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【デパコス名鑑Vol. 8】〈イプサ〉のクリエイティブコンシーラーeに迫る!

DEPACO編集部
副編集長 秀島
2022/08/24

デパコスの中でも「名品」と呼ばれる一品には、長い間人々に愛される理由がある。
DEPACO編集部が、"愛されコスメ"の誕生秘話や進化ポイントなどをブランドのキーマンにインタビュー。その秘密に迫ります。

第8回は、〈イプサ〉の「クリエイティブコンシーラーe」。
しつこいクマに悩み、同商品を愛用する秀島が、株式会社イプサ ジャパン統括部 PR担当の菅野麻沙未さん(以下、菅野)に、お話を伺いました。

01
一人ひとりの“個肌”に合うコンシーラーが誕生

一人ひとりの“個肌”に合うコンシーラーが誕生

秀島(右):毎日のベースメイクにコンシーラーが欠かせない私は、いろいろなタイプを持っているのですが、この「クリエイティブコンシーラーe」は、お気に入りのひとつ。いくつかリピートして、今使っているものも底見えしているほど…(笑)。“絶妙な3色がセットされたパレット”で持ち運びやすいですし、なにかと使いやすいんです。
名品として知られるアイテムですが、いつ、どのようなきっかけで誕生したのですか?

菅野(左):現在展開している「クリエイティブコンシーラーe」と同じく、“絵の具パレットのようなケースに3色をセットしたコンシーラー”は、「ホワイトニング クリエイティブ コンシーラー」として2001年に発売したのが始まり。少しずつアップデートをして、実は現行品で5代目なんですよ。

秀島:2001年当時といえば、パレットタイプの多色コンシーラーは珍しかったんじゃないですか?一般の方が使いこなすには難しいイメージがありました。

菅野:当時は、肌悩みをファンデーションで覆って隠すというのが主流。だから、コンシーラー自体、使いこなすのが難しかったかもしれませんね。
でも、だんだんベースメイクの意識が変わってきて、いろいろなアイテムを駆使して肌作りをするという流れに。〈イプサ〉として、「肌の気になるところをカバーしているけどきれい」ということを追求すると、この3色のコンシーラーに行きついたんです。

秀島:〈イプサ〉は、ベースメイクでも素肌美を追求されているイメージがあります。店頭では、肌測定器「イプサライザー」を使った測定ができて、スキンケアだけでなくベースメイクも、自分にぴったり合ったカラーや組み合わせを提案してもらえるところが好評です。より一人ひとりに合ったベースメイクを叶えるために誕生したのが、このコンシーラーということですね!

一人ひとりの“個肌”に合うコンシーラーが誕生
肌測定器「イプサライザー」のイメージ

菅野:「個肌を見つめる」というのが、ブランド創業当時からの考え方。一人ひとりの個性を認めて、それぞれの人がその人らしく目指す美しさがある、というのを提案しつづけています。

02
厳選された3色へのこだわり

厳選された3色へのこだわり

秀島:コンシーラーの色が、3色になった理由はなぜですか?

菅野:さまざまな肌色や肌悩みに合わせて、色をブレンドできるからです。肌色や肌の悩みは、一人ひとり違うもの。さらに、クマ、ニキビ跡、シミなど、ひとりの方の中でも複数の悩みがあるから、それぞれに合う色を作ることになりました。ベーシックな中間色、明るいカラー、暗めのカラーの3色設計で、いろいろな悩みに対応しつつ、使いやすさを心がけています。

秀島:4色や6色ではなく、3色という絞り込んだ色数も絶妙ですよね。これ以上あったら私、使いこなせないかもしれません(笑)。カラー展開も潔くひとつだけなので、自信をもって選び抜かれた3色なのだと伝わってきます。

菅野使いやすさを考え、選択肢が増えすぎないように、カラー展開をひとつに絞りました。〈イプサ〉では、昔から肌色について研究を重ねています。さらに開発段階で、企画担当者、研究員、メイクアップディレクターが一丸となり、1色で使用しても3色をブレンドしてもフィットするカラーをセレクトしています。

厳選された3色へのこだわり

秀島:“3色を混ぜる”というコンセプトでいえば、ケースの形状が、それを象徴するものですね。3つのカラーの下に、何もない空白ボックスが配置されていて。絵の具を混ぜて自分だけの色を作るみたいに、そこでブレンドができるんですよね!

