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【デパコス名鑑 Vol. 3】〈エスティ ローダー〉アドバンス ナイト リペアに迫る!

DEPACO編集部
エディター SATOCO
2021/09/29

デパコスの中でも「名品」と呼ばれる一品には、長い間人々に愛される理由がある。 DEPACO編集部が、"愛されコスメ"の誕生秘話や進化ポイント、今後の展望などをブランドのキーマンにインタビュー。その秘密に迫ります。

第3回は、〈エスティ ローダー〉の「アドバンス ナイト リペア」。ナイト リペア愛用者のSATOCOがELCジャパン株式会社 エスティ ローダー コンシューマー マーケティング Omni PR シニア マネージャーの渡邉明子さん(以下、渡邉)に、お話を伺いました。

創業者の精神が息づく、忙しい女性のためのコスメ。

SATOCO:今回クローズアップするのは、昨年9月にリニューアルして、さらにファンが増えた美容液「アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス(以下、アドバンス ナイト リペア)」。もちろん、私も愛用中です!

渡邉:ニューヨークで創業して今年で75周年を迎える〈エスティ ローダー〉のベストセラーとして40年近く世界中で愛されている、私たちの誇りの商品なんです。

SATOCO:創業者であるミセス エスティ ローダーは、すごくパワフルな女性だったそうですね!

渡邉:そうなのです!「すべての女性は美しくなれる」という信念のもと、化粧品を作り、化粧品ブランドを設立する、というだけでなく、ビジネスパーソンとしても有能で。
今の美容業界では当たり前になった「サンプル配布」や「お買いあげプレゼント」「ホリデーコフレ」といった、画期的なプロモーションも生み出しました。
女性のニーズを的確にとらえ、さまざまな点で時代の一歩先をいった女性ですね。
それほど仕事に精を出しながら、家族のことを一番大切にして...と、驚くほどパワフル。

ミセス エスティ ローダー (C) Skrebneski

SATOCO:今の時代を生きる私たちにとっても、憧れになるような女性。でも、仕事に家族に......となると、とにかく忙しいですよね。
「時短スキンケア」など、当時から考えていたのでしょうか。

渡邉:「忙しい女性が、時間や手間をかけずにきれいになれる」というのは彼女の大切な考え。それでいて「お手入れするときは、心地よく自分を満たす」という思いもあって、テクスチャーや香りへのこだわりも込めたんです。
その考えは〈エスティ ローダー〉でずっと受け継がれていて、製品として分かりやすく体現しているのが「アドバンス ナイト リペア」なんですよ。


SATOCO:なるほど。私自身、疲れてスキンケアが面倒になるときがあっても、これなら続けられているのは、そんな哲学で生まれたシンプルケアが叶うからなんですね。

寝ている間を活用できる美容液が、誕生。

SATOCO:「アドバンス ナイト リペア」は、どのように誕生したのでしょうか。

渡邉:アメリカで最初に発売したのが1982年。美容液の役割が「保湿」だった時代に、皮膚科学研究に基づき、「夜用の美容液」というコンセプトに着眼したことが出発点です。

1982年に登場した「ナイト リペア」

SATOCO:「ナイト リペア」という名前が表すとおり、「夜用の美容液」というのも珍しかったとか。

渡邉:当時夜の肌に着目して、「睡眠中のスキンケアできれいになれる!」と大々的に謳ったのは、衝撃的だったそう。 "眠っている女性"の広告ビジュアルを使ったプロモーションも話題になりました。

SATOCO:ちなみに、今でも「夜だけに使う」と思っている方もいるそうですが。

渡邉:「夜用の美容液」というコンセプトは変わっていませんが、実は、2世代目からは新たな研究成果により「朝・夜用」になっています。ですので今は、朝晩の両方に使ってくださいね!

ビジュアルと実用性を兼ねた「茶色い小瓶」。

SATOCO:発売当時、ボトルもセンセーショナルだったそうですね。

渡邉:薬瓶のような「茶色の小瓶」で、スポイトで1滴ずつ取るというのも、この商品のアイコニックなところ。見た目の良さもありますが、茶色い瓶は美容液の劣化を軽減でき、スポイトは衛生的に使える...と、合理的でもあったのです。

SATOCO:中身の進化は後ほど伺うとして、ボトルも変化しているのでしょうか?

渡邉:時代に合わせて微妙にデザインを変え、素材も変更しています。たとえば最新版は、リサイクル可能なガラス製になり、ブランドとして力を入れているSDGsを意識したボトルなんですよ。

SATOCO:最初に目にしたビジュアルが印象的で、ずっとだいたい同じイメージ。信頼している商品に"変わらないところ"があるのは、安心感があります。

渡邉:ちなみに、ボトルや中身の成分のアップグレードをしてもテクスチャーと香りはほとんど変えていないんです!
成分を変えると香りなども変わるのですが、「製品が進化しても違和感なく使い続けてもらう」という思いのもと、印象を変えずに新しく作るという技術はすごいと自負しています。製品アップグレード後のPRに困るくらい(笑)、使い心地は変わりないのですよ。

SATOCO:たしかに!私は、4世代目・5世代目と使い続けていますが、使っているときの違和感はないですね。とろみのあるテクスチャーで、すっと肌に馴染んで。本当に馴染みがいいから、次のスキンケアステップまでの時短もできて、毎日のケアに欠かせません!

