

【ママ美容:後編】後藤晴菜(フリーアナウンサー)インタビュー<Switching Story ~“母”の顔と“私”の顔~>

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出産後、お肌や体形の変化で悩みはありましたか?
出産後に気になることはあまりありませんでしたが海外で生活するようになって、髪がパサつく、広がる、まとまらない、とコントロールができなくなってしまいました。
日本にいる時にはない症状だったので対処の仕方が分からなくて、日本で通っていた美容師さんに相談したり、現地で売っているシャンプーに変えたり、エッセンスを使ったりしましたが、どれが自分に合うのかも正直わかりませんでした。
硬水の影響だったのか、産後のホルモンバランスの変化によるものかもしれないんですが、日本に帰国して、気がついたら治まっていました。
体形に関しては、出産直前までヨガやパーソナルトレーニングを続けていたので、産後もそんなに変化はありませんでしたね。体形を維持するために続けていたというより、趣味の延長のような感覚でしたし、生活習慣の一部でもあったので。妊娠前も体重の増減はあまりなく、出産後も妊娠中に増えた分だけ自然に戻りました。
産後すぐに海外に移住してしまったので、以前ほどトレーニングする機会はなくなりました。でも最初に行ったポルトガルは島暮らしで、毎日子どもを抱っこひもでおんぶしながら市場で2キロのバナナを買って帰るみたいな生活だったので、日常生活で体を使っていて体重が自然に落ちていった感じです。

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子育てで忙しい中、美容ではどんなことにこだわっていますか?
自分にかけられる時間を家では多く取れないので、いかに毎日賢く時間を短縮できるかを考えて、まつ毛パーマをかけたり、眉毛をサロンでケアしたり、髪にストレートパーマをかけたりすることを惜しみなく続けています。
サロンに行くのも時間がかかりますが、そのおかげで日々の美容にかける時間を1分でも短くできると思っているんです。子どもの送迎や買い物にしか行かない日は日焼け止めを塗って、眉毛と髪をちょっと整えて帽子をかぶって出かけるみたいな感じなので、自分の準備には10分もかかりません。
ポイントメイクも年々こだわりが減ってきて、たとえばアイシャドウはパレットタイプのものではなく、1色単体のものを手にすることが多いです。
ファンデーションは仕事の日や友人に会う時は塗りますが、オフの日は日焼け止めと、〈クレ・ド・ポー ボーテ〉のパウダーをサッとつけるぐらい。肌がパっと明るい印象になるので使っています。保湿成分が入っているので、つけているだけでスキンケアにもなります。
コスメはあまりアップデートせず、なくなるまで使い続けて同じものをリピートすることが多いのですが、このパウダーはもともと使っていたものがなくなったので、コスメカウンターで紹介してもらったアイテムです。

局アナは自分でメイクをするので、自分に合うものを見つけたらずっと使い続けてしまうのはアナウンサーあるあるかもしれません。
気がつくと廃盤になっていることもあるので、SNSでオススメのリップを教えてもらったり、コスメカウンターで新しい情報を収集するようにしています。
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子育てをしているママにご紹介したい愛用アイテムを教えてください。

※いずれもDEPACOではお取り扱いがございません。あらかじめご了承ください。
シートマスクは毎日継続するほどのモチベーションと時間はないので、週に1回のご褒美として使うことが多いです。
なので、ベースとなる水にこだわっているものや、たっぷり保湿してくれそうなちょっといいマスクを選ぶようにしています。
〈Biodance〉は3時間以上つけておくタイプですが、つけたまま寝てもOKなので、子どもを寝かしつける前につけてそのまま寝てしまうこともあります。

