時井統子(以後：時井)：大丸・松坂屋 本社にて、化粧品ブランドとの窓口を担当しています。いくつか担当ブランドがあり、全国の大丸・松坂屋 各店舗との調整役や、新規のブランド導入の際は橋渡し役なども中心になって行います。「ブランドの困りごとの解決」が重要な仕事のひとつで、「どうしたら売りあげが上がるか」「どのような取り決めが必要か」ということをブランドと一緒にいつも考えています。

最新コレクションの発表会に行くことも多く、ブランドと直接お話するので、商品に対するこだわりを知ることが出来るのはやりがいに繋がっています。店頭でお客様が楽しそうにお買い物されている姿を見られると嬉しいですね。

私自身も化粧品はよく購入しますね。また、「今どんなブランドが人気なのか」など、常にアンテナを立てて情報収集するようにしています。化粧品はトレンドに影響されやすいジャンルでもあるので、世の中の状況などにも興味を持つようにしています。

時井：私にとってまず「ファーストデパコス」と言えるのが、〈アナ スイ〉のアイテムです。フレグランスは高校生くらいから持っていて、大学生ごろから本格的にメイクなどをしていくにあたり、「まずは見た目がかわいい！」という理由で母にもついてきてもらい、店頭のコスメカウンターで購入していました。

スキンケアアイテム、ベース、アイシャドウ、ネイル、ミラー、ビューラー、フレグランス…と一通り揃えていましたね。ミラーやビューラーなどのツールはいまだに愛用していたり、ノベルティでいただいたポーチなどもまだ持っているものもあります。

既に持っていたフレグランスの香りが好みだったり、ブランドの雰囲気も好きでしたが、何よりもケースのデザインがかわいく、持っていてテンションが上がるので夢中になって愛用していました。この時は化粧品の機能性はもちろんですが、見た目のかわいさを重視していた気がします。

時井：スキンケアの中でも“クレンジング”のファーストデパコスは、〈シュウ ウエムラ〉のクレンジングオイルです。
もともと「オイルクレンジングは落としすぎになってしまいそう」というイメージもあって、このアイテムに出合うまでは、ジェルクレンジングを使っていました。ですが化粧品担当になって、発表会で詳しい商品説明を聞き、実際に試してみて感動！「メイクをしっかり落とすことの大切さ」にも気づかされました。

以後、ずっと〈シュウ ウエムラ〉のクレンジングオイルを愛用していて、はじめは「フレッシュ クリア サクラ クレンジング オイル」を使っていましたが、冬場は「アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイル」に切り替えたり、最近は香りがとてもお気に入りで「ボタニック クレンジング オイル」を使っています。まわりの人にも勧め続けているくらいです(笑)。

時井：化粧品の中でも、リップだけは長く使用できるものに出合えていませんでした。化粧品担当になり、その時に出合ったのが、「ローズ・パーフェクト」でした。見た目から入るところは変わっていなくて(笑)、こちらもやはり見た目がかわいく、細くてポーチに入れやすいところがポイント。

さらに私にこのリップは合っていたようで、初めはベーシックな「001 ピンク・イレジスティブル」を使っていたのですが、限定で発売されるカラーなども含めて5、6本は使い切りました。期間限定で刻印サービスが行われていて、一時期が使い切ったあとキャップを付け替えて使っていたこともありました。
とてもお気に入りなので、友人のプレゼントなどにもよく購入している商品です。

もともと化粧品が好きだった！というよりは、化粧品の仕事を通じてどんどん興味を持っていくようになりましたね。これからも化粧品は購入していくと思いますが、日々の気づきを通じて、お客様がお買い物を楽しめる売場作りに貢献していけたら嬉しいですね。