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【十人十色の美衣食住・後編】競泳 ロンドンオリンピック銅メダリスト・スポーツキャスター 寺川綾さんにインタビュー!

DEPACO編集部
副編集長 秀島
2022/05/11

“十人十色の美衣食住”。
ひとそれぞれ、さまざまな「美」を大切にされている方々に迫ります。

今回のゲストは、アテネ、ロンドンオリンピック2大会に出場し、ロンドンオリンピックでは100m背泳ぎ、4×100mメドレーリレーの2種目で銅メダルを獲得。2013年現役卒業後はスポーツキャスターをはじめ、多方面でご活躍されている寺川綾さんです。

■前編はこちら→

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現役時代から変わらず、美髪の持ち主でいらっしゃいますが、何かケアはされていますか?

選手の時は常に髪が濡れているのが当たり前だったので、髪が傷んでいるかどうかも気にならなかったんですよね。美容師さんにはずっと「くしでとかさないで」とか、「お風呂から上がった後はオイルを付けて」と言われるぐらい傷んでたんですけど(笑)。今はようやく、ちゃんとドライヤーをかけるようになりました。ダイソンのドライヤーをたまたまいただいて使ってみたらすごく良くて、ほんと一瞬で乾くんですよ。今、髪がキレイに見えているのは、ひとえにヘアメイクさんのお陰です。

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水泳競技はメイクを楽しみにくい競技のように感じますが、現役卒業後に「メイク」の楽しみ方は変わりましたか?

以前からメイクに興味はなかったんですけど、社会人になってからは変わったかな。さすがに会社にすっぴんで出社する人はいなかったので、これはちゃんとしなければと思って、メイクするようになりました。メイクを楽しむというよりも、社会人としての身だしなみといった感覚なんですけどね。ヘアメイクさんにアイテムはもちろん、使い方などいろいろ質問するんです。そこから教えていただいたアイテムをピンポイントで、デパートなどに買いに行くぐらいです。

それこそ報道ステーションのヘアメイクさんにも「いつメイクしました?」って、毎回聞かれるぐらい化粧直しもしなくて(笑)。朝7時ぐらいにメイクしたままで、化粧直しもしないんです。そういう習慣がなかったので。持ち歩くのはリップクリームだけで十分なんですけど、一応化粧ポーチは持ち歩いています。使ったことはないですが(笑)。

あとメイクと言えば、今、アーティスティックスイミングに挑戦しているんですが、そのチームはアーティスティックスイミンググループと競泳グループのミックスなんです。そのチームのグループLINEがあって、練習の前日に「明日のメイクについて」みたいなLINEが流れてきたんですよ。でも競泳チームからしたら「メイクするの?」「プールですよね??」って感じで。それで“水に落ちないなんちゃら”というのを持ってない、と返信をしたら、当日に水に落ちにくいメイクアイテムを貸していただいたんです。でも…結局メイクはしなかったんです(笑)。やり方が分からないというよりは、もういいかっ!的な感じですけど。競泳とは魅せる部分が全然違うので、そんなやりとりも新鮮でした。

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今までお話を伺っていると、ほんとに自然体な印象を受けます。報道ステーションでは素敵な服装でご出演されてますが、ご取材に行かれる時や普段の格好もカジュアルな感じでしょうか?

洋服やアクセサリーにもほとんど興味がなくて、女子力が低いですよね(笑)。洋服は好きなんですけど、スポーツの現場に取材に行くことが多いので、クローゼットの8割はジャージです。ミズノの社員なので、シーズン毎のニューモデルのジャージを着ているんですけど、ジャージも素材が進化したり、デザインもおしゃれになっていますよ。私の場合、インタビューをするだけでなく、突然一緒に動いたり、階段ダッシュとかに参戦することも多いので、とにかく動きやすい服装=ジャージが一番ですし、靴もスニーカーが中心です。そういった格好でないと対応できない現場なので、今はジャージがメインになってます。

今までお話を伺っていると、ほんとに自然体な印象を受けます。報道ステーションでは素敵な服装でご出演されてますが、ご取材に行かれる時や普段の格好もカジュアルな感じでしょうか?

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現役時代はインタビューされる側でしたが、現在スポーツキャスターとしてインタビューされています。どちらも経験されているからこそ気づくことや、気をつけていることなどがあったら教えてください。

自分がインタビューを受けた時に、言われて嫌だった言葉を使わないようにしています。試合直後の選手へのインタビューって一番難しいんですけど、そこで選手の本心を聞き出すために、だいぶ遠回りして聞くようにしてますね。

自分が選手の時は分からなかったんですけど、見ている人や作っている側が聞きたい“答え”を無理に聞き出すようなインタビューは違うと思うんです。それは取材するこちらが考えていることで、選手が思っていることはそうではないかもしれないので。それって、すごい難しいことなんですが、その時々によって質問も変えますし、このタイミングで聞くべき質問ではないと感じたら聞かないようにしています。スタッフさんから絶対に聞いてほしいということも、それに近しい言葉を選んだり、方向を変えて聞いてみるんです。それでもほしい答えが返ってこない時は、相手が嫌なんだろうな、この質問はされたくないんだろうな、と思うので、それ以上は聞きません。恐ろしいぐらいにカンペは出るんですけど見ないので、結局スタッフさんが追加質問で聞くんですけど、でもそれは私の役割じゃないっていうか…。取材する側からすると、絶対に聞かなきゃいけないことがあるのも理解できるんですけど、やっぱり選手をしていたので、聞いて欲しくないこともある、というのも分かるんですよ。その両方のバランスがいい感じで取れるインタビューができるといいんですけどね。

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寺川さんのアスリートに寄り添った“熱い”リポートぶりも話題です。スポーツキャスターとして伝えていきたいと思っていることはありますか?

