【十人十色の美衣食住・前編】美容エディター・弾丸トラベライター 門司紀子さんへインタビュー!
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美容エディターとしてご活躍しながら、台湾日帰り旅のトラベル本を出されていますが、どのようなことがきっかけで“弾丸トラベライター”が誕生したんですか?
もともと台湾好きだったんですが、2016年ごろに日帰りで台湾にごはんを食べに行ける、という企画をテレビで見た友人に誘われて行き始めたのがきっかけなんです。そこから日帰りで訪台する機会が激しく増えて、2019年なんかは月1回以上行ってましたね(笑)。そんなプライベートで行っていた台湾の写真がいっぱい溜まったこともあって、本としてまとめられないかなぁ、と思うようになり、知り合いの編集者に直談判して、食べまくり弾丸ツアーをご紹介する本を作ったんです。
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せっかく海外に行くなら何泊かしたい、という方も多いと思うんですが、あえて弾丸(=日帰り)ツアーにこだわった理由は?
確かにそういうご意見をいただくこともあるんですが、日帰りの良さって、1日だったら仕事の都合もつけやすいですし、一緒に行く友人とのスケジュールも合わせやすいところなんです。家族の状況で泊りでは家を空けられないという友人とも日帰りだったら行きやすいじゃないですか。台湾初心者や何年かぶりに台湾に行く方にも、効率よく台湾を楽しんでもらえるように、1日で楽しめるスケジュールをギュッと詰め込んでいるので、充実感もかなりあります。私って「効率主義」なので(笑)、弾丸ツアーは“効率よく満足感が半端ない旅”のご提案なんです。
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その一方で、WEBでサラダレシピの連載を持たれたり、本を出されたりと、「食」の方面でもご活躍されていますよね。料理にはもともとご興味があったんですか?
母が料理教室の講師をしているんですが、実家暮らしだった時は、お菓子とかは作ることはあっても、料理なんてほとんどしていませんでしたね。でも20代半ばぐらいに家を出ることになり、必要に迫られて作るようになりました。特に料理教室に通ったりすることはなく、母にレシピを聞いたりはしてましたが、基本的には好きな食材を好きなように作っているだけです(笑)。
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食べるものや料理を作る上で心掛けていることはありますか?
普段は外食も多いので、家で食べる時はサラダをはじめ、とにかく簡単に作れるものが中心なんです。前提として食べたいものを作っているんですが、「栄養バランス」と「彩り」は重視しているかな。それは食べるもので、テンションを上げたいからなんです。だから味だけでなく「見た目」にもこだわりたい。食べるものなら何でもいい、ってわけじゃないと思うんです。外食でもどこで、誰と、何を食べるか、って重要じゃないですか。それと同じで、家で料理をする時も、どうでもいいものを食べたくないんです。自分の気分を上げてくれる、今食べたいものを作るようにしています。
それに、外食して美味しかった料理は家で再現したい派です。もちろん簡単に作れそうな料理に限りますが(笑)。先日沖縄に行った時にも、現地で食べた生ピーマンの料理があまりにも美味しかったので、再現してWebの連載ページでご紹介しています。味を再現する時はメニュー名や、一緒に食べた友人の“○○も入ってるね”といった感想をヒントにして作ってます。その時に感じた雰囲気や味に近づけていきながら考えたレシピも、結構多いかもしれません。
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門司さんが出された「魔法の“ニコサラダ”」や「台湾妄想旅ごはん」は、手軽で簡単に作れるのが魅力的なレシピ本ですね。このレシピ本に込めた想いはどんなことですか?
私のレシピ本を見ていただくと分かると思うんですが、本当に簡単につくれるものばかりなんです。手の込んだ料理を作るなら、本格的な料理家さんの本でいいと思うから、私はちょっと作ってみたくなる「見た目」でもテンションが上がるような料理で、それが驚くほど簡単に作れるならみなさんにも試していただけるかな、と思って作りました。
台湾料理の本も、コロナ禍で台湾に行けなくなってしまったことから、台湾旅気分に浸るために家で台湾料理を楽しむアイディアを詰め込めたい!と、考えたレシピなんです。簡単なプロセスで作れて、手軽に手に入る身近な調味料や食材を使い、台湾の香りを感じられたらいいなぁと思っていたので、現地の味に寄せながらも、何度も食べたくなる美味しさを目指しているんです。意外と現地の味だと、香辛料が強くて好き嫌いが分かれる料理もあると思うんですよ。それを再現するというよりも日常的に馴染む味になるようにアレンジしています。
<門司紀子さんプロフィール>
人気女性誌で企画・撮影ディレクション・執筆まで担当。ビューティ関連記事を中心に食・料理・旅・ファッション・ゴルフなど多岐にわたるジャンルを担当。著書に『台北日帰り弾丸旅 食べまくり! 1年12回』、『弾丸トラベライターの台湾妄想旅ごはん』、『たった2コの食材でキレイになれる 魔法の“ニコサラダ”』。
後編では、門司さんの”美”の秘密に迫ります。
編集/㈱メディアム 成田、執筆/北村 文、撮影/Suat Koylu、撮影協力/春水堂 代官山店 03-6809-0234
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EDITOR
DEPACO編集部
副編集長 秀島
プロモーション歴10年以上、DEPACOの生みの親。ビューティ系企画~編集~広告~イベントまで幅広く携わる。経験とはうらはらに、百貨店入社をきっかけにデパコスに触れ始めた“保守派”でかつ、"自信はないけど少しはこだわりたい派"。趣味はアート&銭湯めぐり。
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“十人十色の美衣食住”。
ひとそれぞれ、さまざまな「美」を大切にされている方々に迫ります。
今回のゲストは人気女性誌でビューティ関連のエディター&ライターとして活躍しながら、WEBメディアで“美に効く”オリジナルのサラダレシピを連載し、簡単・手軽に作れるレシピ本をはじめ、“弾丸トラベライター”として、弾丸食い倒れ旅を提案するトラベル本を著書に持つ門司紀子さんです。
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