産後、特に気になったことはなかったんですが、子どもと一緒にお風呂に入るので、出た後に自分のスキンケアがすぐにできないことが悩みでしたね。なので、すぐにお手入れができないお風呂では顔を洗わないようにして、家の片付けをして子どもを寝かしつけてから顔を洗って、スキンケアするようにしました。でも早くさっぱりしたくて洗う時などはお風呂を出る前に美容液のようなオイルをつけて、できるだけ肌が乾燥しないように気をつけています。

1人目も2人目もそんなに体形の変化はありませんでしたが、1人目の時は蕁麻疹(じんましん)が出たこともありましたし、1歳4カ月ぐらいまでは夜も3時間おきくらいに子供が起きちゃうので、とにかく睡眠不足でした(笑)。2人目の時は骨盤のぐらつきが気になったり、日々抱っこしていると腰に負担がかかったりするので、体のメンテナンスは大事だなと感じるようになって、月に1回は鍼灸院に行くようにしています。“癒やし”というより体が“ラク”になることを重要視している感じです。
あと運動などはしていませんが、昔からのクセで足やふくらはぎなど体を触ってほぐしたり、ストレッチしたりするのが好きなので、開脚や凝っているところを伸ばしています。

やっぱり保湿はしっかりやりますね。ふき取り化粧水を使ったほうが肌の調子がいいので、ふき取った後に保湿性の高い化粧水をしっかり使うようにしています。あと、もともと肌が荒れやすかったんですが、発酵食品や麹を摂るようになってから、肌も落ち着くようになりました。

夫は仕事柄、昼食はファストフードやラーメンのようにパパッと食べられるものになることが多くて、せめて夕食はちゃんとしたものを食べてほしいと思っていたんです。大切な人には健康でいてほしいじゃないですか。
女性だったら豆腐ハンバーグはヘルシーでおいしいと思えますが、多くの男性は肉のハンバーグがいいんですよね(笑)。夫も健康的なものがあまり好きではないので、そういった食事を出すと気分が下がってしまうんです。
食事の時間って質だけでなく、楽しいとかおいしいと感じることも大事だと思っていて、ある時に麹調味料で料理を作ったら「おいしい」と言ってくれて。調味料を変えるだけで健康的なものを食べてくれると実感してから、ちゃんと取り入れるようになりました。

1人目の妊娠中に自分でも作れるように麹調味料の勉強をして、レッスンもやっていたんですが準備も大変ですし、他の仕事もあったので、なかなかみなさんに伝えることができなくなってしまいました。でも自分のライフスタイルには麹が欠かせないものになっていて、改めて簡単においしくなるし、体にも良いものだからやっぱり伝えたいと思うようになり、プロダクトを作ることにしたんです。手軽にご飯もおいしくなるし、調味料をひとつの栄養素みたいな感覚で取り入れてもらえたらいいなと思っています。

1. 〈アディクション〉ザ マット リップ リキッド(020S) 税込3,520円

   メイクは年齢を重ねるごとにどんどん薄くなってきて、アイメイクもちょっとアイシャドウを塗るぐらいで、アイライナーもマスカラも使わなくなっています。ただ唇はそのままだと顔色が悪く見えてしまうので、リップは一番欠かせないアイテムだと思っています。この「020S Pure Rosewood」の色味は何年もリピートするほど気に入っている色です。

   
   
   
2. 〈NOCHINO OPTICAL〉NOCHINO #6 CLEAR SMOKE OLIVE × GREY GREEN TO D.GREY(調光モデル) 税込35,200円

   ※DEPACOではお取り扱いがございません。あらかじめ、ご了承くださいませ。
   
   太陽が当たるとレンズの色が変化する調光レンズを使っているサングラスです。目からの紫外線も肌によくないと聞いてからちゃんとかけるようになりました。色が変わるので室内でも外さなくていいので便利です。福井県の眼鏡の職人さんがひとつずつ丁寧に作っているブランドなので作りもしっかりしています。肌が白い私でもかっちりしすぎない、柔らかい感じになるこのカーキの色味も好きです。

頑張り過ぎないでほしいですね。あとは周囲の人にもっと頼っていいと思います。私自身は子育てに対して、何かをサポートしてもらうことはそんなにありませんでしたが、同じタイミングで出産した親しい友人が多かったので、子どもたちを遊ばせながら友人と過ごす時間を持つことができたのは良かったですね。それが息抜きにもなりました。近所に住んでいる友人が多いので、今でも週末はそんな風に過ごすことが多いです。直接的なサポートではありませんが、今の自分と似ている状況の友人と話すと気持ち的な息抜きになりますし、気を遣わなくていいじゃないですか。なので、気の許せる友人にたくさん会ってもらいたいな、と思います。

もっとクリエイティブな仕事がしたいと思っているので、自分で決めるというよりは機会をいただけたら、ジャンルにこだわらず取り組みたいですね。あとはおばあちゃんになっても続けていきたいと思える〈長屋/NAGAYA〉というブランドも作れたので、もっと認知度を高められる活動もしていきたいと考えています。
私の子どもやスタッフの子どもたちも巻き込みながら活動できたらいいなと思っているんです。それはママたちが何かに楽しく取り組んでいる姿や過程を子どもに間近で見てほしいということもありますし、チャレンジしていく姿を一緒に感じてほしいから。子どもがいるからできないというよりは、どうしたら子どもを連れていてもできるかという思考で頑張っていきたいです。

長屋さんの、朝起きてから仕事をスタートするまでと、仕事が終わった後から寝るまでの家での過ごし方について教えていただきました。

前編では仕事や子育てに対するこだわりや、子育てする中での変化について伺いました。

＜長屋なぎささんプロフィール＞
アパレル会社でeコマースやプレスを担当した後、ライフスタイルプランナーとして独立。企業のディレクションやアドバイザー、ビジュアル監修、ライフスタイルアイテムの商品企画など、多くの企業とコラボレーションし、幅広く活躍中。2021年には会社を立ち上げ、麹甘酒／麹調味料ブランド〈長屋/NAGAYA〉を運営する傍ら、インナーウェアブランド〈PALM (パーム)〉のディレクションを手がける。プライベートでは2児のママ。

編集／㈱メディアム 成田 恵子、執筆／北村 文、撮影／Suat Koylu

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