“なるべく荷物を少なくしたい”私の旅コスメのポイントは3つ。

1. 軽さ
2. マルチ
3. 癒やし

まず、「軽さ」は欠かせません！軽さ追求のためには、アイシャドウケースから。おすすめは〈セルヴォーク〉「ヴァティック アイズ」シリーズです。なんとケースは紙製！竹とサトウキビの搾りカスからできたSDGsも意識したケースなんです。単色を2色持っていくことで、単色塗りも重ね塗りもでき、最低3日はアイメイクに困りません(笑)。さらに、重くなりがちなベースメイク系は、コスメカウンターでもらえるミニサイズのサンプルやパウチが活躍します。お気に入りは〈ベアミネラル〉の化粧下地&ファンデ。使い切って帰りの荷物を減らすのも、旅のひとつの戦略です！

1アイテムで数役をこなしてくれる「マルチ」コスメも便利。〈カネボウ〉「ヴェイル　オブ　デイ」は、飛行機の中でも乾燥が気になりにくい美容液&化粧下地を兼ね備えたアイテムで、出張の多い先輩におすすめしてもらって以来、スタメンです。アイブロウアイテムもアイシャドウとして使えるマルチユースなものが多いので旅によく連れていきます。

「癒やし」も大切ですよね！ヘアバームは好きな香りのものを。そして、大好きな「めぐりズム」は寝つきにくいホテルや移動中に必須のアイテムです。

とはいえ…結局はいろいろなコスメを連れていっちゃうので、ポーチはとにかくひとつにまとめられるサイズのものをチョイス。最後は結局、大は小を兼ねる、ですね(笑)。

1. 〈カネボウ〉ヴェイル　オブ　デイ(40g) 税込5,500円
2. 〈アスレティア〉アロマラッピング　ハンドクリームセット(15g×4) 税込6,600円
   ※写真は02 FEEL AT EASE
3. 〈セルヴォーク〉ヴァティック アイズ(04・07) 各税込2,200円
4. 〈ゲラン〉キスキス ビー グロウ(775) 税込4,730円
5. 〈セルヴォーク〉インディケイト アイブロウパウダー(08) 税込3,850円
6. 〈アディクション〉ザ マスカラ カラーニュアンス WP(007) 税込4,180円

鎌倉でのウェルネストリップは「報国寺」から。1334年(建武元年)に建立された臨済宗の寺院で、見事な竹の庭で知られます。
約2,000本もあるという竹は1本1本丁寧に管理されており、いつ訪れても美しい緑の世界が広がります。まっすぐ伸びる竹のお庭を歩くと、清々しい気持ちになり、心が落ち着きますよ。仏様にお供えするお花はお庭にあるもので、という考えから境内には一年中お花が咲いているそう。9月には、赤色が印象的なマンジュシャゲ(ヒガンバナ)が見られます。 竹のお庭を進むと、雰囲気たっぷりの茶席「休耕庵」が現れます。茶席といっても、竹林に向かった気軽なカウンター席であることが印象的です。これは「肩肘張らずにお抹茶とお干菓子を楽しんで、ゆっくりと竹林を眺めてほしい」という思いから。美しい竹、そして小さな滝による水音、鳥のさえずりと、非日常なひとときを過ごせます。

お抹茶とお干菓子は、いずれも報国寺のために作られたオリジナル。お寺の方たちが原材料から配合まで、とある老舗の方たちと、参拝者の方々を思って一緒に作り上げたそう。お抹茶は京都の老舗・祇園辻利のもの。そしておいしく飲めるよう、季節や気候によってお茶碗などを替えて提供するというこだわりようです。

なお、休耕庵でお抹茶を味わうには、参拝受付で事前に券を購入する必要があります。休日は混雑するので、早めに訪れるのがおすすめ。平日の早い時間なら竹の絶景を独り占めできることもあるとか。

■報国寺(ほうこくじ)
住所：神奈川県鎌倉市浄明寺2-7-4
交通：JR「鎌倉駅」からバスで12分、「浄明寺」下車、徒歩3分
料金：入園400円 ※抹茶(干菓子付)は別途600円
営業時間：9時～16時(抹茶の受付は15時30分まで)
定休日：無休(12月29日～1月3日を除く)

次は2022年4月にオープンした、トータルビューティ―ブランド〈オサジ〉による複合型ショップ「enso」へ。元芸者置屋をリノベーションした建物に、新業態のレストラン、グロッサリーも扱うショップ、調香専門店が入ります。

