今から目指せるコスメのプロ!コスメコンシェルジュ資格を徹底解説!
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そもそもコスメコンシェルジュ資格とは?
KATOCO(左):日本化粧品検定は今や大人気の資格ですが、コスメコンシェルジュ資格は専門的な資格なので、まだ知らない方も多いかと思います。資格の概要について教えていただけますか?
小西(右):コスメコンシェルジュ資格は、コスメが読める美容の専門家を目指せる資格。化粧品の中身や特徴を読み解き、肌悩みや好みに合ったコスメを選び出せる専門家として活躍できます。毎日のセルフケアはもちろん、仕事にも活かせる人気の資格です。
KATOCO:私の場合は、店頭で化粧品販売をしていた際に、もっと知識を得たいと考えて資格を取ろうと思いました。資格を取る方は、美容業界の方が多いのでしょうか?
小西:美容業界の方が多いですが、原料メーカーや小売業界、広告代理店やPR会社など幅広い業界の方にも受けていただいていますよ。美容や化粧品に興味のある学生の方もいらっしゃいます。
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コスメコンシェルジュにはどうしたらなれる?日本化粧品検定との違いは?
小西:コスメコンシェルジュになるには、日本化粧品検定1級の取得がまず必要です。その後、コスメコンシェルジュ資格認定プログラムを受講していただきます。認定プログラムは、美容の専門家を目指すのに重要な「接客マナー」「成分理解」「官能評価」「法律」といった4つのカテゴリで構成されています。
KATOCO:それぞれどういった内容でしょうか。特に、「法律」といわれると、難しそうな気がしてしまいますよね。
小西:「接客」のカテゴリではおもてなしを理解する 、「成分理解」では全成分から化粧品の中身を推測する、「官能評価」では五感を使って化粧品を的確に判断するといった内容を学びます。「法律」のカテゴリでは、化粧品に関する法律を正しく知ることで、化粧品の効果や安全性を把握できるようになっていただきます。どの項目も、カラー付きのテキストと動画で具体例も交えながら分かりやすく解説しているので、学んでいただきやすいと思います。
KATOCO:文字がびっしりのテキストではないというのは一安心ですね(笑)。ただ、日本化粧品検定1級取得のために多くの成分名を覚える必要があったので、「1級でたくさん勉強したのに、これ以上頭に入らない!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか…。
小西:それが、よく勘違いされる部分なんです。認定プログラムは、日本化粧品検定で得た知識をどうやって使うのかを知ってもらうための研修。追加で成分名を暗記するというものではなく、1級で蓄えた知識を活用してもらうための講座なので、そこは安心していただければと思います。
KATOCO:受講を悩んでいる方にとって、追加で大量の成分を覚えなくて良いというのは、ありがたいお知らせかもしれません…!
小西:これ以上成分を覚えられないからとコスメコンシェルジュを断念する方が多くいらっしゃいますが、せっかく得た知識を活用できないのはとてももったいないです。1級で得た知識を活用してコスメを読み解き、どれが自分やお客様に合うのか分かるようになるための認定プログラムなんです。
KATOCO:正しい知識をしっかり活用できるようになって、コスメの専門家を目指せるということですね。受講するにあたって、おすすめの勉強法はありますか?
小西:テキストと動画を通して、認定プログラムをしっかり受けていただければ十分だと思います。効率よく学びたい方やさらにレベルアップしたい方は、「『私に本当に合う化粧品』の選び方事典 」を追加で読んでいただくのもおすすめです。本書では、「こういう肌悩みの人にはこの化粧品が、こういう手法・成分でできているからおすすめ」という風に詳しく解説してあります。
KATOCO:内容は詳しくしっかりしたものですが、イラストが多く読みやすいですね。アイテムのおすすめだけではなく、実際のブランドや商品名まで載っているんですね!
