【十人十色の美衣食住・前編】料理愛好家・平野レミさんにインタビュー!

【十人十色の美衣食住・前編】料理愛好家・平野レミさんにインタビュー!

DEPACO編集部
副編集長 秀島
2022.06.15

“十人十色の美衣食住”
ひとそれぞれ、さまざまな「美」を大切にされている方々に迫ります。

今回のゲストは簡単で美味しい料理を発信するほか、レミパンをはじめとするキッチングッズを開発。いつも元気で明るいトークでテレビや雑誌、講演会など幅広くご活躍されている料理愛好家の平野レミさんです。

■後編は6月22日(水)公開予定→

01
レミさんが“料理愛好家”としてご活躍されるようになったきっかけは?

和田さんと結婚してから和田さんの友だちが遊びに来るようになって、ちょこちょこおつまみなんかを作っていたの。和田さんの友だちって有名人が多かったんだけど、その中に八木正生さんというジャズピアニストがいて、美味しいものを食べるのが趣味という方だったのね。ある時『四季の味』という雑誌で、書いた人が次に書く人を指名するリレーエッセイを八木さんが書くことになって、自分の次に私を指名するからエッセイを書いて、って言われたのよ。その当時はテレビにも出たことなければ、文章も書いたことなかったから、「絶対無理!」って断ろうとしたんだけど、なかなか引き下がってくれなくて(笑)。それで料理についてのエッセイを書いたことが最初のきっかけ。もともと料理は好きだったけど、和田さんと結婚してなかったら、そんな機会もなかったし、料理の世界になんて入ってなかったと思うのよね。
当初は“料理研究家”って言われていたんだけど、私は料理学校も行ってないのにね、って和田さんに話したら、「料理愛好家じゃないの」って言われて。私もその“料理愛好家”がしっくりきて、それからずっと“料理愛好家”になったのよ。

02
料理レシピを考える時、どんなことからヒントを得られていますか?

みんなに聞かれるんだけど、ほんとフッと湧いてくるのよね(笑)。私は無精で気短だから面倒くさいことをしないで、いちにのさん、ホイっ、ってパパっと作れる料理が好きなのよ。それが私のコンセプトね。効率よく簡単に作るにはどうしたらいいかをずっと考えてるのが大好き。だからフッと気が付くと1日キッチンにいることもあるの。私にとってレシピを考えるって、“ままごと”みたいなものなのよね。それに食べられるじゃない(笑)。料理は五感を楽しませてくれるからね。それでみんなが美味しいって喜んでくれると、ますますうれしくなるし。だから料理は最高よ!
美味しい料理に出合うとすぐにお店の人に何を使っているのか聞いちゃうんだけど、教えてくれる人とそうでない人もいるのよね。で、教えてもらえないと、料理をじっくり味わって、どんな材料を使っているのか考えて、家で同じ味を再現してみるの。それが美味しく作れるとうれしいね。いろんな人と喋ったりするのと同じように、新しい味に出会うと刺激になりますよね

03
常に料理のこと考えているんですね。料理を作る時、どんなことにこだわられていますか?

簡単に作るためにいろんなことを考えたり、試すのにキッチンで過ごすことは好きなんだけど、煮物とかを煮込むためにキッチンに立っている時間はとにかく短くしたいのよね。だから“食べれば肉じゃが”とか“食べれば焼き餃子”とか“食べればシリーズ”もいっぱいあるのよ。最近の簡単なレシピはあさりのパスタ。鍋の中にトマト缶、あさり、つぶしたにんにくとかいろんな材料を全部入れて、塩こしょうして、沸騰してきたらパスタ入れて、パスタに吸い取らせちゃうの。お鍋ひとつで包丁も使わないでパスタ出来ちゃうんだよね。あれは真骨頂よね(笑)。
家で作る料理ってね、自分が美味しいと思えば、細かいことはどうだっていいの。早く作れて、みんなが「美味しいって」言ってくれれば。「コクがあって美味しいね」とか「香りがいいね」と言ってくれると、私も「そうでしょ!」って思うし、私と同じベロ(舌)の人がいると、うれしいものよね。

常に料理のこと考えているんですね。料理を作る時、どんなことにこだわられていますか?