表面からのアプローチだけではなく、“心が満たされる”ことにも重きをおく〈オサジ〉。精神的な心の豊かさにアプローチする手段として、ensoでは“香り”がとても大事にされています。 新業態のレストランでは、モダンフレンチをベースに、和食や発酵食のアイデアや技術を取り入れたお料理をコース仕立てで楽しめます。日本人の身体に合うものを作ることを意識している〈オサジ〉らしく、日本の旬や地場のものを積極的に使っているそう。野菜は毎朝“レンバイ”(鎌倉市農協連即売所)で藤井匠シェフ自ら、生産者の方々と直接コミュニケーションを取りながら仕入れているもの。また、庭や鎌倉で見つけたものを“実験”することも多々。椿や梅といったさまざまなもので季節のシロップや調味料などを試しているそうなので、訪れるたびに発見があります。
ensoのお料理で印象的なのは、“香り”。口の中で香りが広がり、後を引き、心が満たされる……時間の流れがゆったりと流れるような、ほっとする空間だからこそ、その感覚をしっかりと味わうことができます。また、石川県の錦山窯・吉田太郎さんがensoの1周年記念のために作られたという器にも注目してみてください。 続いて、併設する「kako -a scent-」で調香体験を。2021年に東京・蔵前にオープンした「kako〈家香〉」に続くお店で、直感を大事にしながら香りを作れます。お家の中で気に入った香りに包まれるという豊かな体験ができるよう、自分が心地よいと感じる香りを調香していきます。 まずは30種類以上のオイルから直感的に心地よいと感じる香りを選び、次に選んだ香りの比率を調合します。最後に希望の精油・比率をスタッフに伝え、30分後に完成品を渡してもらえます。ちなみに蔵前のお店では既にブレンドされたオイルから作りますが、鎌倉店ではシングルエッセンシャルオイルから作るため、また違った香りの体験を楽しむことができます。調香体験は所要約90分で、ルームフレグランススプレー(100mL) 税込8,000円～、エッセンシャルオイル(10mL) 税込8,500円～。

■enso(エンソウ)
住所：神奈川県鎌倉市小町2-8-29
交通：JR「鎌倉駅」から徒歩4分
営業時間：レストランは平日ランチ11時～15時(13時30分LO) ※予約制、カフェ15時～18時(17時LO)。土日祝ランチ11時～19時(17時LO) ※予約制
ワークショップは10時30分～18時 ※予約制
ショップは10時30分～18時
定休日：水曜日(祝日の場合は営業、翌平日を閉店)

自然に身を任せ、感覚を研ぎ澄ませる鎌倉旅で泊まりたいのは、緑あふれる「BIRD HOTEL -GARDEN HOUSE-」。レストラン業態であるGARDEN HOUSEが手掛けるガーデンオーベルジュで、2022年5月に由比ガ浜でオープン。食事という生活の中の一部の時間だけではなく、宿泊という“一日”をゆっくりと楽しんでもらうため、レストランに加え、ホテル業を始めたそう。約1,000㎡の敷地のうち約450㎡もあるという緑あふれるお庭が特徴で、四季折々の花が訪れる人を出迎えます。 客室は全5室で、テラス付きの客室、ペット対応可能な客室など3タイプ。くつろぎやすいインテリアや色合いを採用するなど、シンプルでリラックスできる雰囲気を大事にした室内は、居心地バツグンです。15時のチェックイン後は部屋でのんびり過ごしたり、夕方にはホテルからすぐの由比ガ浜海岸でサンセットを楽しんだりといった方が多いそう。また、朝一番で海辺を散歩するのも気持ちよいですね。昔から保養地として親しまれてきた由比ガ浜だからこそ、のんびり過ごして時間の移ろいを楽しむのがおすすめです。 朝食は、緑豊かなガーデンレストランで。イタリアンをベースとしたレストランは、モーニングからランチ、カフェ、ディナーまで使い方も多彩。朝食は野菜やフルーツを使ったメニューが並び、自家製のグラノーラやトーストプレートなどがおすすめです。犬用のメニューもあるので、近隣の犬連れの方もよく訪れるとか。鎌倉らしく自然豊かな環境で、気持ちよい朝の時間が過ごせます。

■BIRD HOTEL -GARDEN HOUSE-(バード ホテル -ガーデンハウス-)
住所：神奈川県鎌倉市由比ガ浜4-8-1
交通：江ノ島電鉄「由比ヶ浜駅」から徒歩5分
料金：1泊朝食付 税込12,300円～(1室2名利用時の1人分、サービス料込)
IN／OUT：IN 15時／OUT 10時
レストラン営業時間：モーニング8時～11時(10時30分LO)、ランチ11時～16時(15時LO)、ディナー17時～21時(20時LO) ※土日祝はカフェ16時～17時LOもあり
レストラン定休日：婚礼時

気持ちよい朝を迎えたら次は、鎌倉らしいロケーションでのヨガへ。サーファーなどで賑わう材木座海岸にあるスタジオ、「gypsea by HONEY」では、5～10月の間、不定期でビーチヨガを開催。心地よい海風を感じながらヨガを楽しめます。

美しい自然や海を通じて心の内側から健康に、ナチュラルな美しさを育むことを目的にしているgypsea。なかでもビーチヨガは、自然の音や風を感じながら行うため、心身ともにリラックス効果があるそう。開放感満点で、日頃のストレスから解放されて非日常な気分も味わえます。また、砂の上で全身を使うポーズを行うことで、身体の引き締め効果も期待できるとか。