その時代の環境や生活スタイルに合わせて進化。

SATOCO:さて、いよいよ中身の進化について。今まで4回、アップグレードされていますね。

渡邉:やみくもにリニューアルするのではなく、入念な研究成果をもとに革新的な製品として自信をもって送り出しています。なので、毎回大きく進化しているのです!

SATOCO:実際に使ってみると分かる、という進化!

渡邉:最初のアップグレードでは、先ほど話したように朝と夜に使用し、24時間対応となったのが大きなポイント。「 夜用美容液」に加えて、日中の保護機能もプラスしました。

SATOCO:時代的に、紫外線や大気汚染が問題になったころだから、日中のケアの必要性も高まりますね。

渡邉:そのときどきの肌が置かれている環境に合わせて、進化させています。
3世代目・4世代目には独自の研究成果を活かした先端技術を搭載。肌が美しくなろうとする働きをサポートしています。

最新版は「肌の運命を変えられる」がキーワード。

SATOCO:そしてついに、2020年発売の最新版!

渡邉:7年間、何をしていたかといいますと(笑)、毎日のスキンケアの重要性について追求しました。肌は、環境や食生活など、後天的な影響を受けて良くも悪くもなりうる、つまり、お手入れによって「肌の運命を変えられる」ということなんです!

SATOCO:なんだか希望がもてる響き!

渡邉:簡単にいうと、今までの機能にプラスして、肌のハリやふっくらした弾力を感じてもらえるようになりました。「夜用美容液のその先に進んだ」ということです。

SATOCO:このアップグレードで「ナイト リペア」から何年も離れていた人が、戻ってきた!という話をよく聞きます。

渡邉:母娘3世代で愛用してくださる方が増えたのもうれしいところ。マスク生活が中心になった最近では、肌のダメージが気になるという若い世代の愛用者も増えています。

今年は、小さめサイズや目元用が登場!

SATOCO:完成度が高いので、しばらくはリニューアルされないとは思いますが、何かニュースはありますか?

〈エスティ ローダー〉アドバンス ナイト リペア アイ コンセントレイト SMR コンプレックス(15mL)税込10,010円

渡邉:今年9月に、小さいボトル(20mL)を発売。試しに使ってみたい方や、ギフトにも重宝すると思います。
あと今年8月に、「アドバンス ナイト リペア」の目元用クリーム「アドバンス ナイト リペア アイ コンセントレイト SMR コンプレックス」を発売しました。 こちらにも美容液と同じ成分が配合されています。深夜までパソコンやスマホを見る機会が増えた目元にハリを与える、まさに今の時代にフィットした進化をとげています。

コツいらずで手軽に使えるのが魅力!

SATOCO:愛用者としてさらに極めたいので、使い方のコツがあれば教えてください!

渡邉:えー、本当にテクニックがいらないので...。手にとってパーッと軽くのせて、そうすると自然にすっと馴染んで、それだけです。

SATOCO:私が普段しているつけ方でいいんですね(笑)。毎日のケアは、それくらい手軽でないと!

渡邉:「ハートリチュアル」というつけ方も推奨しています。小鼻あたりから1回、額の中央から1回、ハート形を描くようにやさしくつけます。顔にまんべんなく広がるし、なんだか可愛いでしょ?

SATOCO:ハート形っていうところがいいですね♡ハッピーな気持ちになれます。
どれだけ多忙なときでも、簡単に使えて、気分がよくなって...。ミセス エスティ ローダーの真骨頂といえる美容液、これからも手放せません!

"アドバンス ナイト リペア"の歩み

【デパコス名鑑】第4回では、この企画初のメイクアイテムにフィーチャー。〈アディクション〉のザ アイシャドウが愛されている理由にDEPACO編集部・YAMACOが迫ります。チェックしてみてくださいね♪

EDITOR

DEPACO編集部

エディター SATOCO

DEPACO編集部員が、さまざまなブランドのキーマンに直接インタビュー!"愛されコスメ"の秘密に迫る人気シリーズです。
肌悩み
  • 乾燥
好きなメイク
  • ピンク・赤茶・ラメを使った大人の派手かわいいメイク
コスメの悩み
  • 悩みをカバーしつつ自然なメイクが知りたい

直近は大丸東京店の販促担当として、「コスメの楽しさ」をコスメ好き目線で追求。コンプレックス起点でのアイテム研究に余念がなく、30代になった現在は”大人のための”美肌づくりや可愛さに興味津々。趣味はクチコミパトロールと買い物。

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