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【十人十色の美衣食住・後編】GLIM SPANKY ヴォーカル&ギター 松尾レミさんにインタビュー!

DEPACO編集部
副編集長 秀島
2022/02/22

“十人十色の美衣食住”
ひとそれぞれ、さまざまな「美」を大切にされている方々に迫ります。

今回のゲストは魅力的なハスキーなロックヴォイスでさまざまなジャンルのクリエイターや音楽マニアから賞賛を受け、数々の映画やテレビドラマに楽曲を提供し続けている、ロックユニットGLIM SPANKYのヴォーカル兼ギターの松尾レミさんです。Instagramではファッションやメイクの情報を投稿し、ファンの方からの質問にも答えるなど豊富な知識を発信し、話題を集めています。

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松尾さんのスタイリングにはストーリー性を感じます。ファッションをテーマにした投稿も多いですが、毎日のメイクにもコンセプトやテーマはありますか?

毎日ではありませんが、その日その日で詳細なコンセプトを決めてスタイリングすることもあります。今日はこの年代のこんな音楽が好きな女の子とか、コンセプトは明確かもしれませんね。メイクが上手く仕上がって気分が上がる、というぐらいのラフさなんですけど、70年代風の女とか、60年代のビートルズの追っかけをしている女の子とか。その物語の主人公になって歌詞を考えたりすると、自分の着ているファッションによっても出てくる言葉の表現も変わってくるんです。コンセプトに入り込むテンションを上げるために、ファッションやメイクを遊んでいるという感じですかね。

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今日のスタイリングのテーマがあったら教えてください。

今日は大好きな海外ブランドのお気に入りパレットの中にある、モスグリーンを使ったアイメイクにしようと思ったので、それを活かすために珍しく黒のワンピースを選びました。赤い髪と緑のアイメイクと赤いネイルを活かすための黒なんです。そこに、このレトロな純喫茶の雰囲気に合うように、ヴィンテージの大ぶりのネックレスをプラスしてみました。テーマとしては“夜にひとりで静かに純喫茶を楽しみに来た女”という感じでしょうか(笑)。“女性”ではなくて“女”っていう雰囲気なんですよね。ちょっと仕事に疲れて、夜に自分の時間を楽しむために純喫茶を訪れた女、というイメージなんですが、伝わっているといいなぁ。

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これまでのお話を伺っていると、コスメへの愛も感じますし、豊富な知識をお持ちのようですね。コスメの情報はどこから得ていますか?

みなさんと同じでYouTubeやInstagramとか、友人のヘアメイクアップアーティストから聞いた情報が中心ですね。巷の情報を集めるのが楽しくて毎日チェックしますよ。時間がある時は、これから発売されるコスメとかコフレの最新情報を入手したり、気になっているアイテムのタッチアップ動画も何種類か見て、色味を判断して購入したりするのが、ほんとに楽しいんです。カラーアイテムは、その時の感覚で購入することもあります。例えばこのカラーはコレしかない、と思うような色味の時は特に。それこそ絵の具を選ぶ感覚で即決です。むしろファンデーションなど肌をキレイに見せるアイテムは、動画をチェックしてから購入することが多いかもしれません。

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肌をキレイに見せることを大切にされているようですが、ファンデーション選びにこだわりはありますか?

普段は石けんでメイクオフできるミネラル系のファンデーションが好きです。とにかく乾燥肌なので、保湿性の高いバーム系など油分が多いものを選ぶようにしているんです。また、フェイスパウダーも粉っぽさを感じさせないタイプのものを使っています。

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メディアで拝見していても肌の美しさが伝わってきます。肌トラブルで悩まれたことはありますか?

全然そんなことないです。乾燥肌だし、いろんなスキンケアを試しています。
コロナ禍の自粛期間中もいろいろ試していたんですが、やっぱり肌に合わないものもありましたね。肌のコンディションが悪くなった時も、肌に優しそうなブランドのスキンケアに切り替えてみたり、ちょっと高級なアイテムを使ってみたり、自分の肌に合うものを探して試しまくります。あとパッケージが可愛いスキンケアも使ってみたんですが、思いのほか優秀なものもあったりして(笑)。そうやって試しながら、ケアし過ぎないシンプルなスキンケアを心掛けるようになりました

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今のスキンケアで力を入れていることはありますか?

美白※とシワ改善です。日焼け止めは、本当は毎日塗らなきゃいけないって分かっているんですが、匂いが苦手なのと、服に付くのも気になっちゃって、あんまり使わないことも多いんです(笑)。でもマネージャーが愛用していたパープルの色味がついている日焼け止めは、借りて使ってみたらすごくよくて、使うようになりました。

※メラニンの生成をおさえ、シミ・そばかすを防ぐこと。

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「美」のために、ライフスタイルの中で心掛けていることはありますか?