活動的な夏を過ごした身体や心を癒やし、リラックスすることで秋への季節の移り変わりをスムーズに。特に秋口の夕暮れ時、心地よい風が吹く中で行うサンセットタイムのビーチヨガは充実感も得られ、快眠に繋がるとされているそう。なお、ヨガをすると代謝が上がった状態になるので、食事などの吸収率が上がります。身体を労わるためにもレッスンの1時間前後は食事を控えて。 スタジオでは初心者から上級者までさまざまなヨガプログラムを月に約100本開催。朝から夜までプログラムがあるので、旅の途中でも組み込みやすいですね。

ゆったりとしたリズムで、心も身体も心地よくほぐれていく「フラ」のクラスもあります。“誰でも踊れる”ことが魅力のフラ。海を眺めながらやさしい音楽に合わせて愛や美しい景色を表現してみたら、穏やかな気持ちになること間違いなし。腰を使うので下半身の筋力アップにつながり、続けているとウエストも自然に引き締まるそう。 ■gypsea by HONEY(ジプシア バイ ハニー)
住所：神奈川県鎌倉市材木座5-8-25 材木座テラス 2階
交通：JR「鎌倉駅」から徒歩15分
料金：初回体験 税込1,650円～、2回目以降のドロップイン料金はビーチヨガは1回税込2,200円、スタジオヨガ・フラは1回税込3,850円
営業時間：クラスによって異なる。HP参照
定休日：無休 ※天候により中止あり

1. ensoの〈オサジ〉へアケアアイテム

   

   

   ランチで訪れた「enso」にあるショップには、〈オサジ〉の全ラインアップが揃います。秋口におすすめなのは、夏の紫外線によって乾燥し、ダメージを受けた髪にもおすすめのヘアスタイリングシリーズ。2023年6月に登場したアイテムで、ユニセックスで使えるウッディな香りが特徴的です。「デューイー スタイリング オイル」はほどよい重さのノンシリコンオイルで、ワックスほどホールド力はありませんが、広がりやパサつきを抑えてくれます。「フリーリィ スタイリング ジェル」はオイルよりもホールド力があるため、パーマヘアや男性、ベタつきにくいスタイリングがお好みな方にもおすすめです。お出かけ先などでのお直しに使いたいのが、「ポイント セット ヘア スティック」。前髪や浮き毛、おくれ毛などスポット的に使いやすいです。



2. amasia organic store 由比ガ浜店の〈EN D'AUTRES THERMES〉マセレートオイルセラム

   

   鎌倉駅近くで立ち寄りたいのが、オーガニックアイテムを中心に揃えるオンラインショップ「amasia organic store」唯一の実店舗。リピーターも多いという「マセレートオイルセラム」は秋口におすすめのアイテムです。モロッコ生まれのナチュラルスキンケアブランド〈EN D'AUTRES THERMES(アン・ドートル・テルム)〉によるアルガンオイル(※1)で、モロッコで自生するワイルドローズ(※2)の花びらをつけこんだもの。化粧水をする前に数滴つけることで、季節の変わり目でゆらぐ肌をなめらかにする効果が期待できます。
   
   ※1 肌を整える、皮膚を保護する、皮膚の水分・油分を補い保つ
   ※2 肌の引き締め効果



3. amasia organic store 由比ガ浜店の〈ANASSA〉ハーブティー

   

   ギフト需要も多いという「amasia organic store由比ガ浜店」でおすすめなのが、ギリシャのブランド〈ANASSA(アナッサ)〉による、ギリシャ産オーガニックハーブを使用したハーブティーのアソートパック。「ICED」という商品名ですが、ホットでも楽しめます。季節の変わり目に大事なことは、ゆっくりすること。そのリラックスタイムのお供にぴったりなアイテムです。味はミント、レモンバーベナ、マウンテンティー、ピュアフレッシュネス、ピュアハピネスの5種で、カフェインフリー。ギリシャ神話をモチーフにしたというイラストにも注目です。



4. amasia organic store 由比ガ浜店の〈カリス成城〉MOON & HERB 月の満ち欠けバスソルト

   

   

   創業約40年のハーブショップ〈カリス成城〉によるMOON & HERBのバスソルトを4種類のセットにした、「amasia organic store 由比ガ浜店」で人気のアイテム。月の満ち欠けを4つのバスソルトで表現したもので、それぞれ「新月」「上弦ノ月」「下弦ノ月」「満月」と4つの香りがあります。1つの袋は2～3回分の量なので、リラックスしたい時に使ってみて。自分へのご褒美にも、贈り物にもぴったり！
   
   ■amasia organic store 由比ガ浜店(アメイジア オーガニック ストア)
   住所：神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-3-5
   交通：JR「鎌倉駅」から徒歩7分
   営業時間：11時～17時30分
   定休日：土曜、日曜、祝日

鎌倉には、海や山といった豊かな自然、そして心も満足できるようなグルメと癒やされるスポットがたくさんあります。心身ともにリフレッシュできるウェルネストリップ、今度の休日に取り入れてみてくださいね。

編集・執筆／となりか編集室(野嵜理佳子)、写真・撮影／大塚七恵、布袋裕載、関係各所・施設


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