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【十人十色の美衣食住・後編】パーツモデル・美容家 金子エミさんにインタビュー

【十人十色の美衣食住・後編】パーツモデル・美容家 金子エミさんにインタビュー

DEPACO編集部
副編集長 秀島
2022/07/13

“十人十色の美衣食住”
ひとそれぞれ、さまざまな「美」を大切にされている方々に迫ります。

今回のゲストはコマーシャル100本以上、雑誌出演も数100本と、パーツモデル30周年を迎えた現在も現役として活躍。独自の美容法をまとめた著書「お家でおこもりエステ」が話題となり、美容家としても活躍の場を広げている金子エミさんです。

■前編ではおすすめのボディケア・ハンドケアについて伺いました。詳しくはこちら→

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食生活で気を使われていることはありますか?

実は、家に砂糖はおいていません。砂糖を料理に使わないので、家で作る料理は家族からあまりおいしくないって言われちゃうんですけど(笑)。あと、使う油の種類にもこだわっています。今は肌が荒れてしまったこともあって、余計に糖分は取らないようにしているんです。外出先とかではそんなに気にしないようにしていますが、家ではなるべく控えるようにしています。揚げ物もあまり食べないようにしていますが、好きなのでご褒美的にたまには食べて、夜は食べないですね。朝が夕飯みたいな感じでしっかり食べていて、朝に家を出たら夜まで帰ってこないので、朝に全部作っちゃうんです。朝4時ぐらいに起きて1時間半ぐらいかけて全部作る感じで。朝って誰もいなくて静かですし、料理を作るのは好きなので、お弁当から夕食まで作っちゃいます。

あとコロナ禍によってストレスがたまっちゃって、毎日晩酌していたんです。それまで家でお酒を飲むことはなかったんですけど、それが楽しみのひとつになっちゃって。でも肌トラブルもあって、今は晩酌をやめています。今日は飲もうかと思っていますけどね(笑)。たまにお酒を飲み過ぎちゃうこともあるので、ほどほどにするようにしています。

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パーツモデルとしてだけでなく美容研究家としてもご活躍されていらっしゃいます。スキンケアで心掛けていることはありますか?

顔と胸とおしり以外のパーツモデルをしているので、“体”が“顔”だと思っているんです。むしろ顔は足の裏みたいな感じで(笑)。スキンケアは、ボディケアのついでにやっているような感覚なんですよね。やっぱりお風呂から出て、顔よりも先に体のケアをするんです。全身超乾燥肌なんですけど、マスク生活になる前はニキビや吹き出物とか肌荒れには無縁だったのに、今はマスクの影響もあって顔に吹き出物とかができてしまって。体はしっかりケアしているから大丈夫なんですが、顔のケアをおざなりにしてきてしまったからなのかなと思っています。これからは顔も気にしないと、と思い始めたところです。

日焼けも絶対にしたくないというわけでもないんです。私の肌はオークル系で紫外線を吸収して真っ黒になる方で、意外とシミは気になりません。もちろん日焼け止めも塗ってますし、ビタミンCやトラネキサム酸などのサプリメントも飲んでケアをしていますが、どちらかというと、肌の水分量を下げないということが大切だと考えています。日焼けも日焼け止めを塗るってことで守られている気になってしまいがちですが、乾燥してる干物みたいな状態の肌に日焼け止めを塗っても日焼けしてしまうので、やっぱりうるおっているジューシーな肌にしておくってことが大事。

ただ私個人としては、肌は白くなくてもいいと思っているんです。日本では美白ケアが当たり前のように言われていますが、世界にはいろいろな肌の色の方がいらっしゃいますし、肌の色よりもうるおいやツヤがあるのが美しい肌だと思っています

パーツモデルとしてだけでなく美容研究家としてもご活躍されていらっしゃいます。スキンケアで心掛けていることはありますか?