私はアナウンサーさんとは違うので、上手く伝えるのとは違って、選手により近い考え方を共感して、選手の想いをストレートに伝えるのが一番大事なんじゃないかと思っています。そうでないと私でなくてもいいじゃないですか。そこだけは崩すべきではないところだと思っています。

水泳とは違う競技の選手を取材することも多いんですが、今はあえてあまり勉強しないようにしているんです。最初の頃はインタビューすることが分かった時点で、その選手のことをすごく下調べしてたんですが、そうやって下調べしたために“知っている状態”のインタビューになってしまったんです。何の驚きも収穫もない“答え合わせ”に行っている感じで、自分でも“これは違うな”と思って。その時スタッフさんから、“情報を知った上で聞く質問”と“全く何も知らないで聞く質問”が違うように、返ってくる答えも違ってくれば、見ている人の感じ方も違ってくる、と教えていただきました。もちろん今でも最低限のことは調べるんですが、それ以上は何も知らない状態で取材するようになって、そこからは新たな発見や答えていただいた内容から自然に質問もできるようになりました

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キャスター以外にも水着のデザインも手掛けられていますよね。コレクションごとにテーマなどがあるようですが、アイデアはどんなことから得られているんでしょうか。

基本的に私がやらせていただいているのは「大人可愛い」というコンセプトがあって、その中で、ミズノ全体のシーズンごとのテーマに沿って、デザインを寄せていく感じなんです。これまで海外に行く機会も多かったので、気に入ったモノ、場所、色、風景などの写真から、配色やモチーフに生かしてます。色に関してはすごく細かくて、同じ色でも微妙に好き嫌いの好みがあるので、なかなか1回ではイメージの色にならなくて。デザイナーさんには嫌がられていると思うんですけど(笑)、何回もやり直してもらっているので、そんなこだわりも見ていただけたら嬉しいです。

キャスター以外にも水着のデザインも手掛けられていますよね。コレクションごとにテーマなどがあるようですが、アイデアはどんなことから得られているんでしょうか。

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寺川さんにとって、人には理解されないかもしれない(もしくは理解されなくてもいい)けど、「自己満足」のためにやっていらっしゃる趣味や習慣などはありますか?

今はコロナ禍でなかなか難しいんですけど、人との接触に気をつける必要がなかった頃は、報道ステーションのオンエアが始まる前に、生放送なのですごくバタついている編集のところにわざわざ行って、これだけの人が力を終結して番組を作っている、ということを自分の目で確かめて、だからこそ“責任を持ってしっかりと短時間で伝えなければならない”、というスイッチを入れてました。

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寺川さんにとって「美」とは?

私が思う「美しい人」は男女関係なく、見た目を飾っている人ではなく、中身がすごく充実していて、放つオーラが素敵だなと感じる人です。そんな風に、内面から自然に出る美しいオーラを放てる人を目指して、これからも日々生活していきたいなと思っています。

最後に「DEPACO 読者」に向けてメッセージをお願いします。

ぜひ自分の好きなもの、そして心満たされるものを見つけて、みなさんも毎日ハッピーに過ごして欲しいと思います。

寺川綾さんの愛用コスメ

  1. 〈クレ・ド・ポー ボーテ〉 ローションイドロA n〈医薬部外品〉(170mL) 税込12,650円

    いろいろ浮気はするんですけど、必ずコレに戻ってきてしまうほど、リピートしています。とろみがあるテクスチャーが大好きです。

  2. 〈ジョンマスター オーガニック〉リップカーム(4g) 税込1,650円

    これもリピートしているアイテムのひとつです。リップクリームはコレじゃなきゃダメです。なめらかなテクスチャーが気に入ってます。

  3. 〈トリガーポイント〉マッサージボールMB1
    ※DEPACOでは、取り扱いはございません。

    移動中に使っています。椅子とかに座る時に背骨や腰に当ててコロコロしたりしてます。軽くてやわらかいので、持ち歩きしやすいんですよね。
寺川さんにとって「美」とは?

<寺川綾さんプロフィール>

3歳より水泳を始め、2001年の世界水泳選手権に高校2年生で初出場。以降アテネ、ロンドンオリンピック2大会をはじめ、福岡、上海、バルセロナ世界選手権3大会や国際大会で活躍。ロンドンオリンピックでは個人種目(100m背泳ぎ)、リレー種目(4×100メドレー)の2種目で銅メダルを獲得。2013年に引退表明し、現役卒業後はスポーツキャスターをはじめ多方面で活躍。50m背泳ぎ、100m背泳ぎの日本記録保持者。

編集/㈱メディアム 成田恵子 執筆/北村文 撮影/Suat Koylu メイク/住本由香(mavee)

EDITOR

DEPACO編集部

副編集長 秀島

自然体の寺川さんからは次々と正直エピソードが(笑)。アーティスティックスイミングと競泳チームのメイクのLINEのお話は取材後も盛り上がりました!スポーツの世界と美は奥が深そう。今後もどんどんと迫ります。
肌悩み
  • オトナニキビ肌
好きなメイク
  • すっぴん風+ワンポイントメイク
コスメの悩み
  • 母親ゆずりの頑固なクマ

プロモーション歴10年以上、DEPACOの生みの親。ビューティ系企画~編集~広告~イベントまで幅広く携わる。経験とはうらはらに、百貨店入社をきっかけにデパコスに触れ始めた“保守派”でかつ、"自信はないけど少しはこだわりたい派"。趣味はアート&銭湯めぐり。

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