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【後編】元美容部員の母からの影響で美容好きに!元バレーボールオリンピック日本代表・木村沙織さんにインタビュー〈十人十色の美衣食住〉

DEPACO編集部
副編集長 秀島
2022/12/14

“十人十色の美衣食住”
ひとそれぞれ、さまざまな「美」を大切にされている方々に迫ります。

今回のゲストは17歳で全日本代表に召集され、スーパーエースとして数々の国際大会で活躍し、ロンドンオリンピックでは銅メダル獲得に貢献。その後もリオデジャネイロオリンピックでは全日本チームのキャプテンを務め、2017年に現役引退。現在は旦那さんとカフェを営む傍ら、幅広くご活躍されている元バレーボールオリンピック日本代表の木村沙織さんです。

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美肌を生かしたナチュラルなメイクが印象的な木村さん。美容にも以前から関心が高いと伺いましたが、メイクやスキンケアに興味を持たれたのはいつ頃からですか?

もともと美容部員だった母の影響が大きいと思いますが、子どもの頃から美容やファッションへの関心が高かったですね。小・中学校の頃から眉毛を剃ったり、高そうなコスメをバシャバシャ使ってみたりしていました(笑)。

メイクも好きだったんですが、毎日バレーの練習なので日焼け止めとか練りチークをするぐらいで、普段はすっぴんでした。メイクはお休みの時に楽しんでいたくらいでした。

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現役時代と引退後でスキンケアやメイクに変化はありましたか?

バレーをやっている時は練習・トレーニングの日々ですし、食事や睡眠もバレーのためという生活だったので、自分が女性としていられる時間がお風呂とスキンケアぐらいしかありませんでした。とはいっても、厳選されたものを合宿に持っていくぐらい。その時に比べて、今は気分や肌の状態に合わせてアイテムをアレンジできるのが楽しいです。

学生の頃はニキビが気になっていたので、なるべくニキビが出来ないように自分に合ったアイテムを厳選して使っていました。汗をすごくかいていたので、赤みが出やすいのも気にしていました。今は、随分おさまりましたけど(笑)。

試合の時はメイクを禁止されていたわけではありませんが、汗で落ちてしまうし、周囲にメイクをしている選手もあまりいませんでした。私はまつ毛パーマをしていたので、落ちにくいマスカラとか練りチーク、色つきのリップぐらいのメイクはしていました。ちょっと校則が厳しい学校の生徒がやるぐらいのメイクですが、それで気合を入れるというかテンションを上げて試合に臨んでいました。でも試合が終わる頃には落ちてしまっているので、試合後のインタビューはすっぴん状態でしたけど(笑)。

今はカラーマスカラやアイラインなど目元のメイクが楽しくて、近所にある百貨店のコスメカウンターにしょっちゅう足を運んでいます。色味を試すのもそうなんですが、BAさんってキレイな方が多くて、お話ししている時に「何のチークを使っているんですか?」とか「ファンデーションはどれですか?」と、たくさん質問して教えてもらっています

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美容やファッションの情報はどのようなところから得られていますか?

まず雑誌ですね。コスメだったら、雑誌で見て興味を持ったブランドのカウンターに行ってみます。意外と色味が違うこともあるので、BAさんに相談してたくさん購入しちゃいます。

ファッションも昔から好きです。小学校の時、どうしてもブーツが履きたくて、学校に履いていったら体育の授業がある日で、体育の時間に先生に怒られたりしたこともあります(笑)。母から止められても、今日はブーツを履きたい気分だから、と押し通していましたね。
バレーボールの遠征のときってサポーターなどの練習用具が多い上に靴のサイズも大きいので、休みの時に着る私服をたくさん持っていけなかったんです。だから着回しできる服を何着か持っていって、出先で買ったりしていましたが、そのシーズンに着られなくて持ち越すこともよくありましたね。
今日のようにカジュアルな日もあったり、大人っぽい服を着たいなと思う日もあって、行く場所によって服装をアレンジしています。背があるので、性別関係なくさまざまなショップで見つけることが多いです。昔はサイズの合う可愛い服を探すのが大変でしたが、今はファストファッションブランドでもサイズが増えたので、着る服も幅が広くなりました

美容やファッションの情報はどのようなところから得られていますか?

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美容のために心掛けていること(食事や運動など)はありますか?

