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【十人十色の美衣食住・後編】タレント・井上咲楽さんにインタビュー!

【十人十色の美衣食住・後編】タレント・井上咲楽さんにインタビュー!

DEPACO編集部
副編集長 秀島
2022/04/20

“十人十色の美衣食住”。
ひとそれぞれ、さまざまな「美」を大切にされている方々に迫ります。

今回のゲストは、番組内でトレードマークである「ゲジ太眉」をカットしてイメージチェンジを遂げた後、グラビアや美容雑誌などで幅広く活動。昆虫食好きとしても知られ、この4月から「新婚さんいらっしゃい!」のアシスタントにも就任された井上咲楽さんです。

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「昆虫食」にハマっているそうですが、どのような魅力がありますか?

3年ぐらい前に長野県のアンテナショップでハチノコを食べた時にすごく美味しかったのがきっかけです。コオロギが練り込まれている麺とだしを使ったコオロギのラーメンを食べたら美味しくて(笑)。それから「昆虫食」にハマって、今では毎日持ち歩いておやつとして食べてます。今日持ってきたのは「バッタミックス」というフタホシコオロギやヨーロッパイエコオロギ、バッタなどが入っている「昆虫食」なんですけど、タイ産のものが多いですね。海老や蟹などの甲殻類に近いような香ばしい風味で、甲殻類アレルギーの人はちょっと控えた方がいいぐらい、甲殻類の成分に近いそうです。かめばかむほどうまみが出てくるかつおぶしのような、だしがよく出てくる感じの味わいなんですが、昆虫それぞれ味に違いはあるので、人によっても好みは違うと思います。私はカミキリムシの幼虫が一番美味しくて好きなんですが、なかなか手に入らなくて(笑)。
今、コオロギって流行っていて、コオロギパウダーが入った「コオロギチョコ」が発売されたり、大型スーパーなんかでも「コオロギせんべい」は売ってるんです。コオロギは比較的手に入りやすいのもうれしいポイント。昨年フォトブックの撮影時に筋トレをしていて、トレーナーから脂質制限されていたので食事内容を報告していたんですが、昆虫食のすばらしさをプレゼンしたら、食べることを許可してくれました(笑)。その頃パサパサの鶏肉ばかり食べていたので、「昆虫食」は口寂しい時にほんと助かりました。昆虫食のプロテインバーもあってトレーニング後に食べていたんですが、私にとって「昆虫食」はサプリメント的な役割を果たしてくれるものなんです。「昆虫食」って“未来の食糧危機を救う食品”と言われていて、国連でも推奨しているほど環境にも役立つ食材として注目されているんです。私はそういうことだけでなく、美味しいから食べているんですけどね。
これまでの「ふたつ団子」スタイルだったら、触覚的なイメージとかキャラ的に無理して食べてる、って見られがちだったと思うんですけど、最近増えた美容関連の仕事の時に、“昆虫を食べてるから肌がキレイなんですか?”と肌を褒めてもらえる機会が多くなったりして(笑)。そんなふうに「美容」と「昆虫食」を関連付けてもらえるようになったことも、太眉をそって良かったことのひとつですね。

「昆虫食」にハマっているそうですが、どのような魅力がありますか?

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Instagram では季節の食材を使った手間をかけたお料理が多い印象ですが、手作り料理を作っている理由はありますか?

わりと自分で作ることが多いですね。実家ではパンが食べたかったらパンを作るし、味噌や納豆も手作りのものばかりだったので、外食や弁当が続くと自分の体が心配になるんです。
幼稚園の頃、友達のお弁当はほとんど冷凍食品のおかずだったので、それがうらやましかったこともありました。私のお弁当は芋がらときんぴらごぼうとか、地味なおかずと玄米だったんです。なので、給食に出てきた白米に感動しました(笑)。おかずカップの底に運勢が書いてある冷凍のグラタンがどうしても食べたくて母親にお願いしたら、運勢が書いてあるおかずカップを購入してきて、そこに手作りのグラタンを作って持たせてくれたことがあって、“こういうことじゃない”と抗議したこともありましたね。飲み物も市販のジュースはほとんど飲まなかったし、おやつも手作りだったので、ポテトチップスのようなスナック菓子も食べていなかったこともあって、外食はとても特別なものでした。今でももちろん外食は楽しいんですけど、自分で作ったものを食べたいという気持ちがあるんです。“自分の味覚にあったものを食べる”ということを大切にしていて、ハンバーグやオムライスとかのダイレクトな美味しさもいいんですが、じっくり感じる美味しさというか、薄味なんだけどだしが効いてるのが分かる味が結構好きなので、そういう味覚をちゃんと持っていたいなと思っているんです。
あと、自分の手で何かしたもので生活するのが好きです。一人暮らしなんですが、ぬか漬けを作っています。発酵食品が好きなので塩麹や醤油麹を育てたりとか、味噌やみりんも手作りで作るんです。最近は実家で取れたゆずを使って、ゆずポン酢も作りました。そのポン酢で鍋を食べるのも楽しいんですよね。

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お話を伺っていると、手間をかけた丁寧な生活をされているように感じます。井上さんの考える「丁寧な暮らし」とはどんなものですか?