小西:そこがこの本のポイントなんです。この成分が肌悩みに良いとわかっても、「どのアイテムに入っているのかわからない」「膨大な化粧品のなかから探し出すのが大変」というところが、初めのうちはつまづく箇所だと思います。
KATOCO:確かに、美容関係者で日々化粧品を扱っている方は別かもしれませんが、普段化粧品にあまり触れていない方が、数多くある化粧品のなかから特定の成分が入った化粧品を探し出すのは大変ですよね。
小西:この本では、この成分はどのアイテムに入っているのか、実際の商品やブランドも載せてあるので、その点を解消できる内容になっています。すぐにおすすめの化粧品を見つけられるので、お客様や自分のコスメ選びの際に、早速役立てていただけると思いますよ。
KATOCO:コスメコンシェルジュとして活動を始めて、いろいろな化粧品に触れるうちに、自分の力でおすすめのアイテムを探せるようになってくると思いますが、初めのうちはこういった参考書のようなものがあると安心ですよね。また、具体的な商品名が載っていると、成分の詳しい知識がなくてもアイテムを選びやすくなるので、「資格を取るほどではないけど、美容に興味がある」という方や、「どの化粧品が自分に合うのか手っ取り早く知りたい!」という方にも向いているかもしれませんね。
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コスメコンシェルジュ資格の活かし方
KATOCO:コスメコンシェルジュ資格の、仕事や私生活への活かし方を教えてください。
小西:お客様の肌悩みにあった化粧品を、より的確にアドバイスできるようになるので、化粧品の接客販売や化粧品開発などの仕事に活かしている方が多いですね。また、資格を持っていることで信頼度が上がるということで、美容家やインフルエンサー、メイクアップアーティストといった美容情報を発信する方々にも活用いただいています。
KATOCO:皆さん、資格を幅広い仕事で活かされているんですね。私の場合も、まさに化粧品関係の仕事なので、コスメコンシェルジュとして得た知識を企画作りや記事制作に役立てています。ただ、資格を取ったものの活かし方が分からないという方はどうすれば良いでしょうか?
小西:まずは、協会からのサポートを活用いただければと思います。サポートの一例として、コスメコンシェルジュ限定のツールをご用意しています。例えば、コスメコンシェルジュバッジを身につけたり、コスメコンシェルジュステッカーを店頭に貼っていただいたりすることで、お客様からのご指名が増えたという販売員の方もいらっしゃいました。また、お持ちの名刺にコスメコンシェルジュシールを貼っていただいたり、専用名刺も別途販売していますので、自己紹介時に資格をアピールすることもできますよ。
KATOCO:その他にも、コスメコンシェルジュだけが登録できるコスメコンシェルジュエージェンシーに登録すると活躍をサポートしてもらえるというのも、「そんなことまでしてもらえるんだ」と驚きでした!
小西:登録いただいた方には、企業様からの求人情報をいち早くお届けしています。資格者だけの求人にチャレンジすることも可能ですよ。チャンスを掴んで、大好きなコスメや美容を仕事にできるようになったという方もたくさんいらっしゃいます。
KATOCO:検定で得た知識は、仕事ではもちろん、私生活でも活かせますよね。私の場合も、化粧品の知識とその活かし方を学べたので、自分や家族、友人のコスメ選びもより的確なアドバイスができるようになったと感じています。
小西:身近なところで知識が活きるのを実感していただける資格だと思います。コスメコンシェルジュと記載すると、一般人でもSNSでフォロワーが増えたという方もいらっしゃいます。他にも、化粧品ブランドの発表会に参加した際に、勉強用に最新のコスメをいただけたり、好きなコスメや美容について学べたりするのが嬉しいというお声もあります。
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美容の資格は他にもたくさん!
KATOCO:日本化粧品検定やコスメコンシェルジュ資格の他にも、資格があると聞きました。
小西:コスメコンシェルジュ資格取得後、コスメライターやコスメコンシェルジュインストラクターの資格にも挑戦される方が多いですね。コスメライターは、化粧品の正しい知識と発信力のあるライティングスキルを備えたライターを目指す資格です。「資格を取っても活かせるのかが不安…」という方もいらっしゃると思いますが、資格者の試験の解答用紙を実績としてメディアに提出するスカウト制度を導入し、初心者の方であっても仕事のチャンスがもらえるような仕組みになっています。
KATOCO:実は私も、ライティングスキルを上げるべく、コスメライター講座を受講しています。化粧品に関する法律やWEBライティングの知識も同時に身につけられるので、初心者でも一からライティングが学べるレアな資格だと感じています。
小西:コスメコンシェルジュインストラクターは、日本化粧品検定の合格を目指す方を指導できる能力を認定する唯一の資格です。資格取得後は、日本化粧品検定協会認定講師として、スクールや企業での研修講師、教室やセミナーの開講など、正しい化粧品や美容知識の教育活動が行えます。講師として活動したい方やスクールを開校して独立したい方、化粧品や美容の教育に携わりたい方におすすめです。
KATOCO:どちらの資格もそうですが、これまで美容関連の仕事をしてこなかった方が美容の仕事に携われるようになったり、一般人から独立ができるようになったりと、キャリアの幅を広げてくれる素敵な資格ですね。
小西:結婚や出産を機にキャリアをストップされた方にも、取得・活躍していただきやすい資格だと思います。実際に、出産を機に美容部員を辞めて、産休中にコスメコンシェルジュ資格を取った方がいらっしゃいました。出産後にインストラクター資格を取り、現在は認定教室をされています。教室なので、月に2,3回しか開けないのですが、美容部員時代と同じくらいの収入を維持できているとおっしゃっていました。他にも、コスメライターとして、自宅からテレワークで活動できているので、主婦業をこなしながら仕事ができてありがたいというお声もあります。
KATOCO:一度中断したキャリアの再開を応援してくれる資格でもあるんですね。特に、場所や時間を選ばず活動できるコスメライターは、家事や育児との両立を考えている方にとって魅力的ですが、毎回の記事のネタや化粧品の情報を、どうやって集めれば良いのか不安という方もいるのではないでしょうか。
小西:コスメコンシェルジュになると、週に一度程度、化粧品の発表会に参加できる機会があり、新作の情報や化粧品を手に入れていただけます。また、協会からの美容通信として、化粧品や美容に関する情報発信も毎週ありますので、記事のネタにしていただきやすいと思います。
KATOCO:積極的に情報を取りに行けば、たくさんの情報を得られる環境が整っているということですね。実際に活躍されているのは、どんな方ががいらっしゃいますか?