お恥ずかしいんですが、全然ないんです(笑)。食事は食べたいものというか、自分の体が欲しているものを摂るようにしているぐらいです。果物食べたいと思う時は果物をたくさん買って食べたり、今週肉をいっぱい食べたいなと感じたら、なるべく肉を食べるようにしたり、こうでなければ絶対にダメということは何もありません。もちろん野菜を摂りたくなる時もあって、気がついたら今月野菜ばかりだな、ということもあります。朝昼晩と3食しっかり食べるわけではなくて、お腹が空いたら食べるようにしていて、1日1食の日もあれば、3食の日もあるんです。食べる時間もバラバラで、お腹が空いた時に食べようという感じです。

現役の時は朝昼晩食べなければいけないですし、カロリーも摂らないといけないので、食べるのが結構大変でした。栄養士さんもいらしたので、食事の時に食べきれなかった分はおにぎりにして寝るまでに食べてね、と渡されたりしていました。3食を5~6食に分けて食べていました。もともとそんなにたくさん食べるタイプではないのもあるかもしれません。今は練習をしなくなったこともあって、お腹が空いた時に食べたいものを食べる感じになりました。

運動もほとんどしていなくて、犬の散歩とストレッチぐらいです。ちょっと血の巡りが悪いなと感じた時、夜テレビを見ながらストレッチをしていますが、毎日ではありません。今までがっつり練習してきたので、運動といっていいのかというぐらいのことしかやっていないんです。でも階段の上り下りとかをしていて、体力が落ちたと感じることはあります(笑)。だからといってジムやヨガに通ったりはしていなくて、同じ時期に引退した選手とかのInstagramを見ると、みんなトレーニングに行ったり、ゴルフを始めていたりしているので、「すごいなー」と思いながら自分では始められずにいます。

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最近気に入っているアイテムを教えてください。

何か頑張った時のご褒美にアクセサリーを買うことが多いです。何かを始める時に気合を入れるためということを言い訳にしたり、カジュアルな服が多いので、アクセサリーはつけたいなと思って、ついつい買っちゃうんです。この指輪はファッションというよりもお守り感覚でつけています。カフェを始める時に旦那さんが「1個いいよ」と言ってくれたので、買ってもらいました。それから外に出かける時には、身につけるようにしています。

最近気に入っているアイテムを教えてください。

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今後、挑戦されたいことはありますか?

これをしたいとか、自分に対しての欲は今はあまりないんですよね。どちらかというと家族のためやお客様のためとか、バレーボールを盛り上げるためとか、人のために協力できることで動きたいなと思っています。自分発信の欲はいったん落ち着いている感じですね。サポーター的な感覚の方が大きくて、誰かが喜んでくれるために何かしたい気持ちが強いです。

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木村さんにとって、人には理解されないかもしれない(もしくは理解されなくてもいい)けど、自己満足のためだけにやっていらっしゃる趣味や習慣などはありますか?

毎朝起きたら、必ずすぐに浴槽にお湯を張り、好きな入浴剤を入れて、お湯に浸かってひと汗出してから一日を始めるようにしています。

  • 木村さんにとって、人には理解されないかもしれない(もしくは理解されなくてもいい)けど、自己満足のためだけにやっていらっしゃる趣味や習慣などはありますか?

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木村さんにとっての「美」とは?

毎日少しでもポジティブに前向きにいるためのものです。肌荒れがあったら、今日ちょっとイヤだなって思っちゃうし……って感じ?ですかね(笑)。

  • 木村さんにとっての「美」とは?



●木村さんの愛用アイテム

〈ラブクロム〉K24GP スカルプカッサ ゴールド 税込16,280円

※DEPACOおよび大丸・松坂屋各店ではお取り扱いがございません。予め、ご了承くださいませ。

昔から使っていますが、頭皮ケアもできるこのコームがお気に入りです。最近髪が伸びて、これを使うとすっごく髪がサラサラになるんです。裏側がカッサになっていて頭皮を刺激すると持ちいいですよ。

木村さんにとっての「美」とは?

<木村沙織さんプロフィール>
17歳で全日本代表に召集され、「スーパー女子高生」としてアテネオリンピック出場に貢献。スーパーエースとして多くの国際大会で存在感を示し、ロンドンオリンピックでは28年ぶりのメダル獲得の立役者に。その後も世界最高峰リーグであるトルコで活躍し、リオデジャネイロオリンピックでは全日本チームのキャプテンとしてチームを牽引した。2017年に現役を引退後、夫とカフェ「Sunny-ThirtyTwo-Club」を営む傍ら、YouTubeチャンネル「SAORI&J STYLE」やInstagramなどから発信するなど幅広く活動中。

前編では、木村さんのお菓子好きな一面と引退後のカフェ運営について迫りました!

編集/㈱メディアム 成田 恵子、執筆/北村 文、撮影/鈴川 洋平

EDITOR

DEPACO編集部

副編集長 秀島

お母さまがなんと元美容部員さんとは!スキンケアもメイクもお菓子作りもとにかく自分らしく楽しんでいらっしゃる「素直でポジティブな一面」が木村さんの魅力だなと強く感じました。現場がパーッと明るくなり、ほんわか幸せな気分で帰りました(笑)。
肌悩み
  • オトナニキビ肌
好きなメイク
  • すっぴん風+ワンポイントメイク
コスメの悩み
  • 母親ゆずりの頑固なクマ

プロモーション歴10年以上、DEPACOの生みの親。ビューティ系企画~編集~広告~イベントまで幅広く携わる。経験とはうらはらに、百貨店入社をきっかけにデパコスに触れ始めた“保守派”でかつ、"自信はないけど少しはこだわりたい派"。趣味はアート&銭湯めぐり。

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