今、一番気になる美容の資格!日本化粧品検定って?

DEPACO編集部
エディター KATOCO
2022.08.06

昨今大人気の美容資格である、日本化粧品検定やコスメコンシェルジュ資格。雑誌やSNSなどでも話題になっており、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで、実際に受験を経験したエディター・KATOCOが、日本化粧品検定協会代表の小西さやか代表理事(以下、小西)にインタビュー!資格の内容や魅力について伺います。

今回は、日本化粧品検定にフォーカス。1級~3級の各検定の概要から、おすすめの勉強法、役に立つテキストまで、気になる内容に迫ります!
また、資格の活かし方や、美容を学ぶ魅力についてもお話しいただき、「資格が気になっていた!」という方はもちろん、「美容に興味がある」「コスメが好き」という方も楽しんでいただける内容になっています♪

01
日本化粧品検定ってどんな資格?

日本化粧品検定ってどんな資格?

KATOCO(左):雑誌やWEBで見かけてご存じの方もいらっしゃると思いますが、日本化粧品検定について改めて教えてください。

小西(右):一言で言うと、美容・コスメに関する知識を問う検定です。美容関係者だけではなく、一般の方や学生さんなど、幅広い方に受験いただいています。2013年の検定開始以来、受験者数は右肩上がりで、今年の2月にのべ100万人を突破しました。

KATOCO:100万人はすごいですね!今や大人気の資格ですが、始まりはボランティアだったと伺いました。

小西:実はそうなんです。間違った美容知識を訂正したり、正しいお手入れを知ってもらいたいという思いで、私個人が作った問題を、”コスメコンシェルジュ検定”としてFacebookで発信したのがきっかけです。当時は、紙に筆ペンで書いた手作りの合格証書を合格者の方に送っていたんですよ(笑)。作成費や郵送費も自分で負担していたので大変な部分もありましたが、2011年に活動を始めて、2年ほどで約4千人の方に検定を受けていただくことができました。

KATOCO:手作りの合格証書とは驚きです…!お金も手間もたくさんかかると思うのですが、なぜボランティア活動を続けることができたのでしょうか?

小西:私は、以前からボランティアに携わっていて、マザーテレサの家で活動をしたり、ベトナムにランドセルを寄付する活動をしたこともあります。仕事では化粧品の研究開発を行ってきたので、それに関するボランティアができないかと考えていたんです。また、押し付けではなく、求められているものを提供したいと考え、受験者の方に喜んでもらえる内容を考えながら活動を続けていきました。

日本化粧品検定ってどんな資格?

KATOCO:活動を続けるうちに、2019年には文部科学省後援の検定試験として認められたと伺いました。

小西:文部科学省の後援を受けるのは狭き門で、3年がかりでようやく認めていただきました。日本化粧品検定 1級・2級は、化粧品・美容関連の検定で唯一の文部科学省後援の公的資格(※)なんです。公的資格(※)として認められてからは、文部科学省後援のきちんとした資格だと一般に広く知っていただけて、受験者の方もとても増えました。

KATOCO:2013年に第1回検定開始と比較的若い資格でありながら、多くの受験者がいるのはそういった背景もあるのですね。私の周りの友人や、自社のスタッフでも受けている人が多いです!私もそのうちのひとりですが(笑)。

小西:受験ありがとうございます(笑)。公的資格(※)ということで、学校や企業の団体様で導入いただくことも増えました。読者の皆さんも、一度調べていただくと良いかもしれませんね。お勤めの会社や、通われている学校で資格が導入されている場合は、校内や社内で受験できることもありますよ。

※公的資格とは、国家資格と民間資格の中間に位置づけられる資格で、一般的に、文部科学省などの省庁が後援し、民間団体や公益法人が試験を実施・認定する資格のこと。

02
化粧品の基礎知識や使い方を学ぶ3級

KATOCO:ここからは、各検定の内容について詳しく教えてください。まずは3級についてですが、こちらは初級編という感じでしょうか。

小西日本化粧品検定3級は、化粧品の基礎知識や使い方を問う試験。WEB上で無料で受験していただけます。間違いがちな知識を訂正したり、日頃の疑問を解消することで、今よりワンランク上のキレイを目指せますよ。

化粧品の基礎知識や使い方を学ぶ3級

KATOCOいつでもどこでも受験できるので、気負わずに受験できるのが良いですよね。私の場合も、友人と一緒に気軽な気持ちで受けてみました。間違いがちな化粧品の知識とは、どのようなものでしょうか?