04
レミさんのレシピは早く作れて、なおかつ美味しいですよね。美味しい料理を作る秘訣は何でしょうか?

私のレシピはうま味調味料を使わないの。少しでもそういう成分が入っているものを口にすると、すぐに気づいちゃうのよね。体に入っていくものだから自然なものが一番。だから出汁を取るのに時間がかかっても、それはやっちゃう。和田さんと結婚する時の嫁入り道具は、かつお節とかつお節削り器だったからね(笑)。仕込みというかベースには時間をかけて、ちゃちゃっと作るのが好きかな。とにかくベースがビシッとしていれば、だいたい美味しくできちゃうから。かつお節の出汁に醤油とか塩とか入れなくたって、それだけ飲んでも美味しいのよね。
あと、新しく使う調味料は裏の表示ラベルをしっかりチェックしちゃうのよね。小学生の孫も私を真似して表示ラベルを見るようになって(笑)。私とベロで繋がっている息子たちもいろいろ嫁にアドバイスするらしくて、それが嫁に伝わって、ほんといい味の料理を作るのよね。

05
レミさんの著書を拝見していると“ベロシップ”という言葉を多く目にします。どんな意味なんでしょうか?

子どもに「いい子いい子」ってナデナデしてスキンシップをしていても、出来合いのものばかり食べさせていたら、それはちょっと違うかもと思っちゃう。それよりスキンシップをしていなくても、ちゃんと美味しいごはんを子どものために作って食べさせてあげる“ベロシップ”、ベロで繋がるって、大切だと思うのよね。

06
レミさん自身のベロはご両親から育まれたのでしょうか?

ベロってみんな違うのよね。先天的なものもあるかもしれないけど、私が高校生の時、授業中に父親が「これから映画に行こう」って迎えに来て、その映画を見た後に美味しい料理をいっぱい食べさせてくれるの。父親は料理にうるさい人だったので、母親の料理もだんだん上手になったんじゃないかと思うのよね。
あとね、和田さんは大阪生まれなんだけど、東京の私のベロと同じだったの。関西の人って薄味が好きなのか、東京の人と味の好みが違うって人もいるんだけど、和田さんと私のベロは同じだったのよ。和田さんは私のごはんが好きで、結婚した時に「レミの料理を死ぬまでに何回食べられるかな?」って言ったの。私は無限に何百万回も食べられると思ってたんだけど、計算してみたら意外と少ないのね(笑)。だから和田さんは私の料理に期待しているな、って思ったから頑張っちゃったのよ。「こんなもの食えるか」なんて言われたらやる気も失せるけど、和田さんは一度も私の料理をけなしたことがないのよ。ほんにいい人だったな。

レミさん自身のベロはご両親から育まれたのでしょうか?

<平野レミさんプロフィール>
料理愛好家、シャンソン歌手。NHK『平野レミの早わざレシピ』などテレビや雑誌を通じて、実用的な数々のアイデア料理を発信。レミパンをはじめとするキッチングッズの開発も手掛ける。また講演会やエッセイなどで明るく元気なライフスタイルを提案。料理本やエッセイなど著書は50冊以上に及ぶ。

後編では、レミさんの元気の秘訣について伺いました。次週6月22日(水)公開予定です!

編集/㈱メディアム 成田恵子 執筆/北村文 撮影/鈴川洋平

EDITOR

DEPACO編集部

副編集長 秀島

料理への愛、和田さんへの愛が深く伝わってきました。そして、「ベロシップ」という考え方が素敵!手軽に、気軽に、でも愛情をたっぷり注いでお料理すると、レミさんみたいにいつまでもキラキラといれるのでしょうか…?
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プロモーション歴10年以上、DEPACOの生みの親。ビューティ系企画~編集~広告~イベントまで幅広く携わる。経験とはうらはらに、百貨店入社をきっかけにデパコスに触れ始めた“保守派”でかつ、"自信はないけど少しはこだわりたい派"。趣味はアート&銭湯めぐり。

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