私の旅ポーチのポイントは「とにかくコンパクト」であること。
アイシャドウは普段、パレットを使うことが多いのですが、旅には単色アイシャドウを持って行きます。塗り重ねることで陰影がつけられるので、1色使いでも違和感なく仕上がるんです。チークもブラシがいらないタイプの練りチークを。化粧下地は、美容液や日焼け止めも兼ねる多機能タイプを選び、持ち物はできるだけ少なくしています。ベースとなるメイクがシンプルでも、リップだけはしっかり塗ればキマる気がするので欠かせません！

あとは、旅先で朝ランニングをすることにハマっているので、タウン使いもできるデザインのランニングシューズを履いていくことが多いです。旅先の朝の空気感も味わえ、気分もリフレッシュできるので、ウェルネストリップにおすすめの過ごし方ですよ。

1. 〈コスメデコルテ〉サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップＣＣ SPF50+・PA++++(35g)(10) 税込3,300円
2. 〈RMK〉ザ マット リップカラー(08) 税込3,850円
3. 〈カネボウ〉デザイニングカラーリクイド(01) 税込3,300円
4. 〈マービス〉ホワイト・ミント(75mL) 税込2,750円
   ※写真はトラベルサイズ(DEPACO取り扱いなし)です。
5. 〈カネボウ〉ヴェイル　オブ　デイ(40g) 税込5,500円
6. 〈RMK〉インフィニット シングル アイズ(12) 税込2,750円

箱根に着いたらまずは、大自然とアートのコラボレーションが楽しめる、彫刻の森美術館へ。1969年に国内初の野外美術館として誕生したアートスポットで、その広さはなんと約7万㎡。広大な敷地内に、ロダン、ムーア、ミロなど近・現代を代表する彫刻家の名作約120点が常設展示されています。爽やかな緑に囲まれ、お気に入りの作品をじっくり眺めたり、散策気分で自然を楽しんだりと、アートを自由に満喫しながらリフレッシュできます。 感性を高めてリフレッシュできる彫刻の森美術館で注目したいのが、2021年春にオープンした、体験型作品を中心に休憩できるエリア「ポケっと。」。高低差を利用した空間に、彩り豊かなソファが設置され、子どもも大人ものんびり過ごせます。また、思わず枠の中をくぐり抜けてみたくなるカラフルな『宇宙的色彩空間』(松原成夫 作)など、身体を使って楽しめる3つのアート作品の展示も。 絵本作家tupera tupera(ツペラ ツペラ)と空間デザイナー・建築家の遠藤幹子さんが手掛ける「しつもんパーク」が2023年4月から2024年3月31日(日)まで開催中。館内に設置された、“100のしつもん”に答えながら美術館を巡れる参加型の展覧会です。「おかしで いちばん なにが すき？」や「あつめているものは なに？」といった質問に答えながら、自分自身や一緒に来ている人の新しい一面を発見できますよ。

■彫刻の森美術館
住所：神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121
交通：箱根登山電車「彫刻の森駅」から徒歩2分
料金：入館1,600円
営業時間：9時～17時(入館は閉館の30分前まで)
定休日：年中無休

次は2022年4月にオープンした、フラワーアーティストのニコライ・バーグマン氏が手掛ける庭園へ。強羅の豊かな自然とフラワーアートがコラボした癒やしスポットとして、今注目を集めています。
以前から美しい自然に惹かれて箱根に足しげく通っていたというニコライ氏。「自然にふれてリフレッシュしていたのを、みなさんにも体感してほしい」という想いが込められた場所です。 1周20～30分の散策路を、五感を使いながら自由に歩けます。アップダウンもありますが、休憩できる場所があったり、足元が汚れてしまうのが心配な方には長靴の貸し出しサービスがあったりと、心配りが嬉しいですね。視界いっぱいに広がる緑と美しい花、そして鳥のさえずり。自然にふれて、たっぷりと癒やされましょう。

