太陽の光と明るい空のもと、快活に明るい気分で過ごすイメージが浮かんだという山野辺さん。「晴れの日には、樹木や花が存分に香りを放っているイメージがあります。森林浴を思わせるさわやかな香りや、前向きな気持ちをもたらしたり、頭をすっきりクリアにしてくれたりするハーブやスパイスの香りもおすすめです」。 〈SHIRO〉の「スパイスオブライフ パフュームディフューザー リキッド」は、ベルガモットやカルダモン、ブラックペッパーが印象的。
「ピリッと刺激的なジンジャーも入っているので、前向きな気持ちを呼び覚ますブレンドです。“感性を刺激しながら癒しの空間へと導く”というテーマの香りですが、刺激と癒しが一体になっているというのが晴れの日によく合います」。

〈バウム〉の「アロマティック ルームスプレー １ ウッドランド ウインズ」は、部屋にいながらにして森林浴の気分を満喫。
「樹木をテーマにしたこちらのブランドには、思わず深呼吸したくなるような香りが揃っています。晴れた日の山や森に分け入った時の、あのリラックスする感覚をもたらしてくれるんです」。

シトラスとバジルが主張する〈ジョンマスターオーガニック〉の「C&Bボディミスト」も、気分をアップ。
「頭をクリアにしてくれるレモンやオレンジと、集中力やバイタリティをアップするバジル。このミストのコンセプトである“リブート(再起動)”という言葉が、まさにイメージ通りの香りなんです」。

「湿度が重く、静かで、少しさびしい感じもある……。曇りの日にはそんなイメージがあります。人によっては、ちょっと落ち込んでしまうことも」。セレクトしたのは、そんな時に気分転換を図るべく手に取りたい香り。「明るさや華やかさのあるハーブや柑橘で、気持ちを整えてみてはいかがでしょうか」。 〈アスレティア〉の「スイッチング アロマオイル MINDFUL LIFE」は、コットンに染み込ませ、ハンカチに挟んでおいたり、ポケットに忍ばせたり。
「精油は肌に直接触れるのがNG。でも、こうすると外出先でも気軽に楽しめるし、お守りのような感覚で香りを携帯できます。ベルガモットやオレンジ、ネロリがブレンドされているので、気分転換には理想的」。

〈ロクシタン〉の「ヴァーベナ オードトワレ」は、その名の通りヴァーベナが主役。
「カラッとしていて太陽の光が降り注ぐ南仏地方の代表的なハーブで、とにかく明るいムードがあります。そこに、ローズやプチグレン、柑橘も。落ち込んだ気持ちを上向きにするには格好の組み合わせですね」。

〈THREE〉の「エッセンシャルセンツ 04 SPIRIT OF EDEN」もエネルギーをくれる香り。 「元気が湧くカルダモンに、おだやかでしっとりとした心地のいい香りで包むベルガモット。そこへ華やかでハッピーな印象のゼラニウムも。ポジティブな気持ちを応援してくれるような、理想的なブレンドです」。

水分を含んだ土や木の香りが生きてくる雨の日。「外出となると煩わしい雨も、家の中ならまた別。それに、雨音って人の心を穏やかにしてくれますよね」。香りのタイプはリラックス感を誘うものからシャープなものまでさまざま。「思い切っていろんなことを手放し、自分と向き合うひとときに、というイメージで選びました」。 落ち込みがちな気分をリフレッシュするなら〈アヴェダ〉の定番、「ローズマリーミント ソイワックス キャンドル」。
「ローズマリーは頭脳明晰な覚醒系。さわやかなミントも加わり、頭のモヤモヤを解消してすっきりクリアに。キャンドルなので、半身浴の時間などに取り入れてみてはいかがでしょうか」。

〈トム フォード ビューティ〉の香りの中でも、ひと際甘くどっしりとした「バニラ ファタール オード パルファム スプレィ」。
「バニラを基調に、アンバーやウッディをプラスした香調です。“今日は家でゆったり過ごして、自分をとことん甘やかそう！”という時にうってつけの香りですね」。

〈アロマセラピーアソシエイツ〉の「アルティメットウェルビーイングＮ」は、10種のバス&シャワーオイルがセットに。
「今日はどれにしようかと、気分や好みで選ぶことができるのも魅力。中でも、“マインド”と名付けられた香りがいち推しです。カモミールとフランキンセンスに、ローズマリー、ローズウッド、プチグレンのブレンドで、集中力を高める時間にぴったりです」。

PHOTOS：ANNA MIYOSHI(TRON)
STYLING：SAEKO SUGAI
TEXT：LEONA KAWAI
SPECIAL THANKS：OCUCCI BOUTIQUE
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