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【日本化粧品検定1級】編集部員が受けてみた!独学勉強法や難易度を徹底レポート

【日本化粧品検定1級】編集部員が受けてみた!独学勉強法や難易度を徹底レポート

DEPACO編集部
エディター KATOCO
2022/10/02

美容・コスメに関する幅広い知識を身につけることができる日本化粧品検定。累計受験者数100万人を突破した大人気の美容資格で、「聞いたことがある」「気になっている!」という方も多いのではないでしょうか。

そこで、実際に日本化粧品検定1級~3級まで受験したエディターの私が、気になる資格試験の内容を徹底レポート!今回は、日本化粧品検定1級にフォーカスしてお届けします。

資格試験の概要に加えて、「どれくらい勉強した」「どこが難しかった」といったリアルな受験体験談もご紹介しますので、受験を考えている方の参考になれば幸いです。

01
日本化粧品検定1級ってどんな資格?

日本化粧品検定とは、美容・コスメに関する知識を問う資格。2013年の検定開催以来、累計受験者数100万人超えの大人気資格です。
資格は3級・2級・1級と3つの級に分かれていて、各級の試験概要はこのようになっています。

日本化粧品検定1級ってどんな資格?

3級はWEB上でいつでも受験できますが、2級と1級は年に2回の受験チャンス
出題数や試験時間も増え、受験料も安くはないので、特に1級はしっかりと対策してから挑みたいですね

02
日本化粧品検定1級の出題範囲と難易度は?

日本化粧品検定1級では、化粧品科学や成分に加え、ボディやヘア、ネイル、香り、オーラルケアまで幅広い知識が問われます。さらに、化粧品の安全性や法律に関するルールについても学ぶなど、化粧品の専門家を目指すための試験です。

日本化粧品検定1級出題範囲
日本化粧品検定1級出題範囲

化粧品科学や成分といわれても、イメージが湧きにくいですよね...。
安全性や法律に関するルールというのも、なんだか難しそうな気がしませんか?

少し具体的な例を挙げると、

・化粧品に含まれている成分の種類や割合について
・髪の毛は何からできていて、どういった構造をしているか
・香水の種類の見分け方、つけ方や香りの変化
・化粧品をPRするときに注意するべきルールや法律
・化粧品に求められる品質や、安全性を保つためのルール

といった内容が問われます。

問題のレベルとしては上級で、2級・3級と比べると範囲が広く、内容も専門的になります。正直なところ、勉強は大変でしたが、勉強した分自信がついたり、やり切った時の達成感は大きいと思います!

03
受験のきっかけと当時の私の美容知識レベル

私が日本化粧品検定1級を受けようと思ったのは、3級のWEB受験後に2級の勉強を始めたのがきっかけでした。2級の勉強をしていくうちに、美容についてもっと詳しく知りたいと思うようになり、1級の受験も視野に入れ始めました。調べてみると、1級と2級は同日に併願受験できると知り、「受験は一度で済ませたい!」との思いから併願受験を申し込むことに。
3級受験から約1か月後に2級の勉強に取り組み始め、さらにその1か月後に1級の勉強を開始。実際に1級・2級を受験したのは、3級の受験から3か月後でした。
当時は化粧品売場の販売員として働いていて、美容や化粧品に関する基礎知識がある程度あったのと、「3級→2級→1級」と順番に勉強していったため、徐々に難しいことを覚えていくという形で学びやすかったと思います。

04
どれくらい難しい?リアルな勉強時間と勉強法を公開!

試験対策には、日本化粧品検定1級の公式テキストを使っていました
他の資格試験では、いろいろなタイプの対策テキストが出ている場合が多いですが、日本化粧品検定ではこちらが唯一の公式テキスト。受験される方はこのテキストでの勉強がおすすめです

どれくらい難しい?リアルな勉強時間と勉強法を公開!

1級は幅広い知識を持った化粧品の専門家を目指す資格のため、試験には2級の範囲の問題も出題されます。1級合格に必要な正答率は7割前後なので、2級の内容もおさえていないと合格は難しそうです。
私は、1級と2級を併願受験するつもりで勉強していたので問題ありませんでしたが、1級だけの受験を考えている方は、「1級だけ対策して、2級の勉強は忘れていた…」とならないように注意が必要です…!

2級のテキストも要チェックです!
2級のテキストも要チェックです!
2級のテキストも要チェックです!
2級のテキストも要チェックです!

