【桜の香水】5種試してみた！フレグランス好きDEPACOメンバーが徹底レビュー

DEPACO編集部

エディター YAMACO

2024/02/02

まとう香りによって気分や印象を変えられるのが、香水の魅力。同じ香調でも、同じ香料を使っていても、手がけるブランドやつける人によって雰囲気ががらりと異なるところにも、探究心をくすぐられる！この企画では、毎回ひとつの香りのキーワードに注目して、その香りの特徴をもつ香水をレビューします。

第5回のテーマは「桜」。
日本の春を象徴する花で、咲く時期が近づくにつれ、その香りを楽しみたくなります。とはいえ、実は桜自体には、あまり強い芳香はないのだとか。あの美しく可憐な姿を思わせる香水とは、どんなものがあるのか…！？春の気分が高まる「桜の香水」について、DEPACOの香水好き3人が語り合いました♪

■vol.4 紅茶の香りはこちら→

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【桜の香水】を徹底レビューするのは、この3人
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〈ゲラン〉開花から満開までの移ろいを感じる
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〈ザボディショップ〉桜並木でふわっと漂うような儚げな香り
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〈ジョーマローンロンドン〉シアー素材を思わせる軽やかさ
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〈フローラノーティス　ジルスチュアート〉春のうららかな陽気みたい！
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〈ロクシタン〉イチゴ飴みたいにジューシーで甘酸っぱい

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【桜の香水】を徹底レビューするのは、この3人

プロ目線で香りをわかりやすく“たとえ”表現！香水の達人
DEPACO専属ビューティーアドバイザー(DEPACO BA) 土井(写真左)

メイクやスキンケアだけでなくフレグランスにも造詣が深い、美容のプロ。昔から香水好きで、100アイテム近くは使ったという強者。甘みや深みのあるオリエンタル調の香りが好みで、レイヤリングも得意。

365日お気に入りの香りをまとっていたい香水フェチ♡
DEPACO編集部エディター下田(写真中央)

王道メゾンの香りや、トレンドのデザイナーズフレグランスはもちろん、ニッチフレグランスにも興味津々で、香りに対してアグレッシブ。惹かれがちなのは、ほのかに甘くてスパイシーさもある香り。

新作・トレンド情報はおまかせ！香水沼ハマり中エディター
DEPACO編集部エディター YAMACO(写真右)

DEPACO編集部の新作コスメ担当で、毎月新しい香りをチェックするのが楽しみになっている香水キラー。香水をつけて出かけることは少なく、家での気分転換に軽めの香りをひっそり楽しむことが多い。

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〈ゲラン〉開花から満開までの移ろいを感じる

土井：日本の桜にインスピレーションを受け創作したという〈ゲラン〉の香水。桜って、花だけでなく葉っぱなどからも香るじゃないですか。花びらのフレッシュさもありつつ、桜の葉や花のがくみたいな、ちょっと青みもある印象。

下田：フレッシュかつフルーティーさもあって、桜が花を咲かせるときのエネルギーというか、生命力みたいなものを感じますよね。

YAMACO：花の咲き始めのみずみずしく爽やかな感じから、時間の経過とともに満開になっていくような、ふくよかな香りも…。

土井：こういう情景が浮かぶような、香りの変化の表現が秀逸なブランドですよね。ベルガモットの清々しさやウォーターメロンのフルーティーさ、ラストにはホワイトムスクでまろやかになって…と、エッセンス選びの細部にまでこだわっているのが伝わります！

YAMACO：春という季節のストーリーを香りでまとえるのは素敵ですね♪

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〈ザボディショップ〉桜並木でふわっと漂うような儚げな香り

〈ザボディショップ〉グロウイングチェリーブロッサムオードトワレ(50mL) 税込4,840円

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下田：いわゆる「桜の香り」と言われるイメージに一番近いと感じたのが、〈ザボディショップ〉から毎年、春限定で展開されるこちら。ちょっと甘酸っぱさのあるフローラルな香り。桜の木を愛でているときの気分になります。

土井：この香水には、桜の花のイメージと重なるような繊細さを感じるんですよね。桜並木の近くを歩いているとき、風にのってふわっと漂ってくるくらいの儚げな感じ。

下田：儚げ！なんか、わかる気がします。オードトワレだし、香り方もいい意味で儚げですし(笑)。

YAMACO：このフレグランスは、自然の植物のナチュラルな香りをまとえる「CHOICE(チョイス)」というシリーズで、フレッシュな香りが特徴的。桜の香りをストレートに楽しみたい方におすすめです。同じ香りのフレグランスミストやボディークリームなどもそろうので、香りのレイヤリングもできますよ！