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年齢を重ねても美しさをキープされている美意識の高さは本当に素晴らしいです。美のモチベーションを持ち続けられている秘訣があったら教えてください。

私はきれいな女優さんとかを想像して、こうなりたい!とか思ったことはあまりないんですよね。現実主義者なので自分に厳しく、醜くなった自分を想像してがんばってきたところが実はあります。脇の下やお尻の下って、どんなにキレイな方でもたるんでしまいがちですよね。だからそうならないためにネガティブなイメージを持ちながら、ポジティブに気をつけるという感じなんです。とはいってもそんなに美意識が高いわけでもありませんよ。ありのままでリアルでないと美容家という仕事は続けられないと思うので、あまりストイックになりすぎないように気を付けています。

長男に障がいがあるので、外出しない時期が結構長くあったんです。それまでは体のケアは全部プロにお任せしていて、自分では何もしない感じだったのに、そうも言っていられない状況になって。それで自分でどうにかしなきゃ、というところから、私の美容法は始まっているんです。1冊目の書籍を出したきっかけも、翌日に撮影がある時に、家でティッシュを使って手のパックをしていたら、主人に「ティッシュでパックしてるの?」って驚かれて(笑)。そのパックのことを主人がいろんな人に話したら、ちょっと話題になって。それで本を出さないかって、お話をいただいて。

実は顔にコンプレックスを持っていたので、手や足をキレイだね、って言われることがうれしくて、ケアもしつこくやってしまうんですよ。コンプレックスの反動なんですかね。でもキレイでいたいから、エステでやってもらっていたようなことを家でできないかな、っていう感じで始めたので、ある意味、私の執念から生まれたケアのおかげで今の私がいるのかなって思います。

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パーツケアを通して、金子さんが伝えたいことは何ですか?

パーツをケアしてきてよかったと思うことは、人が見ていないような細部をキレイにしていることで、なんか私生活がちゃんとしているように見えると思うんです。私も実はちゃんとしてないところもあるのに、ちゃんとしてるように見ていただけるんですよ。結構がさつな方なんですが、そうでなく見えているのは、パーツモデルになったからなのかな、と思うんです。ほんとちょっとしたことなんですけど、それをやっているかいないかが、キレイの差なんじゃないかと。実際、私自身のボディケアもお風呂あがりに全身に化粧水や美容液を塗って、週1回角質ケアをするぐらいなので、そんなに時間をかけているわけではありません。ほんとにシンプルなことしかしていないので、みなさんにも実践していただけると思います。

まさかこの年齢までパーツモデルを現役で続けていられるなんて、モデルを始めた時は全く思いもしていなかったですし、30歳ぐらいで辞めなきゃな、ぐらいに思っていました。でもあっという間に30歳になって、もうちょっと出来る?みたいな感じでここまできちゃったんです。最低限のケアを徹底的にやっていたことで、顔よりも体の方が若さを保てているんじゃないかと思ってます

あと、ぬれていることが手や体には一番良くないんですよね。みなさん気づかないうちに手がぬれている状態で料理していませんか?私は野菜など洗うのは一度に洗うようにしていて、手の水気をしっかり拭いて、乾いている状態で包丁を使うようにしています。そんな風にしていたら乾燥も防げますし、うるおいのある手を保てますよ。
コロナ禍になって、自分で自分をキレイにする時代になってきていると思うんです。今は美容家電もいいものがたくさんあるので、おうちでキレイになる、“美の自立”ができるようになってきていますよね。

パーツケアを通して、金子さんが伝えたいことは何ですか?

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5年後、10年後、どんな金子さんでいたいと思われていますか?

元気でいる限り、生涯現役でやっていきたいですが、今とにかく肌荒れが気になって。パーツモデルとしての夢は叶えてくることができたので、今は私に興味を持っていただいているみなさんのご期待にお応えしたいという感じです。

あとは息子たちを立派に育てることが、一番ですかね。長男を世界チャンピオンにさせることと、次男は受験生で今年勝負の年なので、私もいろいろとストレスを感じてしまうことがあります。これまで仕事をお断りするようなことはなかったんですが、これからは仕事を少しセーブして、あまりストレスがないようにしたいな、という思いもあって。少しゆっくりしつつ、息子たちのことに集中しようかなと思っているんです。今、ちょうどそういう時期なのかもしれないんですけどね。

私が発信してもみなさんの声をあまり聞ける機会がなくて、本当にみなさんのためになっているのかよく分からないと感じることもあるんです。だからイベントなんかで、いろんな方と交流できたらいいですね。人が好きで、人と会う仕事がしたいです。でもコロナ禍でなかなか人に会えなくなってしまっていたので、今後はそんな機会を増やしていきたいですね。

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金子さんにとって、人には理解されないかもしれない(もしくは理解されなくてもいい)けど自己満足のためだけにやっていらっしゃる趣味や習慣などはありますか?