制作期間中は制作に夢中になっちゃって気持ちに余裕がなくなっちゃうんですが、できるだけ心掛けていることは、朝にレモン白湯を飲むこと
あとはお風呂が大好きなんです。家にいる時はできるだけ湯舟に浸かっていたいぐらい。あとサウナにも最近ハマっているんです(笑)。バスタイムは最大限にリラックスタイムにしたいので、電気は付けずにキャンドルだけで入るのは10年近くやってますね。リラックスしながら音楽をかけているんですが、のぼせそうになって休んでいる時はYouTubeでコスメ情報をチェックしてます(笑)。バスタイムは私にとってモチベーションアップの時間なんです。
個人的にはTキャンドル4つの明るさがちょうどよくて、その明かりでバスソルトを入れて楽しむっていうのが一番の癒し。そうやってリラックスすることで歌詞も降りてきたりして、そこで思い付いた言葉やテーマをスマホにメモしては、制作活動のヒントにしてます。引っ越す時もお風呂場がリラックスできる家かどうかを一番大切にしているほど、バスタイムはとっても大切な時間です。

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松尾さんにとって、人には理解されないかもしれない(もしくは理解されなくてもいい)けど自己満足のためだけにやっていらっしゃる趣味や習慣などはありますか?

私にとっての「自己満足」は、ずっと子供の頃の気持ちを持ち続けることです。メイクやファッションを楽しむにしても、音楽を作るにしても、歌を唄うにしても、純粋に自分が理由なしにいい!と思うものを表現して作り出すことって、本当にすごいパワーを持つと思うんです。そういうのって大人になるにつれ、余計な事を考えてしまったり、方法論を知っていくんですけど、子供の心を持ったパワーには代えられないものだと信じています。何を見るにしても、想像したり、いろんな物語を考えたり、そういうものを常に大切に持っていたいですね。

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松尾さんにとっての「美」とは?

私にとって「美」は、楽しむことです。例えば表面的にメイクやおしゃれを楽しむことも「美」に繋がることなんですが、本当に心の底から楽しんでやることが、もっと「美」を膨らませる大切な魔法になると思うんです。だからやっぱり楽しむこと。それは生きることもそうだし、行動することすべてを楽しむことが、その人をキラキラさせる魔法なんじゃないかな、と。歌やライブも自分が一番楽しんでないと、それって人に伝わっちゃうと思うんです。だから自分に自信を持って何事も楽しんでやることが、その人をキラキラさせるポイントなんじゃないかなと信じています。
最後に「DEPACO 読者」に向けてメッセージをお願いします。
私はとってもコスメが好きで、絵の具のような感覚でメイクを楽しんでいます。これから新作コスメも出てくると思いますが、季節やファッションによっていろんな色を使い分けたり、実際にタッチアップして自分の肌に合うものを探すのも楽しいし、一緒にコスメをたくさん楽しんでいけたらいいなと思います。みなさんのオススメも知りたいです。一緒にコスメを楽しみましょう。
松尾レミさんの愛用コスメ
  1. 〈NARS〉ライトリフレクティングセッティングパウダー ルース(10g) 税込5,500円
    何度もリピートしてるフェイスパウダーです。粉っぽさが少なく、肌に透明感を出してくれるお気に入りアイテムです。
    ※DEPACOでは、現在取り扱いはございません。大丸・松坂屋の対象店舗の店頭でお買い求めいただけます。
  2. 〈スック〉シグニチャー カラー アイズ(6.2g) 税込7,700円
    色味も好きなんですが、こういうパレットに付属されているブラシの中ではとても優秀なんです。ブラシの毛足も長いし、粉の乗り方も良くて使いやすいです。


<松尾レミさんプロフィール>
ロックユニットGLIM SPANKYのヴォーカル兼ギター。ハスキーなロックヴォイスとヴィンテージ感あふれる骨太なサウンドで、数々の映画やテレビドラマに楽曲を提供する。2014年にファーストミニアルバム『焦燥』でメジャーデビューし、2015年にはファーストアルバム『SUNRISE JOURNEY』をリリース。アルバム制作やライブツアーを中心に活動中。

前編では、松尾さんのメイク好きのルーツについて、お話を伺いました。

編集/㈱メディアム 成田恵子、執筆/北村 文、撮影/三浦藤一
撮影協力/喫茶クラウン 048-266-1207

EDITOR

DEPACO編集部

副編集長 秀島

「コスメのお話をこんなにできるなんて幸せです~!」とインタビュー後の松尾さん。プチプラからデパコス、韓国コスメまで徹底的にリサーチされていて、まさに”コスメおたく”の域。コスメ愛に圧倒されました!
肌悩み
  • オトナニキビ肌
好きなメイク
  • すっぴん風+ワンポイントメイク
コスメの悩み
  • 母親ゆずりの頑固なクマ

プロモーション歴10年以上、DEPACOの生みの親。ビューティ系企画~編集~広告~イベントまで幅広く携わる。経験とはうらはらに、百貨店入社をきっかけにデパコスに触れ始めた“保守派”でかつ、"自信はないけど少しはこだわりたい派"。趣味はアート&銭湯めぐり。

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