小西:例えば、日焼け止めの塗る量や塗り方などです。多くの方が少量を1度塗りしていますが、日焼け止め効果をしっかり得るためには、説明書にある使用量に従うことと、むらなく塗るために2度塗りすることが大切です。使用の目安量としては、クリーム状のものでパール粒2つ分、液状のもので1円玉2枚分。まず目安量の半分を顔全体にむらなく塗り、残りの半分を同様に重ねづけします。

KATOCO:私も受験前は知りませんでした。実際に目安量を塗ると結構多く感じるので、普段意識しないと少ない量しか塗れていないんだなと気づきますね。

小西:そうなんです。基本的なことですが、日焼け止めの塗る量や塗り方を教えてもらう機会はあまりないので、特に意識せず塗っているという方も多いと思います。他にも、シャンプーの使い方を勘違いされている方も多いです。液体を頭皮につけて泡立てて洗うのはNGで、手のひらで泡立ててから洗うのが正解。洗顔と同様に、泡立ててから洗うことが頭皮の負担を少なくする方法です。洗い方も、擦るのではなく、頭皮を揉むように洗うのがポイントですよ。

KATOCO3級はすぐに生活に役立つような内容ばかりですね。シャンプーの内容など、コスメだけではなく、美容に関するさまざまな基礎知識を得られるというのも良いところだと感じます。3級は初心者向けということですが、やはり、勉強せずに受験すると難しいものでしょうか?

小西:始めは、何も見ないで気軽に挑戦してもらうのも良いと思います。一発合格は難しいかもしれませんが、WEB受験後は全問解説が出てくるので、それを学んでいただくと勉強になります。3級は10分程で受験できるので、1時間くらい時間があるときの受験がおすすめです。間違えた問題を勉強して、繰り返し受けていただくと合格できると思いますよ。

日本化粧品検定3級受験画面
日本化粧品検定3級受験画面

小西:3級は化粧品や美容の間違いがちな知識や使い方について問う試験なので、「資格を取りたい」という方はもちろん、「自分の知識を確かめたい」「化粧品の使い方があっているのか知りたい」という方にも受験いただいています。

KATOCO:3級は基礎知識についての問題なので、普段から美容に携わっている方やコスメが好きな方は、勉強せずとも合格できるかもしれませんね。興味のある方は、腕試しに受験してみてはいかがでしょうか♪

03
美容皮膚科学やトータルビューティを学ぶ2級

小西日本化粧品検定2級は美容皮膚科学を中心に、スキンケアやメイクアップ、生活習慣美容やマッサージなどのトータルビューティを問う試験になっています。

化美容皮膚科学やトータルビューティを学ぶ2級

KATOCO:美容皮膚科学と聞くと難しそうなイメージを持ちますが、どのような内容でしょうか?

小西:馴染みのない言葉なので難しく聞こえるかもしれませんが、内容は身近なものです。例えば、シミやシワの種類や特徴について学びます。この種類のシミやシワにはこういった原因がある、化粧品で防げるものと防げないものがあるといった内容です。

KATOCO:肌悩みを種類ごとに細分化して、お手入れ方法を学べるということですね。

小西単に難しい、暗記するような内容ではなく、日々の美容に役立つ情報だと思います。化粧品検定という名前なので、顔につける化粧品のことだけだと思われがちなのですが、2級はトータルビューティを問う試験。食事や睡眠など、美容に欠かせない生活習慣についての内容も網羅しています。

KATOCO美容をトータルで学びたい方におすすめですね。テキストは小西代表が作られたそうですが、トータルビューティの幅広い知識をお持ちだったのでしょうか。

小西:化粧品の研究開発をしてきたと言えど、始めは知識がない分野もあったので、事典や論文を読み漁り、知識を増やしていきました。分野によっては、なかなか情報が見つからず苦労することも。たった1ページを作るのに、1~2週間かかったこともありますよ。私が知識を得ながら問題のベースを作って、各分野の専門の先生方に内容をチェックしていただくということを繰り返して、読者の方に正しい情報をお届けしています。

KATOCO:そんなご苦労があったとは…。いろいろな文献や知識を詰め込んだ内容を、1冊で学べるというのはとてもありがたいですね…!私も実際に受験してみて、日々の美容にも役立つ情報がたくさんあると感じました。いろいろな内容が学べる分、出題範囲も広いため、2級からはテキストを勉強しないと合格は難しそうですよね。

小西:そうですね、日本化粧品検定協会の公式テキストがあるので、こちらで勉強してもらうのが良いと思います。

日本化粧品検定対策テキスト&問題集
日本化粧品検定対策テキスト&問題集

KATOCO:懐かしい…!私のテキストは付箋だらけでした(笑)。おすすめの勉強法はありますか?

