【後編:歌人・伊藤紺さんにインタビュー】なんでもできる気がするから午前中が好き。癒やされる時間の過ごし方とは?〈十人十色の美衣食住〉
07
スキンケアやメイクで気をつけていることはありますか?
紫外線が気になるので日焼け止めはこまめにつけるようにしています。
化粧水は、自分の肌に合うものがあまりなくて、いくつか昔から気に入っているものをコンディションに合わせてローテーションして使ってます。肌の状態によっては白色ワセリンのみ。
美容液も乳液もまだ合うものを見つけられていなくて…。化粧水の上にクリームを塗るのみです。
ベースメイクはファンデーションを使うとくずれてしまうことが多く、カバー力の高いメイク下地を使って、気になるところにコンシーラーをなじませてます。
手前から:
- 〈オサジ〉ニュアンス フェイスカラー(12) 税込3,190円
■購入できる店舗を探す(DEPACO取り扱いなし)→
※DEPACOでは別のカラーの販売がございます。
- 〈オサジ〉ニュアンスリップバーム(08) 税込3,190円
フェイスカラーはもらったものの、この色を自分の顔にどう使ったらいいかわからなくて、しばらく放置していました。
先日イベントの仕事でメイクをしてもらったときに、担当してくれた方が「チークに青みのあるピンクを入れると透明感が出る」と言って塗ってくれて、仕上がりがめちゃくちゃかわいくて。それ以降、チークとして愛用しています。
08
愛用されているアイテムを教えてください。
ネイルはわりとよく塗りますね。爪が赤ちゃんみたいに小さいので、しっかりした色味をつけると形が余計に目立っちゃうんです。なので透け感がある色味が多いです。
左から:
- 〈オサジ〉アップリフト ネイルカラー(31) 税込2,090円
- 〈オサジ〉アップリフト ネイルカラー(34) 税込2,090円
- 〈THREE〉ネイルラッカー(17) 税込2,420円
- 〈アディクション〉ザ ネイルポリッシュ(生産終了)
※こちらの商品は現在「ザ ネイルポリッシュ +」にリニューアルしています。
オサジの31番のネイル「Straw〈ストロー〉」はすごく透けている水色で、サイン会などでも「どこのネイルですか?」とよく聞かれます。ラメが多色なのもかわいくて気に入っています。
左から:
- 〈PAPIER LABO.〉和紙香 TEA TREE(RED) 税込1,760円
※DEPACOではお取り扱いがございません。あらかじめご了承ください。
- 〈イッセイ ミヤケ〉ロードゥ イッセイ プールオム オードトワレ(40mL) 税込7,920円
- 〈ディプティック〉オードトワレ ド ソン(50mL) 税込16,940円
- 〈THREE〉エッセンシャルセンツ 05 AFTER THE RAIN(9mL) 税込5,390円
和紙香は紙のお香で小さくて薄いので、財布などに入れる人もいるそうです。わたしは仕事終わりや休憩時、本を読むときに火をつけて使うのが好きです。
〈ディプティック〉の「ド ソン」はここ数年一番のお気に入りです。学生時代はフェミニンな香りも好きだったのですが、年齢を重ねるにつれてだんだん違和感を感じるようになってつけなくなりました。最近はエキゾチックな甘い香りか、ユニセックスに多いすっきりした香りに惹かれます。
09
体形維持や健康のために食事や運動で心がけていることはありますか?
小麦粉が体に合わないので、体調管理のためにお米と味噌汁を基本にした食事を作っています。
生まれつき腸の調子があんまりよくなくて…。ごぼう茶、めかぶ、豆乳グルトなどがわりと合ってることがわかってきたので、全然好きではないんですがよく食べてます。
運動は昨年までジムに通っていました。マシントレーニングを中心に、パーソナルで教えてもらったことで、その運動がどの筋肉に効いているのかがちょっとずつわかるようになって。これまで全く運動をしてこなかったので新鮮でした。
今は気になるときに自宅でストレッチやトレーニングをちょっとしてるくらいですが、以前より調子がいい気がしています。
10
癒やされると感じるのはどんな時ですか?