菅野:あえて空きスペースを作ったのが、〈イプサ〉の面白みです。ちなみにこの部分、以前は平らだったのですが、今は斜めになっていて。色も混ぜやすいし、ティッシュなどでふき取りやすくなっていますよ。

03
「隠す」から「同化させる(※1)」に進化

秀島:〈イプサ〉から3色のパレットコンシーラーが登場して20年以上経つということですが、現在展開している「クリエイティブコンシーラーe」の特徴は、どのようなところですか?

菅野:いちばん変わったところは、「3色すべてに赤みをブレンドした」という点です。日本人の肌色を研究するなかで、一般的に「色ムラや肌の悩みがあるところは、肌の赤みが少ない」と分かって。逆に、色ムラがない健康的なところは、もともとの肌にしっかり血色感がある。
だから、色ムラ部分にピンポイントでコンシーラーをつけて、そこだけ不足していた赤みを加えることで、まわりの赤みがある肌と同化(※1)させることができるんです。

「隠す」から「同化させる(※1)」に進化
一代前の「クリエイティブコンシーラー」と並べると、赤みが強くなったのが分かります。

秀島:「隠す」ではなく「同化させる(※1)」というコンセプトが、新鮮ですね。

菅野:まわりの肌の色に溶け込むことから、「カメレオンコンシーラー」というニックネームがついています。アップデート前の従来品では、一般的なコンシーラーと同じく、色ムラ部分とまわりも一緒にカバーするという感じ。現行品は、ピンポイントで気になる部分だけにのせて使用するから、使いこなしが少し変わりました。

秀島:この付属ブラシが、ピンポイントづかいにぴったりなんですよね。以前、プライベートでパーソナルメイクアップレッスンに参加したときに、あるメイクアップアーティストさんに「かなり使いやすいので、このコンシーラーでは絶対、付属ブラシを使ってください」と言われて。その通りにしてみると、本当に使いやすくて、納得した覚えがあります!

「隠す」から「同化させる(※1)」に進化

菅野ブラシは、筆先の長さや形状、コシにこだわって開発しました。クマ隠しなどやや広範囲に使うときは平らな面を使って、ニキビ跡など小さな点には先端を…と使い分けができます。適度なコシがあるから色のブレンドがしやすく、肌にものせやすいですよ。
ブラシを上手に使ってピンポイントづかいすることで、カバーしなくていい部分は、もとのきれいさをきちんと生かせるので、ぜひ付属ブラシで仕上げてくださいね。

※1 メイクアップ効果による仕上がりのイメージ

04
くすみにくさや肌へのフィット感もアップ

秀島:他に、成分などのアップデートもあったのでしょうか?

菅野:肌の色ムラ部分は、光を反射しにくいため、くすんで見えやすいんです。だから、透明感(※2)を高めるために、部分的に光反射量をアップさせるライティングフォーミュラを採用しました。

くすみにくさや肌へのフィット感もアップ

秀島:「クリエイティブコンシーラーe」では、時間の経過によるくすみが気になりにくいのですが、これにも何か工夫がありそうですね。

菅野:今までのものよりもさらに柔軟性の高いネット構造の被膜材を採用しています。そのため、目もとなど顔の表情の動きに合わせて肌にしなやかにフィットし、透明感(※2)のあるつけたての美しさが持続するようになっています。

※2 メイクアップ効果による

05
メイクの完成度が上がる!おすすめの使い方

秀島:私は、3色をブレンドしたり単色づかいしたり、ほぼ自己流で使っているのですが、改めておすすめの使い方を教えていただけますでしょうか。

菅野:パレットの上段から、「ブラウン」「ピンクオレンジ」「ベイジュ」を配置しています。肌悩みに合わせて、どの色をメインに使うといいかお教えしますね。

メイクの完成度が上がる!おすすめの使い方

【クマ】
「ピンクオレンジ」を中心に、健康的な肌色の部分に合わせて適宜、他の2色をブレンド。まわりの肌色から浮いているように感じるときは、一段階濃いトーンで、境目をぼかすように馴染ませる手順もプラス。つける範囲を広げすぎないように注意して。