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〈ジョーマローンロンドン〉シアー素材を思わせる軽やかさ

〈ジョーマローンロンドン〉サクラチェリーブロッサムコロン(30mL) 税込11,550円 ※2024年2月16日(金)数量限定発売

YAMACO：2020年春に日本限定で登場して以来、春の楽しみのひとつになっているのがこちら。日本の桜の儚さや繊細さを表現しつつ、ひとひねりあるのが〈ジョーマローンロンドン〉っぽい！

土井：ライトフローラルの軽やかな印象なのですが、ローズウッドのほのかなウッディさが加わって、和っぽい雰囲気がプラスされていますよね。

下田：桜の繊細さをイメージしているからか、かなり軽やかな香り立ち。香りの重ねづけを楽しむなら、「イングリッシュぺアー＆フリージア」や「ピオニー＆ブラッシュスエード」などの少し甘さのあるコロンで、まろやかな印象にするのがおすすめです。

土井：このブランドのなかでは深みのある香りの「インテンスコレクション」と組み合わせると、ほんのり軽やかになって春らしくなりますよ。

YAMACO：ボトルが桜の花びらをイメージした限定デザインというのも印象的ですが、この香りに似合うファッションは…！？

土井：ピンク色のガラスボトルと雰囲気を合わせて、この春トレンドのシアー素材のトップスを主役にするのがいいのでは？甘い雰囲気になりすぎないよう、ハイウエストのデニムと合わせるのがおしゃれ。シアー素材は、この香りの繊細さとの相性バツグンです！

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〈フローラノーティス　ジルスチュアート〉春のうららかな陽気みたい！

〈フローラノーティスジルスチュアート〉チェリーブロッサムオードパルファン(20mL) 税込4,290円

下田：爽やかで可憐な桜のスイートさを表現しているのが〈フローラノーティスジルスチュアート〉。時間が経って肌になじむと、甘さをより感じます。

土井：第一印象で、「春の香りがする！」って思ったんですよね。ジューシーなライチとグァバ、アンバーやムスクの甘さもあって、冬から春になるときの心地いい暖かさのような(笑)。

下田：ふくよかさがあるから、なんだか暖かくて、包み込まれると気持ちよさそう！

土井：ライラックやバイオレットの香りもあって、可愛らしさだけでなく、大人っぽさもあると思います。

YAMACO：ちなみに、同じ香りでボディーオイルやハンドクリームなども展開していて。その保湿成分には、サトザクラ花エキスやソメイヨシノエキスといった桜由来の植物成分が使われているというこだわりも。香水とあわせて、ボディーケアアイテムも楽しんでみてくださいね！

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〈ロクシタン〉イチゴ飴みたいにジューシーで甘酸っぱい

〈ロクシタン〉チェリーストロベリーオードトワレ(50mL) 税込8,030円 ※2024年2月28日(水)数量限定発売

YAMACO：〈ロクシタン〉の定番「チェリーブロッサム」シリーズは、一年を通して人気のピュアで繊細な香り。毎年春には限定でチェリーブロッサムとフルーツを調和させた香りが登場していて、2024年はストロベリーです。

下田：調香師が、日本で出合ったイチゴ飴にインスピレーションを受けたそうで、つけてすぐは本当に、お祭りで売っているイチゴ飴みたいなジューシーで甘酸っぱい香りがする！

土井：ストロベリーの甘さが際立っているのが、フレッシュな香りの印象が強い〈ロクシタン〉のフレグランスとしての意外性がありますね。甘い香りが好きな方で、春らしいものを探しているなら、これがおすすめ。

YAMACO：限定品ならではのユニークさがあって、おもしろい！つけて時間が経つと、爽やかでフレッシュな感じも出てきますね。

下田：ラストは、アンバーやムスクの余韻もあって、甘いだけじゃない繊細さも。

YAMACO：その季節らしい香りをまとう楽しさを満喫できるアイテムですね。次回のテーマは、新学期や新生活の始まる季節にぴったりな「初対面におすすめの香水」の予定。こちらもお楽しみに！

DEPACOの香水好きな3人が、毎回テーマに沿った香水についてレビューする連載「#香り好きのフレグランスレビュー」。季節に合わせてまといたい香りをご紹介しています。