朝は「今日1日なんでもできる!」という気分と可能性に満ちた時間帯なので幸せです。なので午前中はすごく調子がいいですね。
目覚まし時計が嫌いです…。学生時代、決まった時間に起きなければいけない生活を長いこと強いられてきましたが、そういう生活が本当に苦手だったので、そこから解放された喜びがいまもずっと続いている気がします。
11
気になっているものがあったら教えてください。
最近、眼鏡が好きですね。そのものの見た目が好きというのがあるのですが、かけるのがなんか楽しくて、もうひとつほしいと思っているところです。フレームが細いタイプやリムレスも周りがしてるのを見ててかわいいなって。
今日つけているのは3年ぐらい前に作った眼鏡で、先日視力検査をしたら0.2しか見えてないと言われて、あんまり眼鏡の意味がなかったことが発覚しました…。なので最近コンタクトも作りました。
いままで視力が0.1以下とは知らず裸眼で生きていたので、突然1.5になったら、街がCMみたいでびっくりしました。
細部の細部までかたちがあって、人の顔もみんなものすごくちがう。雲もすごくきれいで、iPhoneで写真を撮ったんですが、少し古い機種だからか全然うまく写らなくて。みんなが機種を新しくする理由がちょっとわかりましたね。
よく見えるようになって視界がずっと新鮮なので、短歌にも変化が出てもおかしくはないよなって思ってて。次作では妙に“よく見えている”かもしれません(笑)。
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今後挑戦してみたいことはありますか?
一人で出かけることでしょうか。昔は一人で飲みってどこを見たらいいのか分からなくて退屈だったんですけど、最近いきなり楽しくなってきて。周りのカップルとか、親子の話とかを盗み聞きしてます。
でも、旅行となるとやっぱり億劫です。高校時代は一人で京都に遊びに行くほどエネルギーがあったのですが、だんだん人と一緒のほうが楽しいと思うようになって。今も若干抵抗はありますね。いきなりは厳しくても、仕事で遠方へ行った時に延泊して遊ぶくらいなら一人でも楽しめそうな予感がしています。
基本的には一人大好きなので。自分がそのとき興味がある土地に仕事の合間とかにどんどん行けたらきっと創作にもいい風が吹いてくるのではないかと。
また、飲食店やホテルをあんまり自分で決めてこなかったので、店の外観を見て好みかどうかを見抜く勘が弱いんです。信頼できる人に勧めてもらうのも最高なのですが、店を見て、ここだ!と決める勘をゆっくり鍛えてみたいような気もしています。
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伊藤さんにとって、人には理解されないかもしれない(もしくは理解されなくてもいい)けど自己満足のためだけにやっていらっしゃる趣味や習慣などはありますか?
14
伊藤さんにとっての「美」とは?ご自身の生活のなかで「美」はどのような存在ですか?
前編では、伊藤さんの短歌をつくり始めたきっかけや歌になる瞬間について伺いました。
<伊藤紺さんプロフィール>
歌人。2016年より作家活動を開始。著書は歌集『気がする朝』(ナナロク社)、『肌に流れる透明な気持ち』、『満ちる腕』(ともに短歌研究社)。グラフィックデザイナー・脇田あすかとの展示作品『Relay』や、〈オサジ〉のヘア&ボディーケアシリーズ「Fall Bouquet」などブランドへの短歌制作、NEWoMan SHINJUKU「OPENING DAYS 2023SS」では特別展示「気づく」を開催し、書籍刊行以外にも活躍の場を広げている。
Instagram:@itokonda
編集/㈱メディアム 成田 恵子、執筆/北村 文、撮影/鈴川 洋平
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EDITOR
DEPACO編集部
エディター 高梨
旅行誌の出版社で編集職を10年以上経験。出産を機にキャリアを見つめ直し、今後は大好きな美容の情報発信をしたいという想いでDEPACO編集部へ。美容はスキンケアやベースメイクでの“土台作り”が好き。趣味は旅と料理。
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“十人十色の美衣食住”
ひとそれぞれ、さまざまな「美」を大切にされている方々に迫ります。
今回のゲストは歌人・伊藤紺さんです。たった31文字の中で表現される彼女の短歌は心のどこかにある感情や何気ない情景を呼び起こすものが多く、共感を覚える人の輪が広がっています。
後編では、愛用品やプライベートの過ごし方についてお話を伺いました。