【シミ・そばかす】
色ムラがある部分のまわりの肌色に合わせるのが一番きれいに見えるので、3色をブレンドして、自分の肌色に合わせた色を作ります。色ムラが気になる部分に、ピンポイントで置くようにつけて。

【小鼻まわり】
小鼻まわりの赤みや、マスク着用によって赤みを帯びた頬などには、「ベイジュ」がおすすめ。3色の中でいちばん赤みが少ない色味なので、もともと赤みが強いところに馴染ませると自然な印象になります。

【口まわり】
見落としがちだけど案外気になるのが、口まわりのくすみ。「ブラウン」をブラシに取り、口角あたりをメインに、唇のキワをふちどるようにスーッと伸ばします。

メイクの完成度が上がる!おすすめの使い方

秀島:口まわりに使うのは、くすみが隠せるし、唇の立体感も出せるし、いいアイデアですね。リップラインって引き方によっては古臭いイメージになってしまうので、自然な印象で立体感を出せるのはうれしいです!
私は、「ブラウン」を余らせがちなので、試してみたいと思います。

菅野:店頭でも「どれかの色が余ってしまう」というお声も聞きますが、いろんな使いこなしを覚えると、メイクの幅が広がるし、仕上がりの完成度が高まるので、ぜひいろいろ挑戦してみてくださいね。

秀島:私は、ポーチに入れやすいサイズ感と、ミラー付きコンパクトケースという便利さがあって、日中のお直しにもよく使います。そのときのコツはありますか?

菅野:重ねるほど厚塗りになってしまうので、すでにヨレているときは、思いきって綿棒などでぬぐい取って、できれば保湿をして土台を整えてから、ピンポイントでつけ直すのがおすすめです。

06
今後の進化では、サステナブルな商品に!?

今後の進化では、サステナブルな商品に!?

秀島:2016年に現行品が登場して5年以上経ちましたが、今後、また進化する予定はありますか?

菅野:中身については、すでに考え抜いて作ったもので、それを多くの方に支持していただいているので、早々に変えるということはないと思います。
ただ、ケースなどの仕様の変更については、SDGsへの取り組みのひとつとして検討しています。環境配慮型の素材を採用したり、リサイクルしやすい同一素材のケース構造にしたり。

秀島:コスメ業界も、SDGsの意識が高まっていますよね。使う立場としても、少しずつでも環境に配慮できる、気持ちいいものを選びたいというマインドになっています。ずっと使い続けたい名品だからこそ、サステナブルな進化も楽しみにしています!

07
"クリエイティブコンシーラーe"の歩み

”クリエイティブコンシーラーe”の歩み

※発表当時は、「クリエイティブコンシーラーEX」で発売。2019年に一部原料成分の変更により「クリエイティブコンシーラーe」に名称変更

【デパコス名鑑】第9回は、10月に公開予定!〈シュウウエムラ〉の「クレンジングオイル」が愛される理由に迫ります。

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EDITOR

DEPACO編集部

副編集長 秀島

一覧表で製品の歩みを見ると「赤み」にこだわった進化ポイントが、よく分かりますよね。クマ悩みを持つ私には欠かせない、名品アイテムです。こだわりの3色をぜひ付属の筆でお試ししてみてくださいね。
肌悩み
  • オトナニキビ肌
好きなメイク
  • すっぴん風+ワンポイントメイク
コスメの悩み
  • 母親ゆずりの頑固なクマ

プロモーション歴10年以上、DEPACOの生みの親。ビューティ系企画~編集~広告~イベントまで幅広く携わる。経験とはうらはらに、百貨店入社をきっかけにデパコスに触れ始めた“保守派”でかつ、"自信はないけど少しはこだわりたい派"。趣味はアート&銭湯めぐり。

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