小西ご自身の肌悩みや気になることがある方は、そのページから読むのがおすすめです。例えば、ニキビに悩んでいたら、ニキビに関するページから読んでみると、ニキビはどうしてできるのか、どういうお手入れをすれば予防できるのかという内容を学べます。最近熟睡できていないと感じるなら、睡眠サイクルや生活習慣に関するページを読んでみるなど、悩みにマッチするページを開けてみるくらいで始めてみてはどうでしょうか。

KATOCO:2級・3級のテキストの、初めの方のページは皮膚科学。覚えることがメインになるので苦手な方もいらっしゃるかもしれませんね。小西代表がおっしゃるように、興味が湧くところから読んでいくと、楽しくなってすぐ読めてしまいそうです!

小西まずはテキストを読んで、ある程度内容を覚えてから問題集を繰り返し解くのがおすすめですね。「問題集だけで対策できますか?」と聞かれることもあるのですが、問題集に載っていなくてもテキストに載っている内容から出題されることもあります。また、問題集と一言一句同じ問題が出るわけではないため、丸暗記するのではなく、理解することが必要になってきます。

KATOCO:本番の試験では、問題集の内容を聞き方を変えて問われているような感じがしました。意地悪な問題を出すわけではなくて、内容を理解できていれば、違う聞き方をされても答えられるといった印象です。

小西:その通りです。テキストに載っていないことは出題されませんし、重箱の隅をつつくような意地悪な問題も出ないので安心してください(笑)。検定で問われやすい部分には、テキストに〈検定POINT〉のマークが書いてあるので、テキストと問題集をセットでしっかりと勉強していただければ大丈夫です。

04
化粧品の成分やルールを学び、専門家を目指す1級

小西日本化粧品検定1級は、化粧品科学や成分、化粧品のルールについて学び、化粧品の専門家を目指すための試験。具体的には、2級の内容に加え、ボディ、ヘア、ネイル、香り、オーラルケアまで幅広く学ぶ必要があります。

化粧品の成分やルールを学び、専門家を目指す1級

KATOCO1級は少し踏み込んだ専門的な知識を問う試験といったイメージです。化粧品科学や成分に関する知識といわれても、イメージが湧かない方が多いかもしれません。例えばどういった内容でしょうか。

小西:例えば、クレンジングにはオイルタイプやミルクタイプなどさまざまな種類がありますよね。種類が異なると、含まれている成分もメイク落ちの程度も変わってきます。化粧品科学や成分について学ぶと、「このタイプのクレンジングにはこんな成分が含まれている」「この成分が含まれているためメイク落ちはこの程度」などが分かるようになります。他には、ファンデーションも種類が豊富ですが、成分の特徴や、配合バランスを見れるようになって、好みのテクスチャーや仕上がりに合わせて選べるようになります。

KATOCO成分を知ることで、使わなくてもアイテムの特徴が分かるようになるということですね。その結果、自分に合ったものを選びやすくなると。

小西:シャンプーなどもそうで、含まれている成分ごとの特徴があります。私の場合、裏面の成分表を見れば、こういった特徴のシャンプーだと分かるので、使わなくても自分に合いそうかどうか判断できています。学びを続けることで、皆さんもそういったことができてくるはずですよ。

KATOCO成分まで理解すると美容知識の幅が広がる分、検定としては難しい内容も多くなってきますよね。私の周りでは、勉強してみたものの挫折していた人もチラホラ。おすすめのテキストや勉強法を知りたい方も多いと思います。

小西:2級同様に、まずは公式テキストと問題集に取り組んでいただくのが良いと思います。出題範囲は全て教科書からですが、問題集を解くと、合格率が20~25%上がったという実績もあるので、問題集もセットで勉強していただきたいですね。教科書だけでは覚えにくいという方は、こちらの「知れば知るほどキレイになれる!美容成分キャラ図鑑」を活用していただくのも手です。

「知れば知るほどキレイになれる!美容成分キャラ図鑑」
「知れば知るほどキレイになれる!美容成分キャラ図鑑」

KATOCO化粧品に入っている成分がマンガで解説されているんですね!イラストがかわいくて分かりやすいので、成分を覚えるのが苦手な方でも、漫画で楽しく読めそうです。私も受験のときに知っていれば…(涙)。