私的にはちゃちゃっと済ませることもあるので、そんなに手間をかけている感覚はないんです。もちろん今の生活スタイルは両親の暮らしから学んだことなんですが、友人たちにとって当たり前だったコンビニごはんがうらやましかったこともあります。部活に入った時、おにぎりのフィルムの開け方を知らないことに驚かれたり、周囲との違いが苦だったこともあったので、そういう経験もしておきたかったな、と思うんです。
暮らしをするために暮らしているというか、生きるための生活というか、両親を見ていると“暮らす”ということを楽しんでいるように見えて、そんな風に“暮らしに時間を掛けられる生活”はぜいたくだなと感じます。“丁寧”といっても、普段タッパーで食べてしまうのを洗うの面倒だけど器に盛ってみようかな、と思うだけでも“丁寧”だと私は思うんです。「丁寧な暮らし」っていうと、時間がかかると思いがちだし、両親を見ているとそうなんですけど、小さなことでもあるのかなと。

お話を伺っていると、手間をかけた丁寧な生活をされているように感じます。井上さんの考える「丁寧な暮らし」とはどんなものですか?

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井上さんにとって「ぜいたくだな」と感じる時間はどんな時間ですか?

珈琲を豆からひくとか、だしパックを使わずにかつおぶしでだしを取る時間だったり、料理以外だったら、お湯を張ってお気に入りのバスソルトを入れてお風呂に入ることもそうですね。
昨年テレビの企画で2年間片思いをしていた男性に眉毛をそってから告白して、振られちゃったことがあるんです。その時はひとりで寂しいなと思っていたんですけど、最近はひとりで足にボディクリームをこんなにゆっくり塗れるなんて“ぜいたくな時間”だな、と思ったりします。決して高級なボディクリームとかではないんですけど、ボディケアをしている時間は超ぜいたくな時間だと思っています。自分のために使っている時間を幸せだなと感じることは「自己満足」の時間でもあるんですよね。どういう風に受け取られるかなとか考えずに、自分のために何かやっている時間がいいなと感じます。女王様というか、優雅な気分で過ごせるひとりの時間が好きになりました。
それから、10年近く書いている日記もそうですね。今使っている日記は、3年分の同じ日に書いたことが見られる仕様になっていて寝る前にちょこっと書くんですが、それも“ぜいたくないい時間”だなと感じます。思っていることってその時の一瞬だったり、自分しか知らないことなので、そういうことを書き留める、つづっておくということはいいことだなと。モノとして残すことも大切だけど、それよりも大事なんじゃないかな、と思っています。

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井上さんのように「イメージチェンジをしたい!」と思っていても、勇気が持てないという方も多いと思います。そんな方へ何かアドバイスはありますか?

私も“変わりたいな”という気持ちはあったんですが、自分のことは自分が一番分かっていると思っていたので、自分の中で合うか合わないかを決めつけちゃっていたところもあったし、似合わなかったらどうしよう、失敗したら嫌だな、という気持ちが強かったんです。
今はInstagramとかで周囲の人の近況も簡単に知ることができる環境なので、どんどん大人っぽくなっていく友人とか、メイクをSNSにアップして楽しんでいる友人がうらやましかったんですけど、でも自分はできない…と思っていたんです。でも自己満足でいいから実際にやってみると“自分の庭”が楽しくなってきて、“そちらのお庭も素敵ですね”と素直に言えるようになったんです。素直に“いいな”という気持ちが勝つようになって、他者も認められるようになったことはとても良かったと思っています。
太眉をそったことも同じで、特徴的な方が多い芸能界で私のトレードマークとして見られていた「太眉」を剃ったら“普通”になってしまうと思っていたし、ネットにも書かれているのを見て、“普通”と言われることが怖かったんです。でも「太眉」から普通の眉毛になったからこそ、それ以外のことに注目してもらえることが多くなったと実感しています。
日記を読み返すと、誰かに攻撃された訳でもないのにトゲトゲしている時期もあったんですけど、イメージチェンジをしてから、自分自身が少し丸くなった、と感じます。これまでは自分に合うものを分かっている、いつも同じスタイルを通せるミニマリストに憧れていたんですが、今はせっかくの機会だからいろんなものを試してみるのもいいのかな、と思えるようになりましたね。ブレブレに生きていくのも楽しいのかなって。合うこともあれば失敗することもあるんだけど、それで落ち込む必要もないし、それよりもやらなかった後悔の方が大きいんです。22歳は今しかないし、10年後は顔つきや考えも変化してくると思うので、その瞬間にできる事をやっておいた方が後悔しないかなと。やりたいことに挑戦して、ダメだったり飽きちゃったりするのは、その人それぞれでいいと思います。

井上さんのように「イメージチェンジをしたい!」と思っていても、勇気が持てないという方も多いと思います。そんな方へ何かアドバイスはありますか?