8月中旬ごろまでは色とりどりのアジサイが、2023年9月30日(土)までは、デンマークの家具・SKAGERAK BY FRITZ HANSEN(スカゲラックby フリッツ・ハンセン)とのコラボ展示を楽しめます。 園内には、スカンジナヴィアスタイルのカフェ「NOMU hakone」があります。店内は自然光がたっぷり入り、木がふんだんに使われた開放的な雰囲気。2023年7月にはメニューを一新。箱根近郊でとれた野菜などを使ったフードやスイーツが揃います。テイクアウトすれば、散策路にあるグラスハウスやベンチで食べることも。その際はバスケットを貸してもらえるので、おしゃれピクニックが簡単に叶いますよ。

また、店内では昼間から灯されるロウソクが印象的。家で心地よく過ごす工夫として一日中ロウソクを灯していることが多いという、デンマークの文化が取り入れられています。ニコライ氏は朝起きたらロウソクを点ける係だったとか。

■ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ
住所：神奈川県足柄下郡箱根町強羅1323-119
交通：箱根登山電車「強羅駅」からバスで6分、「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」下車すぐ
料金：入園事前Web予約1,500円、現地購入1,800円(キャッシュレス決済のみ)
営業時間：10時～17時
定休日：水曜日(水曜日が祝日の場合は開園、翌日木曜日を休園)

箱根登山ケーブルカーと、芦ノ湖エリアを繋ぐ箱根ロープウェイの乗り換えポイントである、早雲山駅舎。2020年7月にリニューアルし、展望テラスに足湯、ショップからなる新スポットに生まれ変わりました。単なる旅の通過点ではなく、箱根観光の新しい目的地となっています。 一番の魅力はなんといっても、眺望自慢の足湯。箱根外輪山を一望できるテラスゾーンにあり、晴れた日には相模湾まで見渡せるという絶好のロケーションです。無料で利用できる足湯のお湯は、「強羅温泉」というれっきとした温泉。山々が連なる大パノラマを眺めながら癒やしのひと時を過ごすことができます。タオルはショップで販売しています(税込330円)。 cu―mo箱根にはカフェとセレクトショップもあります。カフェでは、雲のようにふわふわした食感の「くもぱん」と、スムージーの上に綿菓子をのせて晴天に浮かぶ雲を表現した「ニューベル」などオリジナルスイーツがおすすめです。特に、毎朝いい匂いを漂わせながら店内で作られる「くもぱん」は、午前中に売り切れることもある人気スイーツ。ふわふわ食感の蒸しパンの中に、小田原産の味噌を使用したカスタードクリームが入るという意外な組み合わせが人気のヒミツです。テイクアウトしたメニューは、足湯に浸かりながら食べることもできますよ。

■cu―mo 箱根(くーも はこね)
住所：神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300
交通：箱根登山ケーブルカー「早雲山駅」からすぐ
営業時間：展望テラスは9時～16時45分、足湯は9時～16時、物販は10時～16時45分、フード&ドリンクは10時30分～16時
定休日：無休

2022年1月に、強羅の山中に誕生したラグジュアリーリゾート。その特徴はなんといっても“山の中に入っている”気分を味わえること。土地の文化や風土、自然の要素を取り入れる“ふふ”らしく、自然の地形を生かすように建てられたホテルは内外に緑豊かで、客室や大浴場、あらゆるところで強羅の美しい緑を楽しむことができます。全39室ある客室はすべて50㎡以上のスイートクラスで、温泉風呂付き。ゆったりと過ごすことができます。

また大浴場は酸性の大涌谷温泉、客室風呂はアルカリ性の強羅温泉と、泉質の異なる2種類の温泉を楽しめるのも魅力。どちらも窓を開ければ半露天風呂の気分を楽しめます。 ふふ 箱根で体験したいのが、日本古来の発酵技術を用いた「発酵温熱木浴」。スパメニューの一つで、ヒノキパウダーと有機微生物の発酵という自然の力のみで保温し、身体を芯から温めてくれます。汗をかくことで毛穴の皮脂分泌物が押し出されるほか、自律神経のバランスが整うことでリラックス効果も期待できます。香り高い吉野の特定無垢ヒノキパウダーを使用しているので、通常の酵素浴より香りがなじみやすく、また高温のサウナより温度が低いため、じんわりと身体が温まるのが特徴です。

