【後編:タレント/女優・清水みさとさんにインタビュー】心が動かされる経験を積み重ねて内面を育成中。サウナ以外にハマっていることとは?〈十人十色の美衣食住〉
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サウナ・スパプロフェッショナルの資格をお持ちですが、おすすめのサウナの入り方はありますか?
体が冷えていると、汗をかきにくくなってしまうこともあるんです。そんな時は湯船にしっかり浸かって体を温めてからサウナに入ると早く汗が出やすくなるので、不快感や我慢している感じが減ると思います。
私はサウナに6分入って、水風呂で体を冷やして休憩するのを1セットとして、3セットぐらい入ります。水風呂に長く入らないといけないんじゃないかと思われがちですが、温めて冷やすことが大事なので、最初は水をかけるだけでもいいんです。
休憩も呼吸が整ってリラックスできたらまた入ればいいので、ご自身にあったペースで繰り返してみてください。できたら2セットぐらいは頑張ってみてほしいですね。
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清水さんの愛用品を教えてください。
目が悪いので普通のメガネだと瓶底みたいになっちゃうんですが、コンタクトにしてだてメガネを愛用しています。学生の頃はメガネが好きではなかったのですが、これはカワイイと思って愛用しています。
サウナ後のすっぴん隠しにもなるんですよね。何種類か持っていて、形はラウンドタイプが多いのですが同じ形に見えても微妙に違うので、フレーム選びは何度も試しています。
常にかけているときもあって、かけ始めるとメガネがいとおしくなって数カ月間にわたってどの写真を見てもメガネ姿のことがあります(笑)。
本は、いろいろ読んでいます。今ハマっているのは心理学者の河合隼雄さんの本です。考え方や内面を育てることに興味があって、常に自分を育てていく生き方みたいなものを学びたいと思っているので、本を読むと自分の考えが整理されるんです。
河合さんの考え方が好きなのでもっと知りたいと思って何冊か読んでいるのですが、心の勉強として生き方のヒントにしています。
このデジタルカメラは、すごく簡単に撮れるので、いつもカバンに入れて使っています。パキッとしすぎず、絶妙な色合いのすてきな写真が撮れるんです。海外旅行に行った時はやっぱりこのカメラで残しておきたくなります。
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サウナ以外でハマっているものはありますか?
最近は旅行が大好きで、海外にもひとりでパッと行っちゃいます。2023年は12カ国に行きました。なかには仕事で行った国もあるんですが、仕事が終わっても私だけ残ってひとりで見て回ったりしています。
旅行って、行きたい時に行かないと“いつか”はないかもしれないとコロナ禍の時に思いました。行きたい気持ちの時に行くのが一番楽しいと思ったので、思いついた時に行ける状況だったら旅行するようにしています。
もちろん旅先ではサウナを探します(笑)。行きたいサウナを目印にすることで、逆に自由になるんです。何もない状態で行くと観光地しか行かない旅になりがちですよね。でもサウナみたいにひとつ目的地があるほうが、楽しめることに気づいて、旅が深いものになった気がします。
2023年はずっと行ってみたいと思っていたニューヨークに初めて行きました。今はSNSで情報を集められるので行ったことがない場所も知ったつもりになりがちですが、その場に行って自分の目で見ないとその感動を真に味わえないし、心動かされることに出合えないと気づかされました。国内の旅行も好きですが、海外は行ってみないとわからないことも多いですし、想像できないようなハプニングもあったりします。帰ってくると改めて日本の素晴らしさも実感できますしね。
フラッと旅をするようになってから、普段の生活まで身軽になってきました。準備することも大事なんですが、行動してみれば何かが生まれるんですよね。人の考え方ってなかなか変わらないけど、何かを見たり食べたりして感動する経験をちょっとずつ積み重ねることで変化していく気がしています。
欲しいものが手に入るのもうれしいですが、最近は心の豊かさみたいなものが大事だと思うようになりました。旅行はちょっとしたことに感動したり、自分を成長させてくれたりする大切な機会です。
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すっぴん風のメイクが印象的ですが、メイクポイントを教えてください。
すっぴん風メイクというかファンデーションはほとんど使わなくて、今日も日焼け止めを塗っているぐらいです(笑)。
スキンケアはしますが、毎日サウナに行くのでメイクはしないことが多いです。ヘアメイクさんからも「日焼け止めは絶対塗るように」と言われているので、最近になって塗るように心がけています。
肌は親からの授かりものですし、サウナに毎日入っているからなのかもしれませんが、これまでも肌トラブルはとくになかったんです。でもこれからは自分で育てていかないといけないので、肌にもちゃんとよいことをしてあげようと思っています(笑)。
ポイントメイクだと眉毛はもともとしっかりあるので、ちょっとだけ書き足しているぐらい。肌に何か触れると赤くなるほうなので、頬の赤みもメイクではなく自力のチークです(笑)。
このお団子ヘアも自分でまとめています。ゴム2本で簡単にまとめているだけなんですが、サウナの仕事の時はお団子ヘアなので、私のアイコンみたいになっていてうれしいです。
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スキンケアで気をつけていることはありますか?
