにベタつきもしない……と、たくさんの美しい矛盾を備えたファンデーション。繊細なツヤによる自然な立体感が出るから、これをつけた日は顔が締まって見えていい感じに。ブランドが開催した発表会のデモンストレーションで、ディレクターのYUKI氏が指先で少量ずつ塗り重ねているのを見て、この塗り方のために作ったテクスチャーなんだなと気づきました。隠したいところだけカバーしても周りの素肌と差異なくなじむし、面で塗ればまるで素肌が美しくなったよう。その日の服や予定に合わせて、さまざまな使い方ができるところも魅力です。
大塚真里(おおつかまり)|エディター
大塚真里(おおつかまり)|エディター

『美的』『Oggi』『CREA』などの美容ページを編集・執筆するほか、コスメブランドのブランディングやコピーライティング、商品企画を手掛ける。著書は『キッチンには3本のオイルがあればいい』、『肌がキレイになる石けんオフメイク』(文藝春秋)など。

03
土台こそ丹念に作りこむ。須山佳子さん|コンサルタント

40代になり、午後になると肌のくすみや疲れが如実に現れてくることがあり、夕方に鏡を見てびっくりしたことがあります。30代まではカバー力の高いCCクリームと目元のコンシーラーを使って簡単にベースメイクを仕上げていましたが、最近はベースの時間こそが重要だと考え、数種類のプロダクトを使用して丹念に仕上げるようにしています。大切にしているポイントは、午後になっても肌がすこやかな状態を保ち、毛穴もあまり目立たないこと。

まず〈MiMC〉の「ミネラルミルキーUVプロテクト」を下地として使用しUVカットと同時にキメを整え、次に〈FIVEISM x THREE〉の「ネイキッドタッチ モイスチャライザー」(※2)でさらに色ムラを整えて(※1)保湿を高めていきます。次に〈メイクアップフォーエバー〉「ステップ1プライマー」の「ポアミニマイザー」を鼻周り中心に塗り、毛穴を整えます。

そして最近取り入れているのが、目の下のクマ、鼻の毛穴を上手に隠し、長時間疲れた肌を見せないための簡単なテクニックなのです!まず〈メイクアップフォーエバー〉の「ウルトラHDコンシーラー」のオレンジ色を使用し、目の下、目の窪み、鼻、鼻の横や下にポンポンポンと乗せスポンジでぼかしていきます。次に〈NARS〉の「ラディアントクリーミーコンシーラー」の明るめの肌色で同じ場所に同じように乗せ、スポンジで重ねていきます。そうすることにより、午後もくすみをカモフラージュして肌が明るく生き生きとした状態(※1)を保つことができるよう心がけています

その上に、〈スック〉の「ザ リクイド ファンデーション」を軽く塗り、最後に〈MiMC〉の「ミネラルモイストパウダーファンデーション」を熊野筆でサラッと乗せ、ツヤ感のある肌を完成させます。

30代の頃はこれほどまでにベースメイクが重要だと気付きませんでしたが、40代は土台となるベースの完成度でその人の印象ががらっと変わってきますね。そしてしっかりプロダクトを付けますが、厚ぼったくなく、全て薄く塗るのがポイントです!

※1 メイクアップ効果によるもの
※2 DEPACO、大丸・松坂屋 各店でのお取り扱いなし


須山さんの愛用コスメ パリでも数年前から購入できるようになった〈スック〉のアイテム。「ザ リクイド ファンデーション」はまるで美容液のようにヒアルロン酸(※3)や加水分解コラーゲン(※4)など(※5)、15種類のスキンケア成分を配合し、肌にうるおいを与えながら、粉っぽくならずに肌をなめらかに、カバー力がありながらツヤ感を与えてくれるところが嬉しい

※3 ヒアルロン酸Na(保湿)
※4 加水分解コラーゲン(保湿)
※5 オリーブ葉エキス、ソメイヨシノ葉エキス、ツバキ種子エキス、トウキ根エキス、キハダ樹皮エキス、オクラ果実エキス(フィトヒアロン)、ユズ果皮エキス、リンゴ果実エキス、マコンブエキス、ゲットウ葉エキス、アシタバ葉/茎エキス、チャ葉エキス、加水分解シルク(すべて保湿)
須山佳子(すやまけいこ)|コンサルタント
須山佳子(すやまけいこ)|コンサルタント

2001年よりパリ在住。日本の美容とライフスタイルをコンセプトにしたEストア「Bijo; Paris」(www.bijo.paris ※外部サイトです)を始め、デパートLe Bon Marche内にJ-Beautyコーナー「Bijo;」、パリ6区にコンセプトア「Bien;/Bijo; Labo」を運営。また定期的に欧州の美容トレンドを日本へ紹介している。



三者三様のこだわりがありますね。かく言う望月は、「ベースメイクはある程度崩れるもの」と諦め、「崩れ方が汚くない」ように年々省略化、薄づきになりました。最近のお気に入りは〈ローラ メルシエ〉の「フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング トーンアップ クッション」。夕方になるとくすんだり、皺や毛穴にファンデが落ち込んだりしがちですが、こちらはメイクしたての肌をキープできて重宝してます。

EDITOR

DEPACO編集部

編集長 望月

同世代、しかもビューティー業界を知り尽くしたお三方が語る「大人の美容法」。「そうそう」「へ~」「そんなやり方もあるんだー」などなど、井戸端会議に参加しているような感覚で読んでもらえたら嬉しいです。
肌悩み
  • 黄ぐすみ/たるみ毛穴
好きなメイク
  • アイシャドウと眉色をリンクさせた統一感あるアイメイク
コスメの悩み
  • 新しいメイクに挑戦しづらい

新聞記者やビューティ業界紙の編集記者を経て、大丸・松坂屋に入社。化粧品各社の戦略やビジネスなど、ビューティ業界を見つめて早10数年。年齢に伴う肌悩みに向き合いつつ、無理をしない「ながら美容」を追求する編集部最年長。愛犬の散歩で1日平均1万歩の健脚が自慢。

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