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【十人十色の美衣食住・前編】美容コメンテーター・三上大進さんにインタビュー!

DEPACO編集部
副編集長 秀島
2022/02/23

“十人十色の美衣食住”。
ひとそれぞれ、さまざまな「美」を大切にされている方々に迫ります。

今回のゲストは元NHKのリポーターで、東京2020パラリンピックのリポートで活躍。日本化粧品検定1級・化粧品成分検定1級の資格を持つ、美容コメンテーターであり、スキンケアブランド〈dr365〉のプロデューサーである三上大進さんです。

■後編はこちら→

01
化粧品検定1級・化粧品成分検定1級の資格をお持ちですが、スキンケアに興味を持つようになったきっかけは?

中学2年生の時にニキビだらけになってしまって、これまでは肌がキレイだったんだ、と実感するきっかけになりました。私は障がいを持っていることもあって、「与えられたものを大切にしたい」という気持ちが強かったので、スキンケアに興味を持つようになりました。
当時のティーン誌のコスメ特集をチェックしている中で、世の中にはいろんな種類のスキンケアアイテムがあることを知りましたし、自分と同じ悩みを他の人も抱えていることに気づくことができました。そこから、ドラッグストアに行ってお小遣いでスキンケアを購入したり、皮膚科に行くようになったり、と肌ケアへの意識が高くなったと思います。

02
サラサラの髪、肌の美しさはメディアを拝見していても伝わってきます。スキンケアで心掛けていることはありますか?

今でも肌トラブルやニキビに悩まされることもありますが、それをネガティブに捉えないようにしています。肌トラブルを気にしすぎてしまうと、自分の肌に前向きになれなくなっちゃうじゃないですか。なので、何か肌トラブルが起きた時は「ホルモンバランスが崩れてる?」「疲れが溜まっているのかも?」と考えます。だから肌トラブルは体からのSOSのサインだと思って、食事に気をつけたり、体を休める時間を作るきっかけにしてます。

03
三上さんがスキンケアでこだわっているケア方法は?

特別なメソッドを持っているわけではないんですが、大事にしていることが3つあります。
まずひとつめは「絶対に摩擦しない!」。
どんなアイテムでも肌の上で不要にこすったり、摩擦につながることを極力しません! 特に洗顔はたっぷりと泡立てて、手を垂直にハンドプレスしながら毛穴の汚れをしっかり取るようにしているんです。他のアイテムも同様にハンドプレスで肌に馴染ませるようにしています。

ふたつめは「とにかく保湿!」です。
ドライフルーツを見ても分かるように、うるおいを失ったものってツヤもハリも失われてショボショボしているじゃないですか(笑)。それは肌も同じこと。水分だけ与えればいいのではなく、油分でフタをしないと水分は逃げてしまうので、水分と油分のバランスを整えてあげる“保湿”は重要ですね。

最後は「いつでも日焼け止め」です。
私は季節を問わず使用しているんですが、とにかく紫外線から肌を守ってます。5年、10年後の自分の肌に影響すると考えているので、年齢を重ねた自分に褒めてもらえるように(笑)、毎日欠かさず日焼け止めを塗っています。外出しない時は肌に低刺激なもの、外出する時にSPFやPAが高いものなど、紫外線の影響を受ける状況に応じてアイテムも使い分けています。

04
さまざまなアイテムを使う機会が多いと思いますが、ご自身が使うスキンケアを選ぶ時に大切にしていることはありますか?

よく言っていることなんですが、そのアイテムの何かひとつでも好きなところとか、ときめきを感じるものを使いたいんです。ときめく理由って人それぞれで、パッケージ、香りやテクスチャー、あと美容部員さんの接客だったり、本当に多様でいいと思うんです。スキンケアって毎日使うものじゃないですか。だからこそ、使っていてモチベーションが上がるアイテム、使い続けられるアイテムに出会うことを大切にしているかな。

05
「自分自身に合うスキンケアを見つけられない」という人へのアドバイスは?

そんな時こそ百貨店に行くべきです!百貨店のコスメカウンターに行くのは、ひとつの冒険です。自分の肌って、鏡で見た以上のことって分からないじゃないですか。それに意外と自分の肌タイプが思い込みだったりすることもあるんです。百貨店のコスメカウンターに行けば価値と信頼を寄せられる“ブランド”があって、専門知識を持つ美容部員さんに相談できて、その中から自分で気に入ったものを選ぶことができます。自分でも気づかなかった肌悩みを知ったり、新しいコスメや価値に出合ってワクワクしてほしい ですね。

「自分自身に合うスキンケアを見つけられない」という人へのアドバイスは?

06
百貨店のコスメカウンターは行きにくい…と感じている方もまだまだ多いと思うのですが、三上さんにとってはどんな場所ですか?

私にとって百貨店のコスメカウンターって、人とモノに私が出合う場所だと思っています。
以前メーカーに勤務していた時には、なんでこんな高い値段にするんだろう?と感じたこともありました。でもブランドの人間として携わっている中で、それだけ百貨店とブランドが賭けている“プライド”があることに気づいたんです。ちょっと敷居が…と感じるのは、本気でいいモノを作っているブランドと、本気で誰かに届けたいと思っている美容部員さんの“プライド”に対して、ドキドキするのかもしれないですね。真剣にこちらが聞いたことに対して、真剣に返してくれるのが、ブランドであり百貨店なんだと思います。

<三上大進さんプロフィール>
外資系コスメブランド勤務を経て、2018年よりNHKのリポーターに就任。パラスポーツ大会やアスリートへの取材をはじめ、スポーツニュースや情報番組のリポーターとして活躍。現在は美容コメンテーターのほか、スキンケアブランド<dr365>のプロデューサーを務める。日本化粧品検定1級、化粧品成分検定1級。

後編では、ご自身のスキンケアブランドについてや人との違いについてのお考えなどを伺いました。

編集/㈱メディアム 岸藍子、執筆/北村文、撮影/三浦藤一、スタイリスト/FUKAMI

EDITOR

DEPACO編集部

副編集長 秀島

「ときめきを感じるものを使いたい!」「コスメカウンターは人とモノに出合う場所」など、三上さんの魅力溢れるお話に共感しっぱなしのインタビューでした!後半もお見逃しなく。
肌悩み
  • オトナニキビ肌
好きなメイク
  • すっぴん風+ワンポイントメイク
コスメの悩み
  • 母親ゆずりの頑固なクマ

プロモーション歴10年以上、DEPACOの生みの親。ビューティ系企画~編集~広告~イベントまで幅広く携わる。経験とはうらはらに、百貨店入社をきっかけにデパコスに触れ始めた“保守派”でかつ、"自信はないけど少しはこだわりたい派"。趣味はアート&銭湯めぐり。

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