私の場合、このようなステップとペース配分で勉強を進めていきました。

  1. テキスト全体を一周読む

    まずはテキストの全ページを一読して、理解するようにしました。テキストのボリュームは180ページ程で、数日に分けて読めることに…。
    1級のテキストは内容がぎっしり詰まっていて、かつ馴染みのない専門的な内容もたくさん。一度に内容を詰め込んでも理解できなさそうだったので、一回の通読時間は長くても30分程度に設定していました。
    30分集中して10ページ強くらいの内容を頭に入れるということを、時間を空けて1日に2回行うようにして、1冊を読み終えるのにかかった時間はトータルで8~9時間程度。日数では10日弱くらいでした



  2. 分からなかった部分に付箋や印を付ける

    これは2級・3級の勉強の時にも行っていたことですが、テキストを一読した際に「知っている内容」と「知らない内容」に分けて付箋や印を付けておいたのが、復習する時に便利でした

    ページ数が多いため、

    ・全く知らなかった内容は「付箋を貼る」
    ・勘違いしていた内容は「×マークを付ける」
    ・何となく知っていた内容は「△マークを付ける」
    (知っていて自信を持って答えられる内容は「何も付けない」)

    というように、各問題の理解度ごとに付箋や印の付け方を変えるなどしていました。

    ただし1級の場合、全く知らない内容ばかりだったので、テキストが付箋だらけに…(笑)。途中で付箋も足りなくなって買い足してしまいました(笑)。

    分からなかった部分に付箋や印を付ける


  3. 分からなかった部分だけ読み直して覚える

    テキストを一周した後は、印や付箋を付けた部分を読み直して、覚えることを繰り返していきました。勉強した時間は1日30分~1時間、期間は1か月半程度で、トータルの勉強時間は40時間程でした。
    2級・3級の出題範囲を勉強した際は、既に知っている内容も多かったですが、1級の出題範囲では、既に知っていた内容はほとんどなく…。ほぼ全て一から学んだようなもので、勉強に時間がかかりました

    そのなかでも比較的覚えやすかった分野と苦手な分野が出現。比較的覚えやすかったのは、ヘアやネイルに関する項目でした。

    例えば、この項目では、

    ・髪の毛の構造や生え変わりの周期
    ・頭皮や髪のダメージやトラブルの原因
    ・爪の構造や機能、お手入れの仕方

    といった内容を学びます。
    この部分も初めは知らないことばかりでしたが、「爪は一日で約0.1㎜伸びる」「髪の毛1本あたりの寿命は5年前後」など、普段あまり気にしていないけど「そうだったんだ!」と思うような内容が多く、印象に残りやすかったため、頑張って覚えようとしなくても自然と記憶に残っていました。

    反対に、特に苦手だった分野は、香りに関する項目と化粧品の原料についての項目でした。

    香りに関する項目では、

    ・香料の抽出方法
    ・香水の分類や香りの変化

    といった内容を学びます。
    香料や香水の種類について知るのは面白かったのですが、分類がたくさんあり、全て横文字なのでこんがらがって覚えるのに苦労しました(笑)。
    公式テキストでは、覚えるべき部分が赤字で書いてあり、付属に赤い下敷きもついているので、下敷きで用語を隠しながら思い出すことを繰り返していました。

    テキスト付属の赤下敷きが大活躍…!
    テキスト付属の赤下敷きが大活躍…!

    化粧品の原料についての項目では、

    ・化粧品に含まれる水溶性成分や油性成分の名称
    ・界面活性剤のタイプや用途

    といった内容を学びます。
    原料についての項目は、成分名がたくさん出てくるので覚えるのが大変でした。
    例えば、シリコーンオイルの一種である「ジメチコン」、保湿や防腐効果のある「ペンチレングリコール」…など、理科の授業で習ったような(?)成分名と働きを覚える必要があります。
    勉強方法としては、自分が今使っている化粧品やコスメショップで売られている化粧品の裏面の成分表示を見て、テキストと照らし合わせて覚えるようにしていました。
    テキストを必死に暗記しようとすると辛くなることもありますが、実際にアイテムを見て、知識が活きていると感じながら学ぶと、充実感を得ながら勉強できるような気がします♪

05
受験の結果と感想

約1か月半の勉強を経て日本化粧品検定1級を受験した結果、無事に合格することができました!
結果が届いたのは、受験してから1か月経った頃。通知方法は郵送で、自宅に合格証書が送られてきました。

