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キレイとエコ活動は両立できる?大丸・松坂屋のビューティ×SDGsの取り組み

キレイとエコ活動は両立できる?大丸・松坂屋のビューティ×SDGsの取り組み

DEPACO編集部
エディター YAMACO
2022/04/25

最近、よく耳にするようになった「SDGs」。“2030年までに持続可能でより良い世界を目指すための国際的な目標”のことですが、「一体何から始めたらいいの?」と悩む方も多いのでは?実は私・YAMACOもそんな一人です。

そこで今回は、大丸・松坂屋 経営戦略本部 経営企画部 サステナビリティ戦略担当の米山由紀さんにインタビュー。DEPACOを運営する大丸・松坂屋がSDGs達成のためにビューティの面でどのような取り組みを行っているのか、また私たちは実際にどんなことができるのかについて教えてもらいました!

01
お客様とSDGsのために、大丸・松坂屋が担う役割とは?

お客様とSDGsのために、大丸・松坂屋が担う役割とは?

YAMACO(左):米山さんは、婦人服、化粧品、アクセサリーなどの販売やマネジメントに携わった後、2016年にGINZA SIXの開業準備に参画。2019年より、大丸・松坂屋における社会貢献や環境対応を担当され、2021年3月よりサステナビリティ戦略の立案と推進を担当されているんですよね。
これまでのキャリアの中でお客様と直接触れ合う経験もあったと思いますが、SDGsの達成に向けて百貨店にはどのような役割が求められているのでしょうか?

米山(右):お客様のお話を直接伺い、ご提案を行ってきた経験を振り返ってみると、百貨店はお客様と密接な関わりを持てる存在だと実感しています。だからこそ、まず私たち自身が“SDGs視点”を持つことが大切。お客様に対して環境や社会に配慮した商品・サービスを提示することで、お客様とSDGsをつなぐことができるからです。

持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行うブランドも増えてきましたが、それぞれがどのようなアクションを展開しているかを発信し、多くのお客様に知っていただくことも私たちの重要な役割と考えています。

02
大丸・松坂屋のビューティ×SDGsの取り組み

環境にやさしく、お客様はうれしい「コスメ de エコフ」

環境にやさしく、お客様はうれしい「コスメ de エコフ」

YAMACO:ビューティという切り口では、大丸・松坂屋はどのような取り組みを行っているのでしょうか。

米山:“百貨店だからこそできる取り組み”のひとつとしてご紹介したいのが、2021年夏に実施した「コスメ deエコフ」です。

「コスメ deエコフ」

これは、ご不要になったプラスチック製のコスメの空き容器を、大丸・松坂屋各店の特設カウンターにお持ちいただくもの。回収した容器はリサイクルに役立てます。

YAMACO:お客様は空き容器を持参するだけで、気軽にSDGs達成に向けたアクションに参加できるんですよね!

米山:しかも、大丸・松坂屋各店の化粧品売場で利用できる「コスメショッピングサポートチケット」や「アプリクーポン(※)」を、お引き取り1点につき1,000円分(500円×2枚)プレゼント。環境活動に参加できるうえに特典もついてくる、うれしいアクションとして企画されました。
※大丸・松坂屋アプリ会員様のみ。

YAMACO:お客様からはどのような反響があったのでしょうか。

環境にやさしく、お客様はうれしい「コスメ de エコフ」

米山:大丸心斎橋店や大丸東京店など8店舗で実施したところ、約12,000名のお客様にご参加いただき、約42,100点の空き容器を回収しました。ご参加されたお客様のうち18%の方がアプリでのチケット発行を希望され、紙使用の削減も図ることができました。

YAMACO:私もこのとき参加したのですが、いらなくなったコスメを持って行ってクーポンをもらい、そのまま新しいコスメを買って帰りました。とてもお得でしたし、こんな風に気軽に環境活動に参加できるんだ!とうれしい気持ちに。また次もあれば絶対参加したいです。「コスメ deエコフ」は今後も行われますか?

米山:実証期間として期間限定で行った取り組みでしたが、予想以上の好評をいただいたため、今後の実施に向け、課題の整理を行っています。次回の開催日は未定ですが、気になる方はぜひ、大丸・松坂屋の環境について考えるサイト「Think GREEN」をご覧になってくださいね。

03
気軽にできる、おすすめアクションをご紹介♪

気軽にできる、おすすめアクションをご紹介♪

YAMACO:SDGsに関心をもった方が”何か取り組んでみたい“と思ったとき、どんなアクションがおすすめですか?

米山最初は難しく考えず、資源の分別からトライしてみていただきたいですね。コスメは容器自体がプラスチックやガラスでできていたり、紙パッケージを使っていたり。さらにビニールで包装されていたりしますよね。それを一つひとつ分別してみる。
はじめはちょっと面倒に感じるかもしれませんが、やってみると楽しいし、きちんと仕分けるとすごく気持ちいいですよ!

それから、ブランドの取り組みにも注目していただきたいですね。容器をリサイクルしやすい素材にしたり、モノづくりに伴う二酸化炭素の排出量を見える化して削減に取り組むなど、独自のアクションを展開しているブランドがたくさんあります。
“そのブランドがどういった取り組みを行っているか”もチェックして選べば、コスメを買うときにキレイとSDGs達成を同時に叶えられますよ。

YAMACO:スキンケアやメイクは毎日のことだから、そういった視点も大切にしたいですね。私もこれまで以上に、ブランドのアクションについてアンテナを張り巡らそうと思います♪

04
DEPACO読者の皆様へ。いま、できること!

DEPACO読者の皆様へ。いま、できること!

YAMACO:最後に、DEPACO読者にメッセージをお願いします。

米山:先程もお話ししたように、分別にトライされるなら、特におすすめなのが紙です。コスメならパッケージや取扱説明書、そしてコスメ以外なら食品の入っている箱や包装紙など、私たちの身の回りには紙がたくさん!それを燃えるごみとして捨てるのではなく、きちんと分別してみることで(※)、SDGsへの意識が自然に高まると思います。ぜひお試しくださいね。

※ お住いの自治体の分別区分に従ってください。

EDITOR

DEPACO編集部

エディター YAMACO

「SDGs」と聞くとなんだか難しそうに感じますが、実は気軽に取り組めるアクションも。「コスメのゴミを分別する」「ブランドの取り組みに注目してみる」というところから私もチャレンジしていきます!
肌悩み
  • 混合肌・ニキビ
好きなメイク
  • ビビッドカラーを使ったメイク
コスメの悩み
  • 唇の血色が悪い

入社後1年半、コスメのセレクトショップ「アミューズ ボーテ」で接客担当として勤務。「毎日イメチェン」をモットーに、メイクもヘアも気の赴くままにコロコロ変えるのが好き。特にビビッドカラーのコスメにときめく。趣味は音楽を聴くこと、太陽の光を浴びること。

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