まさにパーツモデルが自己満足な仕事だと思っています。CMで女優さんの手の代わりをするんですけど、そのオンエアが流れても誰も私の手だとは気づかない。あのシーンをこんな風にキレイに撮れたんだと思えるのも、私にしか分からない自己満足の世界なんです。

あと爪の周りのケアを念入りにするんですけど、そんなところ誰も見ていない。見えないけれども、そんな小さな世界をこだわってケアしていくことが、私の仕事に生きてきたりするんです。そんな自己満足を感じながらパーツモデルをずっとやっています。

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金子さんにとっての「美」とは?

「美」っていろんな美しさがあると思うんです。見た目だけではない美しさもありますし。“見る”美しさでいうと、私はすごく自然が大好きなんです。都会で生まれ育ってあんまり自然がない環境で育っているので、自然の中で景色を見た時にキレイだなと思うんです。なぜそういうものを見た時にキレイだな、と思うのかな?って考えると、ずっと見ていて心地がいいじゃないですか。だから美しさっていうのはずっと見ていたくなるものだったりするものなのかな、と思っています。

●金子エミさんの愛用アイテム

  1. 〈emito〉ボディスキンスムージングジェル(200g) 税込3,300円
    〈emito〉ドラゴンズブラッドボディスキンミストアップ(200mL) 税込4,180円
    〈emito〉ボディジューシーセラムアップ(480g) 税込7,480円

    ※DEPACOおよび大丸・松坂屋各店ではお取り扱いがございません。予め、ご了承くださいませ。
    金子さんにとっての「美」とは?
    毎年同じボディケアアイテムを買うとかあまりないと思うんですけど、私もなかなか気に入ったものに出合えなくて、自分で作ってしまいました。顔に使ってもいいぐらいの商品です。化粧水と美容液は毎日のお風呂上りに、角質ケアは1週間に1回または10日に1回のペースでお手入れするのがおすすめです。
  2. 〈オカモトグローブ〉マリーゴールドフィットネス
    ※DEPACOおよび大丸・松坂屋各店ではお取り扱いがございません。予め、ご了承くださいませ。

    ゴム手袋もいろいろ使ったんですけど、今は「マリーゴールドフィットネス」が超お気に入り。とにかく軽くて、薄くて、丈夫なんです。「洗い物パック」を思いついた時に、主婦をやりながらでもパーツモデルを続けられるな、と思った瞬間でした。
    金子さんにとっての「美」とは?

<金子エミさんプロフィール>
1991年にパーツモデルをスタートしてから、コマーシャル100本以上、雑誌出演を数百本こなし、現在も現役モデルとして活躍。独自の美容法をまとめた「お家でおこもりエステ」(ワニブックス)が話題となり、美容家としても活躍の場を広げ、さまざまなテレビ番組にも出演。2010年には化粧品ブランド「emito」(エミト)をプロデュースし、シンプルで日常生活でも実践しやすい美容法を提案している

前編ではハンドケアや美しい手について伺いました。


編集/㈱メディアム 成田恵子、執筆/北村文、撮影/Suat Koylu、メイク/木村三喜

EDITOR

DEPACO編集部

副編集長 秀島

「美の自立」ということばが印象的でした。自分で自分を徹底的にキレイにし続けてきた金子さんは、パーツも内面もありのままでありながら、すごく美しい方でした。「やるかやらないかがキレイの差」、身に染みて感じています。
肌悩み
  • オトナニキビ肌
好きなメイク
  • すっぴん風+ワンポイントメイク
コスメの悩み
  • 母親ゆずりの頑固なクマ

プロモーション歴10年以上、DEPACOの生みの親。ビューティ系企画~編集~広告~イベントまで幅広く携わる。経験とはうらはらに、百貨店入社をきっかけにデパコスに触れ始めた“保守派”でかつ、"自信はないけど少しはこだわりたい派"。趣味はアート&銭湯めぐり。

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