“ふふ”おすすめのリラックスコースは、大浴場、スパ、客室風呂の順番。まず大浴場では、酸性のお湯に浸かることで肌表面の古い角質などを落とし、肌の調子を整えます。その後発酵温熱木浴でさらに温めて筋肉をほぐれやすくし、続くボディトリートメントでリンパを流します。最後は、塩化物を多く含むアルカリ性の客室風呂へ。皮膚に付着した塩分が汗の蒸発を抑え、湯上りのあとも潤いを長く保つ保湿効果があるとされます。
お風呂上りは、肌(角質層まで)へ浸透しやすい状態なので、保湿剤などを使うとさらによいです。

夏に温泉と聞くと、暑いなぁというイメージをお持ちかしれませんが、夏は自律神経が乱れがちな季節。リズムを整えることができる温泉は、夏こそおすすめなのです。 ■ふふ 箱根
住所：神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-807
交通：箱根登山電車「強羅駅」から送迎車で5分
料金：2名1室利用時 2名料金 税込82,800円～(サ料・入湯税込)
IN／OUT：15時／11時

1. cu―mo箱根の「cu―moの香り」

   

   cu―mo箱根で見つけたのは、店内で使用しているアロマの香りをスプレータイプにしたもの。お客様からの問い合わせが多く商品化したという店舗限定商品です。オレンジやグレープフルーツ、ラベンダーなど天然成分でできており、爽やかな香りで気分をリフレッシュできます。



2. cu―mo箱根の「cu―moの湯」

   

   早雲山の源泉より引湯した温泉分析表をもとに成分を配合した入浴剤。ナチュラルローズの香りとミルキーピンクの色で、リラックスタイムを過ごせます。お手頃価格なので配りやすいのも嬉しいですね。



3. ふふ 箱根の「天然ハンドスクラブ『洗』」

   

   宿泊先のふふ 箱根で見つけたのは、名物「発酵温熱沐浴」で使われている、ハンドスクラブ。奈良県吉野産ヒノキ(※)など天然成分で作られ、合成着色料、合成香料、防腐剤は不使用。手に潤いを与えながら心地よい香りで癒やされます。
   
   ※スクラブ成分



4. ふふ 箱根の「旅行の余香“日本の木々の香り”」

   

   

   ふふは、宿ごとに香りの異なるオーガニックアメニティを「余香シリーズ」として展開。ふふ 箱根の香りは、「杉」「桧」「松」をイメージした“スリーツリーズ”。保湿力が高く、濃密な泡立ちが肌にツヤと潤いを与えながらも、しっかりと香りが広がります。



5. ひより箱根湯本店の「TAMAU ふるふるしゃぼん しゃぼん金箔(※1)(ゴールド)」

   

   旅の終盤、箱根湯本駅に戻ったら立ち寄りたいのが、箱根湯本駅前商店街にある「ひより箱根湯本店」。あぶらとり紙や、美顔石鹸など美にまつわるアイテムを揃えるこちらで目を引くのは、「ふるふるしゃぼん」シリーズ。タマリンドという豆の種子(※2)からできたゼリーのような石鹸です。プルプルな形状は見た目が楽しいだけでなく、保湿効果に優れたフコイダンを高配合することができたという、機能的な一面も。他にも絹(シルク)(※2)など全4種類です。
   
   ※1 肌にツヤを与える
   ※2 保湿成分



6. ひより箱根湯本店の「TAMAU 洗顔クロス」

   

   「ひより箱根湯本店」のもう一つのおすすめが、顔や首に使用できる「TAMAU 洗顔クロス」。植物から生まれた和紙繊維とシルクを使用しています。
   
   ■ひより箱根湯本店
   住所：神奈川県足柄下郡箱根町湯本702-1
   交通：箱根登山電車「箱根湯本駅」から徒歩1分
   営業時間：10時～18時
   定休日：無休

箱根には、アートやお花、絶景を温泉や森林浴といっしょに楽しめるスポットがたくさんあります。心身ともにリフレッシュできるウェルネストリップ、今度の休日に取り入れてみてくださいね。

編集・執筆／となりか編集室(野嵜理佳子)、写真・撮影／桧原勇太、布袋裕載、関係各所・施設


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