〈OWAY〉グロッシーネクター(160mL) 税込6,160円
※DEPACOではお取り扱いがございません。あらかじめご了承ください。
〈アユーラ〉の入浴剤はお湯が乳白色になって、香りも心地よいです。常備しているほどではないんですが、定期的に欲しくなってリピートしています。
夫はコンディショニングにとことんこだわる人なので、入浴剤にも詳しいんです。家には夫が選んだ効能を重視した入浴剤がたくさんありますが、私は香りで癒やされるようなリラックスできるタイプが好みです。
湯船には毎日浸かっていて、夫と子どもが寝た後に一人で30~40分ぐらいかけてゆっくり入ります。
〈OWAY〉のヘアオイルは日本にいる時から使っていましたが、海外移住の時にも活躍したアイテムでした。
タオルドライした後、ドライヤーで乾かす前につけたり、髪をまとめる時のスタイリングに使うと、髪にツヤも出て、すっきりまとめることができます。

このヘアクリップは〈アレクサンドル ドゥ パリ〉のものです。
ヘアアクセサリーとしてはお安くない価格なので、その時の髪の長さに合わせて選んできたら、3サイズがコツコツ揃ったという感じです。
しっかり止まるし、髪につけると本当にカワイイんですよ。

最近は斜めがけバッグのストラップにヘアクリップをつけるのがはやっているみたいなので、アクセサリーとしても使っています。
一番小さいサイズは子どもにつけてあげたらカワイイのはわかっているんですが、どこかで落としてしまう心配もあって、もう少し大きくなってからにしようかと思っています。

このカメラは、カメラに詳しいイラストレーターの友人に相談して6年ぐらい前に購入しました。今ほど人気があったわけではなく、このリコーのGRⅢモデルが発売されてすぐの時期だったので、家電量販店で簡単に手に入りました。
大きな仕事を頑張ったご褒美として当時購入したんですが、こんなに人気になるとは思いませんでした。
スマートフォンのカメラ機能が便利すぎてカメラを使わない時期もあったんですが、子どもが生まれて写真を撮る機会が増えたので、やっぱりカメラっていいなと改めて思うようになって。
今は持ち歩いていて、Instagramの投稿写真はほとんどカメラで撮ったものです。子どもを撮ることがメインですが景色や食べ物も撮っていて、最近は子どもも私を真似して、おもちゃのカメラでごはんの写真を撮ったりしています。

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Instagramに投稿されている後藤さんの私服ファッションが素敵ですが、ママになってからの服選びに変化はありましたか?
局アナだった頃は出勤した服装で取材に行くことが基本だったので、テレビに出てもおかしくなく、取材にも行ける服を選ぶことが多かったです。私服と仕事着の差もあまりなく、コンサバまではいかないけれど、限りなくコンサバに近い服を選んでいたと思います。
でも出産してからは毎日のようにジーンズを履いています。それまでは1本ぐらいしか持っていなかったのに、つい手に取ってしまうぐらいデニムが大好きになってしまって、よく足を運ぶショップの方にも「またデニムですか」と言われてしまうぐらいです。1週間毎日違うジーンズを着られるぐらいの本数を持っていると思います。
入社した頃はスキニーがはやっていて、スタイルが良い人しか着られないイメージが強かったので、ちょっと苦手でした。でも最近は体形を気にせずにパッと着られるデザインが多いので、そんなトレンドに助けられているところもあります。だからまたスキニーがはやりだしたら、私のデニムブームは終わるかもしれません。
服を購入する時の基準は家で手入れができるかどうかです。基本、汚れると思っているので、気に入ったものを見つけても家で洗濯できない服は買わなくなってしまいました。
色は落ち着いたモノトーンを選びがちですが、ビビットな色の小物と組み合わせて楽しんでいます。子どもがいる中でクリーニングをこまめに出し行くのは面倒だし、できればやりたくないので、無駄をそぎ落としたという感じですね。
今はTシャツにジーンズが基本のスタイルです。
靴も同じで、仕事用のハイヒール以外はほとんど手放してしまったので、毎日スニーカーです。車を運転する機会も増えたので、プライベートでハイヒールを履くことはゼロに近いと思います。

