コアラ顔にも良いところがあります。それは、目元が薄いからある程度足し算してもそんなに濃くなりすぎないこと。カラーアイメイクを思う存分楽しめます。

そして私の長所は「肌に色を乗せたときの発色の良さ」！

この2つが掛け合わされているなんて、自分がある意味幸せな気がしてきました。

コンプレックスになる顔のバランスを整える段階は終わったので、あとは楽しいカラーメイクです。意識するポイントと、お気に入りアイテムを手順ごとに紹介します。ではスタート！

ベースとなる色をアイホール全体に仕込んだら、明るい色味のアイシャドウをブラシを使って二重幅よりもかなり広めに入れます。色はなんでも好きなものを♡アイシャドウを塗るのが一番楽しいので時間をかけています。

このとき、横長の楕円をイメージして実際の目の幅より少し広めに入れて。

最初の色より濃い色を締め色にして、目のキワに向かってグラデーションを作ります。
最近はワンカラーでつくるメイクがトレンドですが、やはり薄い顔族の私には、ある程度のグラデーションは欠かせません…。

アイシャドウブラシは〈M･A･C〉の「ブレンディング ブラシ」を愛用しています。とにかく毛がふわふわで、まぶたにあたってもすごく気持ちがいいんです♡
粉含みも素晴らしく、とてもきれいにアイシャドウが乗るのでおすすめです。

目の下が長いタイプの面長な私が絶対に忘れてはならないのが、下まぶたのカラー。余白を縮めるためにも必ず色を仕込みます。私は目の横幅が狭いので、少し目尻が四角くなるようなイメージで広げます。ここまで含めて5分。

最近のお気に入りは〈トム・フォード〉の「アイ カラー クォード」の「4A ハネムーン」。右上のカラーを使用しています。絶妙な光沢感で、立体感のある下まぶたを演出してくれます。

目の横幅を出すため、ブラウンのペンシルライナーを使って以下の部分全てに影を仕込みます。
①目頭側の下まぶたのキワ
②目尻側の三角エリア下
③目尻側の上まぶたのキワ

アイラインとマスカラは色が濃く、強調する効果が強いので、一番目立たせたい部分に使います。
アイラインは目尻の白い部分を埋めて延長線上に伸ばし、マスカラは全体にサッと塗ったあと、目尻にゆっくりと重ね塗りします。

アイライナーとマスカラをしっかり使うため、濃くなりすぎないように抜きどころも重要です。
黒よりも少し印象が優しくなるうえに、白目とのコントラストを際立たせて透明感を高めてくれるネイビーがお気に入り。

眉毛が目力をかなり左右します。
アイシャドウとアイライナーで目幅を決めたので、そこに合わせて眉尻の位置を決めます。

目の横幅と眉の横幅のバランスが合うと、より自然に目幅を広く見せることができます。

眉毛の太さと目の縦幅のバランスも重要です。
眉毛をしっかりと立ち上げて太眉にすると目力がUPしますが、バランスを間違えると「ただ眉毛が太い人」になってしまいます。

「目の縦幅：眉毛の太さ＝3：2」が理想です。
そして、眉頭は立ち上げるだけで書きすぎず、眉尻はなだらかに細くしておくことでメリハリをつけることを心がけています。

最後に、先に整えておいたリップにリップティントをのせます。

このリップを最後に乗せるのがショートケーキにいちごを乗せるような感じで楽しいので、後半にとっておいています。

メイク以外にも面長を”なんとなく隠す”方法を常に考えています。

・ヘアスタイルは耳横から広がるロング＆内巻きヘア
大学生の頃からほとんど髪型が変わらない私。耳横から広がる内巻きカールかAラインのロングヘアを鉄則としています。

耳横から広げた内巻きには顔の横幅を広く見せる効果が、ロングヘアには顎までの距離の長さを目くらましする効果があると信じています。

・基本的に笑顔を心がける！
キュッと上がった口元で顔が引き上がり、面長イメージも軽減するかも？なるべく笑顔を欠かしません。

・ときにはプロにおまかせも。
苦手なことを毎朝するのは気持ちが下がってしまうので、ときにはプロの手を借りることも。
例えば、ビューラーが苦手ならまつげパーマ、ヘアアイロンが苦手ならデジタルパーマ、など、朝のルーティンがかなりラクになるのでおすすめです。

面長の悩みを抱える同士の皆さま、いかがでしたでしょうか。今後もSATOCOは「コンプレックスを解決しながらもメイクを楽しむ研究」を続けていきます。
一緒にメイクを楽しみましょう♪