小西:成分を覚えるのには少し苦労しますが、お手持ちのアイテムから成分を見ていくと、意外とすんなり覚えられることも。ご自宅にある化粧品の裏側の成分表示を見て、テキストと照らし合わせて勉強する方が多いです。

KATOCO:確かに!私も受験時はそうしていました。テキストだけを見て暗記しようとすると「何のためにやっているんだろう」「こんなに成分ばかり覚えられない…勉強したくない…」となりがちですが、実際にアイテムを見て、知識が活きていることを感じながら学ぶと楽しかったりします。

小西:必死に覚えるというより、楽しみながら続けることが大切かもしれませんね。他にも、日本化粧品検定協会がSNSで発信している内容を見ていただくと、息抜きついでに勉強になりますよ。

KATOCO:最後に、1級の受験のルールについて伺いたいのですが、飛び級のような感じで、2・3級を受験せずに1級だけ受験するということもできるのでしょうか。

小西:受験に制限はないので、いきなり1級から受けていただくことも可能ですが、1級の試験には、2級の範囲の問題も数問出題されます。

KATOCO:合格には7割正解する必要があるので、ある程度2級の内容も分かっていないと合格は難しそうですね…。

小西:それに、店頭で化粧品販売をされている方や、自分の肌悩みに向き合いたいと思っている方は、1級よりも2級が役立つことも多いです。学ぶことで、ご自身やお客様の肌悩みに対して知識に基づいて考えられるようになりますし、2級合格を接客担当時の必須条件にされている企業様もあるんです。無理に1級から受験しなくても、必要な部分を見極めて2級から順に受験いただくのが良いのではないかと考えています。

KATOCO:私も以前、店頭販売をしていましたが、2級受験時に学んだ内容は接客にもとても役立ちました。お客様の肌悩みに対して、1段階深いアドバイスができるようになったと感じましたね。もちろん、1級の知識も役立っていますが、少し専門的になってきたりするので、実際の接客では2級の内容が役立つ場面が多かった気がします。

05
最短でキレイを目指せる“怠け美容”とは?

最短でキレイを目指せる“怠け美容”とは?

KATOCO:化粧品検定各級の内容をたどっていくと、受験者の方に「正しい美容知識を得て、自分で判断できるようになってもらう」ことを重視しているように感じました。

小西昨今、SNSの発展などで、化粧品や美容に関する情報が氾濫し、発信されている情報の信頼性を自分で判断しなければならない時代になっていますよね。当協会では、全ての化粧品の使用者、また職業として化粧品に携わる方が、化粧品を中身(成分)から正しく理解し、選択・活用できるようになることで、化粧品の素晴らしさを実感していただくことを目指しているんです。

KATOCO:ボランティアで活動を始め、検定の普及に尽力するなど、受験者の美容に対するリテラシーを上げることに注力されている印象でしたが、「正しい知識を持って活用することで、化粧品の素晴らしさを実感してほしい」というお考えからなのですね。
最後に、読者の方に向けてメッセージをお願いします。

小西:美容や化粧品に関する検定と聞くと、「美容のあれこれをしないといけない」「美意識が高くないと無理なのでは」と思われる方もいらっしゃいますが、そんなことはないんです。私が推奨しているのは、“怠け美容”という言葉。これは、正しい知識や最適なお手入れ方法を知ることで、いろいろなことを試して遠回りしなくても、楽に、簡単に、正しい美容が実践できるということです。学ぶことで、肌悩みとの付き合い方が分かるようになったり、自分の肌がキレイになったり。最短でキレイを目指せる道だと思っていただけると、勉強も楽しいのではないでしょうか。

【第19回】日本化粧品検定1級・2級は、2022年11月27日(日)実施予定!
興味のある方はぜひチャレンジしてみてください♪

EDITOR

DEPACO編集部

エディター KATOCO

日本化粧品検定の前身が、Facebookのボランティアで始まっていたとは驚きでした。問題作成だけでなく、合格証書や郵送もご自身で行われていたとは...小西代表の美容に対する熱意を感じました!
肌悩み
  • 脂性肌
好きなメイク
  • 透明感アップメイク
コスメの悩み
  • 皮脂によるベースメイク崩れ

入社後1年半、コスメのセレクトショップ「アミューズ ボーテ」で接客担当として勤務。美容への探究心から日本化粧品検定1級・コスメコンシェルジュ資格を取得。“無理せずキレイにきちんと見える”を合言葉に、時短のケア・メイクを追求中。ミニマリストに憧れて、断捨離がマイブーム。

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