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ご主人の体調管理のために食事作りにも気を遣っていらっしゃるそうですが、どんなことを心がけていますか?
拠点を海外に移してから、日本にいた時と同じような食生活を継続することが難しかったので、住んでいる場所で手に入るもので、どんな献立を作ったらいいかを管理栄養士の方に栄養指導をしてもらうことにしました。
ご自身で勉強して食事に気をつけている方もいると思うんですが、私は仕事や子育てもあったので、プロの方にお任せしたほうが確実で、私も安心できると思ったんです。それで、局アナ時代に取材する機会もあった、あるアスリートと管理栄養士の方が開催するイベントにプライベートで参加し、話を聞いた上で実際に我が家も栄養指導をお願いすることにしました。
料理は嫌いではなかったのですが自分が食べたいものを作っていただけなので、夫の体づくりのために料理を考えるようになったことは大きな変化ですね。
必要なビタミンを摂るためにはどんな野菜を食べたらいいとか、疲労回復しやすいタンパク質の摂り方や組み合わせなど、細かく指示してもらって、夫もチームで頻繁に血液検査をしていたので、そのデータを見ながらアドバイスをもらっていました。
最初の頃は、毎日食べたものを送って、一日の栄養バランスの中で足りないものがあったら、翌日にどんなものを作ったらいいかとアドバイスをもらう日々でしたが、今はある程度ベースもできたので、夫のコンディションに合わせてどんな献立にしたらいいかを考えられるようになってきました。
もう3年ぐらいになりますが私の知識も増えたようで、教えていただいたことを忠実に守っているおかげで、私までとても健康になったように感じます。

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最近ハマっていることはありますか?
ハマっているというほどではないんですが、局アナ時代からフラワーアレンジメントを知り合いの方に習っていたので、日本に帰ってきてから少しずつ再開しました。
ドライフラワーだけでなく、生花やアーティフィシャルフラワーのアレンジメントを教えてくれるので、友人何人かと一緒にワークショップみたいな感じで集まって、アレンジメント作りを楽しんでいます。
集中して何かをやることが好きなのですが、今はなかなか時間が取れません。そのうち本などを読める気持ちの余裕が持てるようになりたいです。

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後藤さんが思う、母になってさらに美しい人とは?
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全国の美容好きママへエールをお願いします。
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後藤晴菜さんのモーニング&ナイトルーティン

前半ではアナウンサーを目指したきっかけや海外移住してからの変化について伺いました。
<後藤晴菜さんプロフィール>
日本テレビにアナウンサーとして入社。「Oha!4 NEWS LIVE」や「Going! Sports&News」などでキャスターを務め、「スッキリ」「バゲット」「情報ライブ ミヤネ屋」などに出演。2021年5月には、「バゲット」内の企画で挑戦していたヨガインストラクターの資格を取得。プライベートでは、2021年12月にプロサッカー選手の三竿健斗さんと結婚。その後ご主人の移籍に伴い海外に移住し、帰国後に日本テレビを退職。現在はフリーのアナウンサーとして幅広く活躍。Instagramはフォロワー数12万人を超える。
Instagram:@haruna_goto
編集/㈱メディアム 成田 恵子、執筆/北村 文、撮影/Suat Koyl
大丸・松坂屋が運営するコスメの情報メディア&オンラインストア「DEPACO」。
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EDITOR

DEPACO編集部
エディター 高梨
旅行誌の出版社で編集職を10年以上経験。出産を機にキャリアを見つめ直し、今後は大好きな美容の情報発信をしたいという想いでDEPACO編集部へ。美容はスキンケアやベースメイクでの“土台作り”が好き。趣味は旅と料理。
- ※この記事は、当記事の公開時点のものです。
- ※価格は全て税込です。
- ※写真と実物では、色、素材感が多少異なる場合がございます。
- ※取り扱いの商品には数に限りがございます。
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出産すると体調や体形もこれまでの自分とは全く違うものに。今までとは異なる美容の悩みを抱える女性も多いはず。また、女性としての生き方と母としての人生の両立を難しいと感じる人や、今後のキャリアについて悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
そんな人たちの美や人生のヒントになるように、仕事と家庭、2つの顔を持ち、母になったことでさらに美しく輝いている女性にフォーカスし、連載します。
第12回はフリーアナウンサーとして活躍されていて、一児の母である後藤晴菜さんです。