とくにないんです(笑)。サウナに置いてあるスキンケアアイテムをつけちゃいます。家ではドラッグストアのものや、〈無印良品〉のハーバルシリーズを使っています。
あまり手をかけすぎていないのと、サウナでデトックスしていることが私の肌にはいいんだと思います。
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体型維持や健康のために運動はされていますか?
食べることが好きなのでとにかく歩くようにしていて、1日に2万歩ぐらいは歩いています。ジムまで1時間歩いて行ってサウナに入って1時間かけて帰るとか、歩ける時間があったら何駅でも歩いちゃうんです。
知らない街を歩いていると、歩く速度じゃないと見つけられないものがたくさんあって、それを見つけるのが楽しいので、歩くのはみなさんにおすすめしたいです。
スイーツが好きで、ケーキやパフェをついつい食べてしまうので、歩くことで調整してる感じです(笑)。
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休日はどのように過ごされていますか?
休みの日もちょっと遠いサウナに行きます(笑)。主人も休める時は一緒に、なかなか行けない地方のサウナやサウナが充実しているホテルに泊まったりしています。
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今後挑戦されたいことはどんなことですか?
書くことに挑戦してみたいです。
あとはこれまでサウナは自分のために入ってきたので、みなさんにサウナをもっと広められるような何かができたらいいと思います。
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清水さんにとって、人には理解されないかもしれない(もしくは理解されなくてもいい)けど自己満足のためだけにやっていらっしゃる趣味や習慣などはありますか?
自己満足でやっているのは、すべてのことです(笑)。
自分を喜ばせたり、楽しいと思うことはとても大事なことだと思っているので、そう感じることを常にやりながら、その最上級を目指して取り組んでいます。
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清水さんにとっての「美」とは?ご自身の生活のなかで「美」はどのような存在ですか?
外見も大事かもしれませんが、私にとってはやっぱり内面の美しさが大事だと思います。何かをいいな、すてきだなと心がいろいろなところに動いていくことが、すごく美しいと思うので、そういう柔らかい心を持ち続けていたいです。
前編では、清水さんのサウナとの出合いやサウナ愛について伺いました。
<清水みさとさんプロフィール>
グラビアモデルとして活躍後、舞台を中心とした女優に転身。サウナ好きが高じて「サウナ・スパプロフェッショナル」などの資格を取得。サウナ検索サイト「サウナイキタイ」のポスターモデルや、ラジオ「清水みさとの、サウナいこ?」(JFN21/AuDee)のパーソナリティーも務めるなど、サウナに関連した仕事を中心に活躍の場を広げている。
編集/㈱メディアム 成田 恵子、執筆/北村 文、撮影/Suat Koylu
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EDITOR
DEPACO編集部
エディター 高梨
旅行誌の出版社で編集職を10年以上経験。出産を機にキャリアを見つめ直し、今後は大好きな美容の情報発信をしたいという想いでDEPACO編集部へ。美容はスキンケアやベースメイクでの“土台作り”が好き。趣味は旅と料理。
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“十人十色の美衣食住”
ひとそれぞれ、さまざまな「美」を大切にされている方々に迫ります。
今回のゲストは365日通うほどのサウナ好きが高じて、「サウナ・スパプロフェッショナル」の資格も取得している、タレントで女優の清水みさとさんです。「サ活」ブームになる以前からサウナが大好きで、サウナに関連する仕事を中心に幅広く活躍されています。今回はサウナとの出合いや魅力についてお話を伺いました。