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2022年、新たに挑戦したいと思っていることはありますか?

仕事だったらトークライブをやりたいですね。あとは美容雑誌の表紙とかコスメブランドのCMとかやってみたいです。最近、肌を褒めていただくことも多いので、それは大切にしたいな、と思っています。
それから暮らし関連の連載エッセイもやってみたいんです。実は文章を書くことが好きなんですけど、Instagramで文章を書くのはちょっと恥ずかしくて(笑)、今年に入ってからnoteで、気になることがあったら書くぐらいのペースで、日記っぽくやっていこうと思っているところです。10年、20年後を考えすぎて不安に思っていたこともあったんですが、各ジャンルで、目の前の小さい目標をクリアしていけるようにがんばって、その時の自分が楽しみながら生きていくのが、私に合っているんじゃないかと思っています。

2022年、新たに挑戦したいと思っていることはありますか?

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井上さんにとって、人には理解されないかもしれない(もしくは理解されなくてもいい)けど自己満足のためだけにやっていらっしゃる趣味や習慣などはありますか?

私の自己満足は「昆虫食」を食べることですね。結構驚かれることも多いんですけど、本当に美味しいということと、魚や肉と違って昆虫そのものの姿なので、生き物を食べている“食物連鎖だ!”と感じることや“食べる楽しさ”みたいなところもあって、昆虫食を食べています。
あと、今ってSNSでみなさんいろんなことを公開していると思うんですが、だからこそ人に見せないけどやっていることも「自己満足」だと思うんです。たとえば日記とかは、人に見せないものとして書くじゃないですか。そういうことって、今の時代にすごく大事なのかな、と思います。自分の心の中のことを、自分だけのために書き留めるって、素敵なことだと感じるので、10年続けています。

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井上さんにとっての「美」とは?

私にとっての美はまさに「自己満足」です。自分のために何かをしている時間、自分に施す時間って、ぜいたくなものだなと思っています。ご褒美みたいなものでもあるし、お守りみたいな存在でもあります

●井上咲楽さんの愛用コスメ

  1. 〈エトヴォス〉ミネラルコンフォートクリームファンデーション(12g) 税込4,400円
    色ムラもカバーしてくれるし、ツヤすぎずマットすぎない仕上がりがすごく気に入っています。つけ心地も好みです。あとジャータイプなので持ち運びしやすいのもいいんです。
  2. 〈ポール&ジョー〉ウォータープルーフ マスカラ デュオ(02) (8g) 税込3,850円
    このマスカラのブラウンの色味が薄すぎず濃すぎず程よい感じなんです。そして下地なしでもとにかく落ちにくい!朝早くメイクしても夜遅くまでまつ毛も下がってきにくいんです。崩れにくい持ちの良さが魅力で、最近よく使ってます。

<井上咲楽さんプロフィール>
栃木県出身。2015年、『第40回ホリプロスカウトキャラバン』で特別賞を受賞し、芸能界デビュー。2017〜2019年『おはスタ』(テレビ東京)の「おはガール」を務め、2020年からは水曜レギュラーに。番組内で太眉をカットして変身した姿を披露した後、2021年にファーストフォトブック「さよならMAYUGE」(幻冬舎)を発刊。趣味の国会傍聴が高じて「井上咲楽の本音」(スポーツ報知)を連載中

前編では、井上さんのゲジ眉からの変化や美容について伺いました。

編集/㈱メディアム 成田恵子、執筆/北村文、撮影/鈴川洋平
撮影協力/柴又ハイカラ横丁 03-3673-9627

EDITOR

DEPACO編集部

副編集長 秀島

昆虫食をポリポリと一袋たいらげる井上さんのインパクトったら(笑) 昆虫食好きがヒシヒシと伝わってきました。素敵な変化を遂げて、前向きで元気な井上さんの今後のご活躍からも目が離せません!
肌悩み
  • オトナニキビ肌
好きなメイク
  • すっぴん風+ワンポイントメイク
コスメの悩み
  • 母親ゆずりの頑固なクマ

プロモーション歴10年以上、DEPACOの生みの親。ビューティ系企画~編集~広告~イベントまで幅広く携わる。経験とはうらはらに、百貨店入社をきっかけにデパコスに触れ始めた“保守派”でかつ、"自信はないけど少しはこだわりたい派"。趣味はアート&銭湯めぐり。

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