受験の結果と感想

私の場合、1級と2級の併願受験で申し込んだのですが、午前中に2級の試験があり、お昼休みを挟んで1級の試験というタイムスケジュールでした。
午前中の2級の試験がウォーミングアップになったのと、お昼休みにもテキストの最終確認ができたので、1級の試験には落ち着いて臨むことができました。

ただ、合格はしたものの、「こうしておけばよかったかも」と思うところが一点。

私は、テキストの最初のページから勉強を進めていったのですが、「自分の気になるページから読み進めていけば、もっとスムーズに勉強できたかも」とやや反省。
というのも、テキストを読み進めていくと、苦手分野や覚えにくい部分が出てきたのですが、私の場合、苦手分野では勉強の進みが遅くなり、全てのページを勉強するのが試験ギリギリに…。
実際、時間が足りず覚えきれていない部分があり、試験中に少し焦る場面も。1級の出題数は60問ですが、答えに迷った問題が4、5問ありました。

1級は覚える範囲や分量が多いので、初めから全力で覚えようとすると時間が足りなくなってしまいがちです。まずは気になる分野や得意そうな部分から覚えていき、苦手分野の対策に時間を残しておくというやり方の方が、時間に余裕を持てていたかもしれないと感じています。

今から受験される方は、試験日が近づくにつれて「時間が足りないかも…」と焦らないように、興味のあるページから読み進めるというやり方もあると知っておいて、自分に合う方法で勉強を進めていただくのがおすすめです。

06
受験のメリットは?仕事や私生活への活かし方

日本化粧品検定1級は、化粧品の中身や成分、ルールを学ぶことに加え、ボディケアやヘアケア、ネイル、香り、オーラルケアまで幅広く理解した、“化粧品の専門家を目指す”資格とされています。

私も実際に受験してみて、美容の知識が一気に深まったと感じました。自分の化粧品選びで迷った時に、裏面の成分表をみて判断の参考にしたりと、私生活では日々役立っています。

また、当時携わっていた化粧品売場での接客でも、活かせる部分は多かったです。
自分が普段販売しているブランドやアイテムについては詳しくなっていっても、それ以外のアイテムについてお客様から相談を受けてもなかなか返答できませんでしたが、検定を通していろいろな分野や成分について学ぶことで、幅広いアイテムの特徴や良さを理解しやすくなりました。

1級の勉強には、なかなか気合いが必要でしたが、その分成長もあると思うので、時間をかけて勉強する価値があったなと感じています。

07
日本化粧品検定1級の例題にチャレンジ♪

私生活にも仕事にも活かしやすい日本化粧品検定1級。気になってきたけれど、受験するか迷っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最後に日本化粧品検定1級の例題をご紹介しますので、実際に解いて感覚を試してみてください♪

日本化粧品検定1級の例題にチャレンジ♪

答えは





4番の「ブチルパラベン」です!正解できましたか?
答えと詳しい解説も出てくるので、例題を見てみるだけでも勉強になりますよ!

日本化粧品検定1級の例題にチャレンジ♪

例題は日本化粧品検定のホームページからいつでもチャレンジできます。他にも例題が載っているので、気になった方はチェックしてみてくださいね。

私も実際に受験してみて、メリットが多く感じられたので、日本化粧品検定1級は、美容やコスメの専門性を高めたい美容関係の仕事の方におすすめの資格だと感じます。
また、専門的な内容も多く勉強は大変ですが、しっかり学べば初心者の方でもコスメのプロを目指せる資格なので、興味が湧いた方は次回の検定に挑戦されてみてはいかがでしょうか。
まずは、腕試しに3級・2級からチャレンジいただくのも良さそうですね!

【第19回】日本化粧品検定1級・2級は、2022年11月27日(日)実施予定!
興味のある方はチャレンジしてみてください♪

EDITOR

DEPACO編集部

エディター KATOCO

日本化粧品検定1級は、“化粧品の専門家”を目指す資格。専門的な内容を学ぶのには時間と気合い(?)が必要ですが、その分得るものも多い資格だと思います!
肌悩み
  • 脂性肌
好きなメイク
  • 透明感アップメイク
コスメの悩み
  • 皮脂によるベースメイク崩れ

入社後1年半、コスメのセレクトショップ「アミューズ ボーテ」で接客担当として勤務。美容への探究心から日本化粧品検定1級・コスメコンシェルジュ資格を取得。“無理せずキレイにきちんと見える”を合言葉に、時短のケア・メイクを追求中。ミニマリストに憧れて、断捨離がマイブーム。

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