小西:ライター経験のない主婦の方でも、5~6媒体で記事を書けるようになった方もいらっしゃいます。「化粧品を送ってもらって記事制作をするので、美容に触れながら仕事できて嬉しい」だったり、「資格を取って人生が変わった」というお声もあり、活躍されている方が多くいらっしゃいますよ。
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新しいキャリアのきっかけになる資格
KATOCO:私生活にも仕事にも活かせる資格ということで、ますます気になった読者の方が多いと思いますが、そもそもコスメコンシェルジュ資格がスタートした理由はなんでしょうか。
小西:当協会の立ち上げ当初から、「1ショップ・1コスメコンシェルジュ」というビジョンを掲げています。薬を売っている場所には、薬の専門家である薬剤師さんがいるのに、化粧品を売っている場所には、どれを選んだらよいか教えてくれる化粧品の専門家が店頭にいなかったりしますよね。その状況を改善すべく、ひとつの店舗に必ずひとりのコスメコンシェルジュがいるということを目指して活動しています。
KATOCO:そういった理由から日本化粧品検定1級のさらに上位の資格である、コスメコンシェルジュを設定されたのですね。最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。
小西:女性は結婚や出産など、ライフステージの変化によって仕事を辞めざるを得ない方も多いかと思います。そういった女性たちへ、育児をしながらでも自宅で働ける美容ライター、短期間でもニーズの高い化粧品販売員などへの、社会復帰や社会進出のお手伝いをさせていただければと思っています。
KATOCO:コスメコンシェルジュ資格は、その方の努力次第で、キャリアアップやキャリアチェンジを応援してくれる資格だと改めて感じました。興味が湧いた読者の方は、まずは次回の日本化粧品検定に挑戦されてみてはいかがでしょうか…!
【第19回】日本化粧品検定1級・2級は、2022年11月27日(日)実施予定!
興味のある方はぜひチャレンジしてみてください♪
■詳細はこちらから→(外部サイトに遷移します)
EDITOR
DEPACO編集部
エディター KATOCO
入社後1年半、コスメのセレクトショップ「アミューズ ボーテ」で接客担当として勤務。美容への探究心から日本化粧品検定1級・コスメコンシェルジュ資格を取得。“無理せずキレイにきちんと見える”を合言葉に、時短のケア・メイクを追求中。ミニマリストに憧れて、断捨離がマイブーム。
- ※この記事は、当記事の公開時点のものです。
- ※価格は全て税込です。
- ※写真と実物では、色、素材感が多少異なる場合がございます。
- ※取り扱いの商品には数に限りがございます。
- ※入荷が遅延する場合や急遽販売が中止になる場合がございます。
昨今大人気の美容資格である、日本化粧品検定やコスメコンシェルジュ資格。雑誌やSNSなどでも話題になっており、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで、実際に受験を経験したエディター・KATOCOが、日本化粧品検定協会代表の小西さやか代表理事(以下、小西)にインタビュー!資格の内容や美容を学ぶ魅力について伺います。
今回は、コスメコンシェルジュ資格にフォーカス。資格の概要から、資格の活かし方、その後のキャリアの可能性など、気になる内容に迫ります!
「資格が気になっていた!」という方はもちろん、「美容に興味がある」「コスメが好き」という方も楽しんでいただける内容になっています♪
■日本化粧品検定についてのインタビュー記事はこちら→